メインイベントは当初のカードから変更となり、昨日のワシントンD.C.大会で3WAY戦を制して、STRONG無差別級タッグ王座を獲得したマーク・デイビス&カイル・フレッチャーのオージー・オープンが、石井智宏&リオ・ラッシュを相手に同王座の初防衛戦を行なう。4.8両国大会で獲得したIWGPタッグ王座と合わせてタッグ二冠王者となったオージー・オープンに、石井&リオの異色のタッグはどう挑むのか?
先発はリオとデイビス。ゴングが鳴るとリオは素早い動きを見せてデイビスを牽制。デイビスは触れることなくフレッチャーにタッチだ。フレッチャーはリオの胸を突き飛ばすが、リオはエルボーで反撃。フレッチャーの攻撃をかわして延髄斬りだ。
ここでフレッチャーはデイビスにタッチ。デイビスはリオに逆水平チョップを叩き込み、石井に出てくるように要求する。石井は体格差に怯むことなくエルボーで攻撃。ショルダータックルを放っていく。しかし、デイビスは倒れない。逆にデイビスのショルダータックルでふっ飛ばされてしまった。
ならばとリオが出てきて二人がかりで攻撃。リオがデイビス低空のドロップキックを食らわせると、ヒザをついたところに石井のショルダータックルが炸裂。フレッチャーにはリオが横切りながら撹乱し、石井が再びショルダータックル。倒れたところにリオがその場飛び式のフロッグスプラッシュだ。
しかし、デイビスは続くリオのスプリングボード式のティヘラを逆にパワーボム。リオは一回転して、腹からリングに叩きつけられてしまう。するとすぐさまフレッチャーが飛び込んできて、ダブルのチョップ。さらにフレッチャーがPK、デイビスがセントーンを投下する。
リオを自軍のコーナーに追い詰めるとタッチを受けたフレッチャーがボディブロー。さらにニュートラルコーナーに追い詰めて逆水平チョップだ。リオもエルボーで反撃するがダメージを与えられない。フレッチャーに軽々とボディスラムを決められる。
そしてフレッチャーはブレーンバスターの体勢に捕獲。そしてそのままデイビスにタッチして、リオの体をそのままの体勢でパス。デイビスがブレーンバスターでリオを叩きつける。オも果敢にエルボーで反撃するが、デイビスはチョップで黙らせ、青コーナーに叩きつけてまたも石井に出てくるように要求だ。
しかし、リオも引き下がらない。チョップとエルボーで攻め込んでいく。そしてデイビスのショルダースルーをエビ固めで切り返し、デイビスが倒れないと素早く避けてセントーンを自爆させる。
続いて出てきたフレッチャーの攻撃を掻い潜ると石井にタッチだ。石井はデイビスとフレッチャーの同士討ちを誘いながら、一人で二人を相手に奮闘。デイビスをショルダータックルでふっ飛ばす。
さらにフレッチャーのブレーンバスターを阻止するとバックドロップ。しかし、フレッチャーは石井の攻撃をかわしてエプロンに出すとドロップキックで場外に転落させる。デイビスもコーナーのリオを襲って場外へ。それぞれリオと石井を抱えるとリングサイドを走りながらその体をぶつけていく。
そしてフレッチャーは二人目がけてコーナーから場外に向かってのラ・ケブラーダを放とうとする。昨日自爆していることもあってデイビスが止める。一旦は思いとどまったかに見えたフレッチャーだったが、再びコーナーへ。しかし、これは石井が足を掴んで阻止だ。
そこにリオがコーナートップに上がって雪崩式のフランケンシュタイナーを炸裂させる。続いて石井も入ってきてトレイン攻撃。これはフレッチャーが足を突き出して防御するものの、リオはスプリングボード式のティヘラ。そして、石井が流れてきたフレッチャーにヘッドバットで一撃だ。
さらに石井がリオの体を前方に抱えたままフレッチャーにボディプレス。そしてリオが石井にタッチを受けてコーナートップに上がってカーテンコールを発射。しかし、フレッチャーはこれを避けてコーナーで待ち受けてトラースキック。続いてデイビスが入ってきてリオを捕まえて放り投げると、フレッチャーがコーナーからキックだ。
