@njpw1972
@njpw_nyao
新時代の幕開け。文字通りの死闘を制した棚橋が初防衛に成功！
2ヶ月連続の両国国技館大会となった「DESTRUCTION‘07」。そのタイトルが示す通り、リング上では新時代の幕開けを告げる“破壊”が行なわれた。
8月末にメキシコ遠征から帰国し、勢いそのままにわずか2ヶ月半でIWGPヘビー級王座への挑戦権を得た後藤洋央紀。デビュー4年目にして臨んだ“一世一代の大勝負”は、文字通りの壮絶な死闘となった。この日のために温存していたのかと思わせるような新技も飛び出し、終始押し気味で試合を進めていく。
しかし、劣勢が続く中、一点集中攻撃をしていた王者棚橋弘至の作戦が功を奏す。最後はリング中央でテキサスクローバーホールドがガッチリと極まり万事休す。だが、これが薄氷の勝利であった事を物語るかのように、棚橋は控え室で大の字となってしまった。
アメリカTNAとの対抗戦第1ラウンドが開戦！
今大会ではアメリカTNAとの対抗戦がスタート。世界最先端と呼ばれている“Xディヴィジョンの猛者”クリストファー・ダニエルズ＆センシは、稔＆プリンス・デヴィットと息をもつかせぬ、ハイレベルな攻防を展開。対抗戦特有の熱気から会場のボルテージが最高潮に達する中、トリッキーな動きが自慢のセンシが放ったゲット・スタンプがデヴィット、稔の順にヒットし勝負あり。日米Jr.戦争を制した2人の視線の先にあるのは“IWGP”だ。
予想以上の大荒れとなった矢野通とライノのタックル合戦は、自ら仕掛けた凶器が仇となった矢野に、ライノ必殺のゴアが炸裂。タイガーマスクがキリングスに不戦勝となったものの、新日本プロレスの連敗という結果だけが残った。全面戦争が行なわれるであろう1月4日東京ドーム大会は、背水の陣をしいて臨む事となる。
中邑、井上が復帰しIWGPをめぐる闘いはさらに激化！
今年7月、突然の置手紙を残して姿を消した井上亘が第1試合に登場。現IWGP Jr.王者の田口隆祐と激しい火花を散らし、最後はメキシコ土産の変型トライアングルランサーで田口を粉砕。試合後、リング上で挑戦表明したその表情は自信に満ち溢れていた。
8月12日「G1 CLIMAX 2007」決勝トーナメントの永田裕志戦で左肩を負傷し、欠場を続けていた中邑真輔が復活を遂げた。自らターゲットであると宣言した永田と激しくやり合い、ジャイアント・バーナードがそれをサポート。中西学を飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで仕留めて復帰戦を白星で飾ると、メイン終了後にマイクで王者棚橋を挑発。すると、そこへ真壁刀義も雪崩込んできて、リング上は一食即発の状況に。ドーム大会を見据え、ヘビー、Jr.共に、シングル王座をめぐる闘いは新たな展開に突入した。
