試合開始前、1992年3月1日に山本小鉄さんと星野勘太郎が、12年ぶりにヤマハブラザーズを復活させた模様が上映された。
　
　序盤、本間が逆水平チョップ連射、トーキック、ハンマーブロー。しかし小島は動じず、ネックブリーカー、エルボースタンプ、キャメルクラッチで反撃。そして、エルボー合戦で打ち勝ち、チンロック、DDTに繋げる。
　劣勢の本間はブレーンバスターで反撃し、逆水平チョップ連射、串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャー、ミサイルキックと畳み掛ける。
　さらに本間は串刺し攻撃を狙うものの、かわされてコーナーに激突。小島は、串刺しエルボー、エルボードロップ、ダイビングエルボードロップで追い討ちをかける。
　それでも本間はチョップで反撃するが、小島はすぐにコジコジカッターで逆襲。これでダブルダウン状態となる。
　その後、本間がチョップ、張り手から追走式エルボー。さらに、ラリアット、ボディスラム、コケシで追撃する。
　そして本ラリアットを放つものの、小島が受け止める。さらに小島は2発目のラリアットをラリアットで迎撃し、後頭部へラリアットを発射。最後は、正面からウエスタンラリアットを叩き込み、本間を倒した。

小島「久しぶりだな？　本間。懐かしいよ、懐かしい。でも悪いけどさ、懐かしんでるヒマねぇんだ。本間、悪いけど、おまえのことは凄いと思ってるし、一生懸命頑張ってると思うし、全日本時代とはまったく違うって思ってるし。悪いけど、いまは本間を見てる場合じゃないんだな。先に、大きな目標がある。IWGPのチャンピオンシップが決まっている。こんなにモチベーションの上がることはないよ。いままでいろんなアピールしたり、そういうことしてベルトの挑戦までこぎつけるけど、今回はもう決まってる。真壁でも田中でもどちらでもいい。どちらかに挑戦することが決まってる。そして、そのどちらかに俺が勝ってチャンピオンになることも決まってる……俺が勝手に決めたことだ。ただ俺は有限実行してきたぞ。『G1 CLIMAX』の時もそうだ。宣言して優勝した。次もベルト獲るって宣言してやる。……山本小鉄さんにこういうかたちで、『G1 CLIMAX』の最終日でもお会いしたけど、またこうやってお見せできる機会があったことは幸せなことだと思う。こういう大会に出れたことも幸せだと思う。これからもプロレス界を見守っていってほしいと思います。(「言っちゃうぞバカヤロウを今日も封印していましたが?」)　そんな余裕がないんだよね。それが本間だろうが誰であろうが、それが『G1』に出てる選手であろうが、そういうもんだよ。とにかくこのまま奇跡を。このままじゃ俺の奇跡は終わってないから。『G1』獲っただけじゃ俺の奇跡は終わってないから。これぐらいだったら誰でも出来るかもしれない。並みのレスラーでも出来るかもしれない。俺は並みのレスラーじゃないんだ」
　　
本間「俺さぁ！　俺の一人よがりで、全日本（プロレス）飛び出したとき、こんな後楽園のリングで小島のアニキと絡むとは、ホント思ってなかった。プロレスって、スゲーおもしろいね。……でも最近、新日本の強いレスラーにずっと負けてきて、勝ちがほしいって思ったけど。心の底から思ってたのかなって？　なんでかって言ったら、日本最強……いや世界最強の新日本プロレスで、全日本プロレスを中途半端なかたちで辞めてきたよ、小島聡に、大きい顔されたら、たまんねーだろ？　俺は、なんのために新日本でやってきたんだ。だから、いい試合はもちろん、スゲー心の底から勝ちてーと思った！　ある意味、俺、一人『G1 CLIMAX』、裏『G1 CLIMAX』だと思ってるから。また小島が出るとき、毎日だっていいや。明日は、タマちゃんだろ？　タマちゃんと替わったっていいよ。そのぐらい、大好きだからこそ、ブッつぶしたい！　それはいまの俺の立場、真壁にベッタリつーか。真壁しかいないって思うけど、俺は小島聡が来たことによって、勝手にスゲー思ってる。絶対、新日本のリングでいい顔させねーから。俺は、絶対勝ちたい！」