第3試合はザ・DKCvsクラーク・コナーズのシングルマッチ。昨日のワシントンD.C.大会で試合後にDKCを制裁したコナーズだが、その後、デビッド・フィンレーの勧誘を受けて電撃的なBULLET CLUB入りを果たしている。昨日の出来事を受けてのこの一騎打ち。どのような結末を迎えるのか?
まずかかったのはフィンレーの入場テーマ曲。そのフィンレーの先導を受けながらコナーズの入場だ。BULLET CLUBのタンクトップを首から引っ掛け、黒い革パンツとコスチュームも一新したコナーズは、花道でフィンレーとTOO SWEETを決めてリングに上がる。ここでフィンレーがマイクを持つ。
「約1週間前、俺のBULLET CLUBから、不忠実で役立たずのELPを追放した。(※客席から“ELP”コールが聞こえてくると)だが昨晩、新しい忠実でハングリーなキラー、クラーク・コナーズを新たに迎え入れた。(※客席からブーイングが起きると)オイオイ、彼の凄さを認めろよ。何年もの間、コイツはブレイクスルーをかなえようとしていた。そして、一瞬にして自分の人生を永遠に変えるチャンスを掴んだんだ。なぜかって? それは、クラーク・コナーズがデビッド・フィンレーを信じたからだ。オマエらも見習うべきだな。クラーク・コナーズの野望はインターネットでクールに振る舞うことではない。このゴミみたいな街をホームと呼ぶオマエらみたいなバカに、アピールすることでもない。クラーク・コナーズの野望は、チャンピオンになることだ。長い間、コイツは見下され、不当な評価を得てきた。俺と同じだ。実際、俺たちのようなヤツは他にもたくさんいる。なぜ俺がこういった変革を起こしているか知りたいか? なぜなら俺は記録上初めて、BULLET CLUBに入る前にBULLET CLUBを掌握していた最初のリーダーになるからだ。忠実でないヤツは不要。キラーだと俺が感じないヤツは不要。俺の気に入らないヤツは死人も同然、不要だ。俺のBULLET CLUBに必要なのは、キラーと獰猛なヤツのみ。さぁ、チビのザ・DKCを連れてこい。クラーク・コナーズが昨日の決着をつけてやる」
フィンレーのマイクが終わり、入場曲がかかると駆け足でリングに飛び込んできたDKCはゴングを待たずに飛び蹴りで先制。エルボーを打ち込んでコナーズをコーナーに追い詰めると、上半身を捕まえてチョップを連打だ。
さらにサンセットフリップを3連発と速攻勝負を仕掛けるDKC。そして、マウントポジションを奪うとコナーズを殴りつけていく。しかし、これを跳ね除けたコナーズはパワースラムで反撃だ。コナーズはDKCをコーナーに追い詰めショルダータックルを連打。そしてコーナーに振ってからラリアットを炸裂させる。
さらにコナーズはコーナーに投げ飛ばして叩きつける。だが、DKCも続くコナーズの攻撃をかわして飛びつきの回転十字架固め。さらにゆりかもめに捕獲する。コナーズがこれを逃れるとトラースキックだ。
しかし、コナーズもすぐさまカウンターのスピアーで反撃。ダウンしたDKCから距離を取って、立ち上がったところでもう一発スピアーを炸裂させる。さらにスピアーを食らわせたコナーズ。あえてフォールにはいかずにDKCが立ち上がるのを待つ。しかし、DKCはなかなか立ち上がることができない。
ようやくDKCが立ち上がってくると4発目のスピアーを発射したコナーズ。もはやDKCに返す力は残っておらず、コナーズがフォールにいき3カウントを奪い、BULLET CLUB入りしての初戦を勝利で飾ったのだった。