第5試合は当初、ロッキー・ロメロのパートナーはフレッド・ロッサーであったが、昨日のワシントンD.C.大会で暴挙を働いたジュース・ロビンソンに代わって、IWGP USヘビー級王座ナンバーワンコンテンダートーナメント1回戦でランス・アーチャーと闘うことになったため、ホミサイドに変更となった。対するはIWGP世界ヘビー級王者となったばかりのSANADAと金丸義信のJust 5 Guysのコンビ。昨日も金丸が高橋ヒロムからフォール勝ちを奪っており、勢いに乗った状態でアメリカでの第2戦に臨む。
試合前、酒飛沫を放った金丸を見て、ロッキーはそのウィスキーを寄越すように要求。金丸から渡されると匂いをかいだロッキーだったが、飲まずに金丸に返却。そして先発はホミサイドとSANADAでスタートだ。
まずはロックアップで組み合うとリストの奪い合いからグラウンドへ。ホミサイドがSANADAの左足首を痛めつけると、足を固めながら耳や口をそろりと触っていく。一旦ブレイクすると、再びグラウンドの攻防へ。SANADAがヘッドロックを獲ったところで両者立ち上がり、ホミサイドがコーナーに押し込んでブレイクだ。ここでホミサイドは手を差し出して握手を求める。
警戒していたSANADAだったがようやく握手。しかし、ホミサイドはキックを放ってくる。これを察知していたSANADAは蹴り足をキャッチ。早くもパラダイスロックを仕掛けるが、ホミサイドもすぐに逃れて、両者ロッキーと金丸にタッチだ。
金丸はロッキーをヘッドロックに捕獲。しつこく締めて離さない。そしてショルダータックルを食らわせると、ドロップダウンしたところを再びヘッドロックに捕獲だ。ロッキーは脇腹にエルボーを入れて逃れると、もう一度ヘッドロックに来たところをバックドロップで切り返す。
しかし、金丸は後方に着地してまたもヘッドロックだ。これも逃れたロッキーにしつこくヘッドロックを仕掛ける金丸。だが、ロッキーも今度はバックドロップで叩きつけてホミサイドにタッチだ。
金丸はそのホミサイドに低空のドロップキックを炸裂させると足4の字固め。ここはロッキーがカットに入る。そしてロープに振るとガットショットだ。しかし、金丸もロープを緩めて場外にロッキーを転落させる。そこにホミサイドがラリアット。金丸を場外に追い落とし鉄柵に叩きつける。
そして金丸をリングに戻すと左の指に噛みつき攻撃をしてからロッキーにタッチ。ロッキーも噛みつき攻撃を食らわせると、トップロープとセカンドロープの間に金丸の体を引っ掛けて、コーナーからミサイルキックだ。
そしてタッチを受けたホミサイドがダブルアームスープレックス。だが、コーナーに追い込んだところで金丸がボディスラムで反撃。ならばとホミサイドはスリーアミーゴスだ。そしてロッキーにタッチ。
ロッキーは金丸をコーナーに振るとフォーエバーラリアット。しかし、金丸もビッグブーツで迎撃し、飛びつきの旋回式DDTを炸裂させる。そして、ようやくSANADAにタッチ。SANADAはドロップキックからコーナーでロッキーの蹴り足をキャッチ。パラダイスロックを仕掛ける。
これを逃れたロッキーはチョップで反撃するが、SANADAはロープに飛んだところをファイヤーマンズキャリーで捕獲する。そこにホミサイドがカットに入ってくるが、SANADAは冷静にドロップキックを打って、これを排除だ。
そして邪魔者がいなくなったところでついにロッキーにパラダイスロックを極めると、そのケツ目がけて低空のドロップキックを発射。さらにバックドロップを放ったSANADA。しかし、ロッキーはこれを後方に着地してノミスギ・ニーを放ってホミサイドにタッチだ。
そしてロッキーの串刺し式ラリアットからホミサイドがSANADAにエクスプロイダー。そして保にサイドはダ・コップ・キラーの体勢に。だが、SANADAはこれを踏ん張ると、ホミサイドがロープに飛んだところをファイヤーマンズキャリーでキャッチして、そこからSkull Endに捕獲する。
これはロッキーがカット。ロッキーはSANADAをティヘラで投げ飛ばし、金丸には反転式のキックを炸裂させる。そして、場外に落ちた金丸にはトペ・スイシーダだ。一方、息を吹き返したホミサイドはダイヤモンドカッターからもう一度ダ・コップ・キラーの体勢に。
しかし、これを回避したSANADAはバックを奪うと、オコーナーブリッジ。見事に3カウントを奪い、SANADAが勝利を飾ったのだった。