第6試合はL・I・JとUNITED EMPIREによる10人タッグ、内藤哲也&鷹木信悟&SANADA&高橋ヒロム&BUSHIvsマーク・デイビス&カイル・フレッチャー&TJP&フランシスコ・アキラ&ギデオン・グレイ。オージー・オープンと内藤&SANADAは、『WORLD TAG LEAGUE』の12.2大阪にて対戦。両チームにとってはその前哨戦となる。
歴史的舞台で実現するユニットの威信を懸けた総力戦は、10人が激しく入り乱れる大接戦になるのは必至だ。
まずはL・I・Jがステージ上に順に登場し、全員勢揃いしてから花道を進む。一方のUNITED EMPIREはグレイが単独で登場し、マイクを握り仲間たちを招き入れる。TJP&アキラはIWGPジュニアタッグのベルトを携え入場。
ゴングを待たずにグレイが内藤に仕掛け、試合は開戦。そしてグレイは鷹木にパンチを乱打するが、鷹木は高笑い。するとグレイは顔面かきむしりからロープへ。だが、鷹木はバックエルボー、ナックル。さらに龍魂ラリアットを狙うも、その前にグレイは倒れ込んでしまう。
鷹木はグレイにニードロップ、さらにスライディングラリアットを決めるが、オージー・オープンがカット。
すると、L・I・Jはグレイを孤立させ、5人でストンピング。さらに鷹木はブレーンバスターで叩きつけてからBUSHIにスイッチ。
BUSHIはグレイに電気アンマ。続いて内藤がグレイにコーナーミサイルを食らわせ、右腕を突き上げる。
そして内藤はグレイのステッキを手にし、SANADAと共にグレイに打ち付ける。すると、ステッキが折れてしまう。
防戦一方のグレイは、内藤とヒロムにエルボーを連発。そしてフライングクロスボディで飛び込むが、内藤とヒロムはキャッチ。そしてその場に落としてしまう。だが、グレイはエルボーの連発から、今度こそフライングクロスボディで内藤&ヒロムを押し倒す。
スイッチしたTJPはヒロムにマンハッタンドロップ。さらにフライングエルボーを決めてから顔面ウォッシュをお見舞い。
するとBUSHIと内藤がカットに入り、TJPに連携の低空ドロップキックを狙う。だが、アキラが阻止。そしてTJP&アキラがBUSHIにアリウープを炸裂。さらにTJP&アキラは鷹木に連携のセントーンをお見舞いする。
勢いに乗るアキラは場外に落ちた鷹木にノータッチ式トペ・コンヒーロを食らわす。リング上では、ヒロムが技の読み合いから、TJPにドラゴンスクリューをお見舞い。
次はSANADAとデイビスのマッチアップ。SANADAはドロップキックの連発から低空ドロップキック。さらにデイビスをうまく場外に追いやってプランチャをお見舞い。
SANADAはデイビスをリングに戻してカバーするも、これはカウント2。ならばとSANADAはTKOを狙うが、回避したデイビスは豪快なバックドロップ。勢い余って、SANADAはフェイスクラッシャーのように叩きつけられてしまう。
ここからオージー・オープンはSANADAにトレイン攻撃を狙う。だが、SANADAは回避し、フレッチャーをパラダイスロックで捕獲。そして、デイビスをカニバサミで転倒させ、顔面をフレッチャーの臀部に叩きつける。
スイッチしたBUSHIは相手コーナーのアキラに低空ドロップキック。さらにTJPには延髄斬り。そしてフレッチャーをDDTで突き刺してカバーするが、これはカウント2。
続くフィッシャーマンズバスターはフレッチャーが切り抜けるも、BUSHIは内藤と共に連携の低空ドロップキックをお見舞い。
続いてBUSHIはフレッチャーにコードブレイカーを仕掛ける。だが、フレッチャーがこらえると、アキラがBUSHIにトラースキック。すかさずヒロムがアキラにショットガンドロップキックをお見舞い。そのヒロムにTJPが低空ドロップキック。
すると鷹木がTJPにデスバレーボムを炸裂。だが、デイビスが鷹木をラリアットの相打ちから、延髄斬りで吹っ飛ばす。
さらにデイビスは内藤を捕獲し、軽々と振り回して叩きつけて咆哮。するとSANADAがエプロンからデイビスの頭部をつかむも、フレッチャーがフロントキックでSANADAを吹っ飛ばす。
