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今年7月、突如置手紙を残して消息を絶ち、単身メキシコへ渡っていたという井上が両国大会の第1試合に登場。最後に入場してきた井上は、花道でリングに向かって一礼し、大声援を浴びながらリングイン。
先発を買って出た井上は、IWGP Jr.王者田口とマッチアップ。すると、井上はいきなりスタガリンブローを見舞って田口を大の字にすると、トライアングルランサーで捕獲。これは裕次郎がカットする。
そして、金本が場外で裕次郎を分断する中、井上は再度トライアングルランサー。田口が意地で耐え続けると、金本を蹴散らした裕次郎のカットが間に合う。
田口も井上のチョップに応戦していくが、これは井上が競り勝つ。劣勢の続いた田口はコーナーを駆け上がってのミサイルキックで井上を後退させ、裕次郎の元へ。
裕次郎は勢い良く飛び出して井上にラリアットからカバー。だが、井上はカウント1でキックアウトし、突進して来た裕次郎をいなして変型のリバースDDT。さらにバックドロップ2連発。大の字となった裕次郎を無理やり起こして、もう1発バックドロップ。
井上の勢いに押された裕次郎だったが、水車落としで反撃して田口の元へ。
するとここで金本が出てきて田口にソバット、ハイキックを放って井上をアシスト。井上と田口は気迫のこもったエルボー合戦から、井上がスピアー。ここで裕次郎がリングインし井上にスピアー。そして、井上にトレイン攻撃から田口がコーナー最上段に上がると、金本が雪崩式フランケンシュタイナーで田口をリングに落とす。そして、井上は金本との合体のスタガリンブローで田口を叩きつけ、変型のトライアングルランサーへ。田口はたまらずギブアップし、井上が復帰1戦目を見事なまでの白星で飾った。
試合後、井上は「田口、お前のベルト、俺がもらうぞ！」と力強いマイクアピール。そして、金本と2人で堂々の勝ち名乗りを上げると、4方に礼をしてリングを降りた。
