試合後、突然ロッキーのテーマ曲がかかり、新日本のジャージを着たロッキーがリングに登場だ。内藤はロッキーとヒロムがやり合うと思ったのか、レフェリーのようなポーズを取りボディチェックをする。しかし、ロッキーは冷静にマイクを持つ。
ロッキー「待て待て待て。ナイトー、トランキーロ。(※ベルトを出すヒロムに対して)タイトルマッチ? タイトルマッチじゃない。ヒロム、闘うために来たんじゃないんだ。数カ月前、オマエは世界中のファンに、特別な約束をしたな。『ALL STAR Jr. FESTIVAL』をアメリカでやることを約束した。そうだろ?」
ヒロム「イエス!」
ロッキー「イエス。俺はちょっと裏側で動いて……今晩みんなに特別なサプライズを用意した。プロデューサーさん、映像を流してくれ」
ここで場内のスクリーンに、8月19日(土)に今回の会場でもあるフィラデルフィアの2300アリーナにて、『ALL STAR Jr. FESTIVAL U.S.A 2023』開催決定の映像が映し出される。
ロッキー「フィラデルフィア、8月19日、ここ2300アリーナで! 愛すべきこの街で、『ALL STAR Jr. FESTIVAL』をやるぞ! 驚きのチャントを頼むぜ。(※客席からチャントの嵐が巻き怒る。そしてロッキーは不貞腐れる内藤に対して)悪いが、ナイトー、これはジュニアのものだ。オマエはヘビー級だろ。次回な。よし、ヒロム、OK?(※と言って手を差し出すと、ヒロムも握り返す)。いいな、オマエと俺で、いいカードを集めよう。ありがとう」
ロッキーが去ると、アメリカでのジュニアの祭典開催決定に狂喜したヒロム。最後は内藤と拳を突き上げるポーズを決めて引き上げていったのだった。