続けて合体技のAussKOを決めたオージー・オープン。リオがキックアウトするとデイビスにタッチ。そして、デイビスがリオの両脇掴んで高々と抱え上げて、次なる合体技を狙う。だが、場外から石井がフレッチャーの足を引っ張って阻止だ。
石井はデイビスとラリアットの打ち合い、さらに逆水平チョップの打ち合いを展開する。体格差を物ともせずに打ち合う石井。ここはさすがに押されたものの強引にブレーンバスターを決めてみせる。だが、デイビスも続く石井のラリアットを自分の腕をぶつけて阻止。バックドロップで叩きつける。
そこにリオが入ってきて、デイビスの攻撃をかいくぐりながら場外のフレッチャーにトペ・スイシーダ。続けてラ・ケブラーダだ。リング上では石井がデイビスと対峙。ラリアットの打ち合いを展開していたが、場外からリオが戻ってきてラリアット。石井もラリアットで続く。
そして雄叫びを上げた石井は垂直落下式ブレーンバスターへ。しかし、デイビスは逆にブレーンバスターを決め、続けてビッグブーツだ。両者ダウンという状況となるが、ここで石井はリオにタッチ。
リオは座った状態のデイビスにエルボーを連打。デイビスが立ち上がってくると張り手とエルボーのコンビネーションからカム・アップを放つ。だが、デイビスはこれをキャッチ。再びリオの両脇を掴んで抱え上げると、フレッチャーが走り込んできて、リオの足を跳ね上げて前方に叩きつける。
しかし、ここで石井が入ってきてフレッチャーを場外に排除。ならばトリオは寝転がりながらデイビスを蹴飛ばし、そのデイビスを捕まえた石井がジャーマンだ。続けてリオも飛びつき式のスイングDDTを炸裂させる。
そして石井のスライディングエルボーアタック、リオのカーテンコールが連続でデイビスに決まる。ここはフレッチャーがカット。ならばとフレッチャーを捕まえた石井とリオ。しかし、フレッチャーは二人を鉢合わせにすると、両者に向かってエルボーで攻撃だ。
しかし、石井は続くフレッチャーのトラースキックをキャッチしてバックを奪取。そこにリオがトラースキックを放ち、その威力を利用して石井がジャーマンだ。その石井にデイビスがジャンピングハイキックを炸裂させるが、リオがすぐさま足払いからのスピンキックを食らわせる。
そしてロープに飛んだリオ。だが、デイビスはカウンターのラリアットで迎撃だ。全員がダウンという状況となったが、先に立ち上がったデイビスはフレッチャーにタッチ。そしてリオにサンドイッチラリアットだ。
リオはこれを避けて同士討ちさせるが、デイビスに捕まりファイヤーマンズキャリーで抱えられてしまう。デイビスはリオを前方に落とすと、そこにフレッチャーがキック。しかし、この蹴り足をキャッチしてデイビスにぶつける。そして動揺したフレッチャーにスクールボーイだ。
しかし、これをキックアウトしたフレッチャー。すぐさま立ち上がってデイビスとダブルのビッグブーツでリオの顔面をサンドイッチだ。そして必殺のコリオリスの体勢に入ったオージー・オープン。
しかし、石井がカット。ならばとオージー・オープンは石井を捕まえて、両サイドからエルボーを放つ。これを石井は避けて同士討ちさせることに成功。石井はデイビスをエルボーで殴り倒し、フレッチャーには延髄斬りだ。
そしてブレーンバスターの体勢に入った石井。しかし、デイビスがジャンピングハイキックを放って阻止。続けてフレッチャーが石井にツームストンパイルドライバーだ。そこにリオがキックを放ってくるがフレッチャーはその蹴り足をキャッチ。デイビスにパスして身動きが取れないようにするとトラースキックだ。
そしてデイビスがリオがClose Your Eyes and Count to Fuck。最後は二人でサンドイッチ式ラリアットをリオに決めると、必殺のコリオリスで叩きつけてフレッチャーが3カウントを奪取。オージー・オープンがSTRONG無差別級タッグ王座の初防衛に成功したのだった。