Circuit2010 G1 CLIMAX SPECIAL

日時: 2010年9月3日(金) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1950

第0試合 15分1本勝負

三上恭佑
高橋広夢

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

8月28日に逝去した故山本小鉄さんを偲ぶ追悼興行。大会開始前には、2008年12月18日に開催された「第2回昭和プロレス」のVTRが上映され、星野勘太郎とのヤマハブラザーズで奮闘する山本さんの雄姿が映し出された。
　また、リング中央には、山本さんが愛用していたプッシュアップバーが置かれていた。そして、会場入り口前のロビーには献花台が設けられ、大勢のファンが捧げた花で埋め尽くされた。
　
　そんな中、大会開始15分前から第0試合が行なわれ、三上と高橋が登場。
　ロックアップから高橋をコーナーに追い込んだ三上が、エルボー。これに高橋も応戦し、エルボー合戦、チョップ合戦が展開される。
　ここでは打ち負けた高橋だったが、三上をロープエスケープさせると、ストピング、フライングメイヤー。
　しかし、三上もすぐに反撃し、チョップ連打、エルボー連打。だが、高橋はショルダースルーで三上を投げ、逆片エビ固めを狙う。
　ところが、三上は下から反撃して阻止し、逆水平チョップ、串刺しエルボー、俵返しで追い討ちをかける。
　それでも屈しない高橋は、串刺しドロップキックから今度こそ逆片エビ固め。これを三上がロープに逃れると、ストピング、ボディスラム、ドロップキックと繋ぎ、フォールに行くもののカウントは2。
　これに対し三上は、スパインバスターで逆襲。そして、リング中央でガッチリと逆エビ固めを極める。
　ここでは仕留められなかった三上だったが、ボディスラムからもう1度逆エビ固めを極め、高橋に勝利した。

COMMENT

※三上はノーコメント　
　　
高橋「今日は山本小鉄さんが絶対見てくれてると思ったんで、意地でも勝ちたかったです。あれだけ色々アドバイスしてくれたり、下っ端の俺にも声をかけてくれたりして。凄い厳しい人ですけど、凄く優しい方でした。少しでも山本さんに認めていただける試合をしたかったんですけど。また負けてしまいました。次こそ絶対に、山本さんが自分に合格点をくれるぐらい絶対に勝ちたいと思います。自分は山本さんと同じぐらいの身長だったんで、山本さんは自分の事をいつも気にかけてくれてて、小さい人間には絶対可能性があるんだと言ってくださいました。俺も小さかったから、人の2倍も3倍も練習してこんだけでかくなったんだから。お前にも絶対出来るから。俺より大きくなれっていつも言ってくださってました」