Circuit2010 G1 CLIMAX SPECIAL
- 日時
- 2010年9月3日(金) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1950
MATCH REPORT
8月28日に急逝された故山本小鉄さんの追悼興行として開催された「G1 CLIMAX SPECIAL」開幕戦。
会場入り口前のロビーには献花台が設置され、大勢のファンが故人に花を捧げた。そして、第1試合開始前には、山本さんの功績を称えるVTRが公開され、追悼のテンカウントゴングが鳴らされた。
そんな中、第5試合のタッグマッチで、永田裕志&井上亘の青義軍が、高橋裕二郎&内藤哲也のNO LIMITと対決。ここで高橋は永田に強烈な張り手を食らわせて追い込むが、後半は永田が鬼神のごとき強さを見せて大逆襲。井上のアシストもズバリと決まり、最後は永田がバックドロップホールドで高橋をピンフォール。
試合後は、青義軍の結成1周年を記念し、IWGPタッグ王座への挑戦を表明。現王者組のジャイアント・バーナード&カール・アンダーソンをリングに呼び込んだ。だが、アンダーソンがガンスタンを永田に、バーナードがネックハンギングボムを井上にお見舞い。王座戦に向けて先制した形となった。
第6試合は、真壁刀義&棚橋弘至&後藤洋央紀vs中邑真輔&矢野通&田中将斗の6人タッグマッチ。この試合は大荒れの様相となり、最終戦の神戸大会でIWGPヘビー級選手権試合を行なう真壁と田中が激しくやり合う。さらには、棚橋と矢野、後藤と中邑も激戦を展開。その流れの中で後藤が捕まり、最後は中邑のボマイェを食らって轟沈した。
試合後、矢野がイスを持って棚橋に襲い掛かると、突如として現われたTAJIRIがグリーンミストで救出。それぞれの思惑が交錯した予断を許さない状況に陥った。
メインイベントは、IWGP Jr.ヘビー級選手権試合・プリンス・デヴィット(王者)vsケニー・オメガ(挑戦者)。この一戦は、抜群の身体能力を誇る両者が躍動し、戦前の予想を上回る白熱の好勝負となる。
破天荒な攻撃を得意とするオメガは、雪崩式クロイツ・ラスの大技を狙う。だが、デヴィットはなんとかオメガを振り払い、間髪入れずにダイビングフットスタンプを投下。そこから改めてダイビングフットスタンプを放って追撃すると、ジャンピングスピンキックからブラディサンデーと繋ぎ、王座を防衛した。
そして、全試合終了後、山本さんを追悼するスペシャルVTRが上映され、ファンが大きな「小鉄」コールで愛すべき鬼軍曹に最後の別れを告げた。
RESULT
- 山本小鉄さん追悼セレモニー
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第0試合 15分1本勝負
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三上 恭佑
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高橋 広夢
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第1試合 20分1本勝負
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第2試合 20分1本勝負
邪道 復帰戦 -
第3試合 20分1本勝負
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第4試合 20分1本勝負
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第5試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ -
第6試合 30分1本勝負
スペシャル6人タッグマッチ -
第7試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (第60代王者)
- (挑戦者)
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プリンス・デヴィット
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ケニー・オメガ
17分29秒 ブラディサンデー→体固め
※王者が2度目の防衛に成功 - 鬼軍曹よ、永久に! 山本小鉄さんに捧げるメモリアルVTRを上映