第7試合は内藤哲也＆高橋ヒロムvsKENTA＆チェーズ・オーエンズのL・I・JvsBULLET CLUBのタッグマッチだ。SANADAが抜けたL・I・Jと、デビッド・フィンレーが新リーダーとなり、エル・ファンタズモを追放したBULLET CLUBと、両ユニット共再編成状態にある中、どのような闘いを見せるのか注目だ。

　先発はヒロムとチェーズ。二人が手四つで様子を見合っていると、背後からそれぞれKENTAと内藤が接近。二人は気づくが、ここは構わずBULLET CLUBの二人が攻め込んでいく。しかし、すぐさまL・I・Jが反撃。チェーズをダブルのクローズラインで倒すとサンドイッチ式の低空のドロップキックを炸裂させる。
　ここでヒロムは内藤にタッチ。内藤はチェーズの髪の毛を引っ張り、ヒロムが出てきて脳天にチョップだ。続いてヒロムも髪の毛を引っ張るが、内藤はフェイントをかましてから脳天にハンマーパンチ。そして、再びチェーズの髪の毛を掴んで引っ張る。ヒロムはセカンドロープからダブルアックスハンドルを投下し、チェーズの髪の毛にダメージを与える。
　そして場外に落ちるとヒロムが捕まえて内藤にトペを要求。しかし、内藤は寝転がってトランキーロポーズだ。ところが、ここでKENTAが内藤を襲撃。チェーズと二人がかりで内藤をいたぶる。そしてチェーズからタッチを受けると二人がかりの股裂きだ。
　KENTAは自軍のコーナーに内藤を叩きつけるとミドルキックを連発。続いてタッチを受けたチェーズは顔面にナックルを叩き込み、コーナーで突き出されていたKENTAの足に叩きつける。そしてKENTAにタッチだ。
　KENTAはニードロップを食らわせてから、フェイントをしてから内藤の頭を蹴り飛ばす。さらにネックブリーカーからスリーパーホールドに捕獲だ。しかし、内藤もマンハッタンドロップで反撃。ショルダーネックブリーカーを食らわせるとヒロムにタッチだ。
　ヒロムはエルボーの連打からKENTAの攻撃をかいくぐりティヘラ。飛び込んできたチェーズにも串刺し式ラリアットを食らわせ、KENTAが寄りかかっている方向のコーナーに飛ばす。そして、二人まとめて串刺し式ドロップキックだ。
　続いてKENTAにも串刺し式ラリアットを食らわせたヒロム。さらに低空のドロップキックで顔面に一撃を食らわせる。だが、KENTAはDDTで反撃。早くもgo 2 sleepを仕掛ける。これを逃れたヒロムはKENTAの蹴り足を掴んでドラゴンスクリューだ。ここでそれぞれ内藤とチェーズにタッチ。
　チェーズはハンマーパンチを連打するが、内藤もバックエルボーから低空のドロップキックで後頭部に一撃。そしてコーナーに飛ばすとチェーズを蹴り上げてエプロンに着地。そしてエプロンから一旦リングに着地してのフェイント式のドロップキックだ。
　続いて内藤は腕を掴んで得意のエルボー連打を食らわせようとするが、これをかわしたチェーズはココナッツクラッシュからソバット、ショルダーネックブリーカーを炸裂させる。続いてCトリガーを放ったチェーズ。しかし、内藤はこれをかわしてデスティーノを仕掛ける。
　チェーズはこれを防いでコーナーに叩きつけるとジュエルハイストだ。そしてKENTAが入ってきてトレイン攻撃からチェーズのCトリガーが炸裂する。ヒロムがカットに入ってくるとKENTAが場外に連行。その間にチェーズはパッケージドライバーの体勢に入る。
　しかし、内藤はこれを阻止してロープを踏み台にしたスイング式DDT。だがチェーズもこれを阻止してCトリガーだ。そして再びパッケージドライバーの体勢に。しかし、ヒロムが入ってきてこれを阻止だ。
　ヒロムはチェーズにガットショットからトラースキック。続いて内藤が延髄斬りを食らわせると、ヒロムもヒロムちゃんボンバーで続く。そして内藤が飛び込んできてジャックナイフ式のエビ固め。チェーズがキックアウトするとヒロムのアシスト付きのスイング式DDTを決め、最後はデスティーノを炸裂させてチェーズから3カウントを奪ったのだった。

　
ヒロム「ヤッター！ ヤッター！ ヤッターーーー！ ヤーッター！ オーマイゴーシュ、オーマイゴーシュ、オーマイゴーシュ、スーパーアンビリーバボー！ スーパーアンビリーバボー!! ワオ！ ワオ、サプライズ！ サプラーイズ！ ワオ！ ソー、ハッピー！ ソー、ソー、ソー、ハッピー！ アンビリーバボー！ オーマイゴーシュ！」
　

　
ヒロム「日本でやった『ALL STAR Jr. FESTIVAL』がまさか、ここフィラデルフィアでやれるとは思いませんでした。これもきっとロッキーが頑張ったんでしょう、ね。日本のね、ジュニア、闘いを見て、ロッキーもやりたいと言ってたのは聞いてましたよ。本当にでも、開催されるとは思いませんでした。しかもココ、フィラデルフィアで。楽しみで仕方がない。いやあ、どんな夢のカードが組まれるんだろう？」
　

　
ヒロム「そうだ、日本では外国人選手が呼べなかったからね。なぜ呼べなかったか？ それはやっぱね……まあ、交通費だよね。いろいろ掛かるんだ。そう、いろいろ掛かる。交通費とかねあとね、交通費？ 交通費と交通費。あと交通費もね。これはね、実際厳しい問題なんですよ。でも、ここアメリカでできるというのはそんな事は気にしないでいい。オレは出るよ。ロッキーさん、オレはもちろん出るからね。敵対してるチームなのに握手をした仲だ。もちろんロッキーさん、オレを出してくれる為にオレの試合の後（に発表するのを）選んだんだろ？ わかってる。ただただ、楽しみにしておくよ」
　

　
ヒロム「それからせっかくだ、アメリカにいるんだから言わせてくれよ。去年AEW『FORBIDDEN DOOR』、オレさ、試合カード組まれてたんだよ。しかもめちゃくちゃすごい選手とタッグでね。でもさ、オレが発熱しちゃったばっかりにね、行けなかったんだよ。でも今年もあるでしょ？ 6月かな、『FORBIDDEN DOOR』。ぜひ出たいよね。今日はさ、相手にBULLET CLUBがいたからダリルを連れてこなかったけどさ、いまダリルジュニアがアメリカ遠征中だからね。そこで凱旋帰国でもさせようかな？ 凱旋帰国じゃないな。“ダリルジュニア in USA”の力を見せる時が来るかな。いや、どうだろうね？ 組まれるかどうかもわからないからね」
　

　
ヒロム「でもね、アピールしておくよ。せっかくアメリカの試合だからね。アメリカのことを言いたいからね。コメントしました。それにしても『ALL STAR Jr. FESTIVAL in USA』、楽しみでーす」
　

　
内藤「昨日のワシントン、そして今日のフィラデルフィア。久々にアメリカで試合したけど、楽しかったよ。ただ、ちょっと疲れちまったな。カンサードだよ」
　

　
内藤「でも、この2日間で得たパワーをまた時期シリーズで発揮しますよ。もう、間近に迫ってるわけでね。今週の木曜日からシリーズ開幕でしょ？ オクパード、忙しいぜ。じゃあ次は今週木曜日、奈良県、コンベンションセンター、コンベンションホールで、またお会いしましょう。アディオス」
　
　
※KENTA、チェーズはノーコメント