そしてオージー・オープンはBUSHIにトレイン攻撃。BUSHIは切り抜けてフレッチャーにスピンキック。だが、ロープに走ると、オージー・オープンがカウンターのダブルキック。
続いてオージー・オープンはBUSHIにサンドイッチ式ラリアットを決めると、最後はコリオリスで3カウントを奪取した。
TJP「オー……L・I・J……。オマエらは遊び場で周りに意地悪を仕掛ける行儀の悪いガキどもって感じだな。そしてオマエらのファンはそういうところを支持しているようだ。だけど、俺はオマエらが嫌いだ。UNITED EMPIREの他のメンバーもオマエらのことが嫌いだ」
デイビス「その通り」
TJP「俺たちがオマエらをどれだけ嫌っているのかこれで思い知っただろ」
デイビス「分からせてやった」
TJP「だからベルトはまだ俺たちの元にある。それからオスプレイにはUSベルトだ。ボーイズ、今夜は俺たちが全部もらった。このまま突っ走るぞ」
フレッチャー「今日は俺たちにとっての開幕戦だ。2人(TJPとアキラ)がジュニアタッグのベルトに続き、今度はトロフィーを獲得する。オージーオープンにとってはこれが2回目の日本での試合だ」
デイビス「2連勝だ」
フレッチャー「このまま『WORLD TAG LEAGUE』も狙うは全勝優勝だ。俺たちは世界最高のタッグチームだからな! 2人(TJPとアキラ)には悪いけどな」
TJP「気にするな」
フレッチャー「正しくは世界最高のヘビー級タッグチームな。まぁ俺たちはこれからも勝利を蓄積していくから。『WORLD TAG LEAGUE』と『SUPER Jr. TAG LEAGUE』は俺たちが支配する」
デイビス「その通り」
フレッチャー「(アキラに)おんぶしてやるよ。CROWNS UP、ベイビー! 『WORLD TAG LEAGUE』&『SUPER Jr. TAG LEAGUE』もCROWNS UPだ」
デイビス「そういうことだ」
アキラ「明日の相手はリオとYOHか?じゃ、明日な、ボーイズ」
※ギデオン・グレイはノーコメント。
鷹木「合同興行! いいんじゃないの。ただ俺はいつも通りだよ! いつも通り鷹木信悟のスタイルを貫くだけだから。どうせ次やるんだったら、スターダムの選手、戦ってみたいよね。『鷹木信悟、私がやってやる!』っていうヤツがいたら、シングルマッチでもやってみたいと思うよ。それはそうと、今日の夜で俺は39歳終わりだ。明日は何と言っても11月21日、俺の誕生日だからな!(※報道陣から拍手)おぉ、いいねぇ、拍手あんの? センキュー、センキュー!」
※そこにタイチが乱入
タイチ「何が誕生日だコノヤロー! 何が誕生日だコラ!」
鷹木「オマエ好きだな、邪魔しに来るの!」
タイチ「何が誕生日だ、知らねぇよ」
鷹木「オマエのコメントの時に自分の言いたいことは全部言えって!」
タイチ「言ってんだろ!」
鷹木「何しに来たんだよ! 誕生日のプレゼントでもくれるのか?」
タイチ「おぉ、いいねぇ! それでもいいよ。オマエ言ったなコラ? 場所を用意したらやるって言ったよな?」
鷹木「違う、プレゼントは!」
タイチ「何でオマエにプレゼントやるんだ。場所を用意したんだよ」
鷹木「場所? 何の話だ?」
タイチ「場所を用意したんだよ。12月19日」
鷹木「おぉ~! おおお~!」
タイチ「代々木押さえたから」
鷹木「タカタイチ! 見たよ。代々木第一! 第一な? こないだ『シンニチイズム・ミュージックフェス』やった。第一!」
タイチ「第二だよ!」
鷹木「第二? いやぁ~~~!」
タイチ「十分だろ! 後楽園ホールよりデケぇだろ! 2000人だよ、2000人! 第二だよ!」
鷹木「第一じゃないんか!」
タイチ「俺らインディーだから第二でいいんだよ」
鷹木「インディーか!」
タイチ「オメーだよ、インディーは」
鷹木「インディー馬鹿にしてんのか!」
タイチ「インディーにインディーつって悪かったな。いいか、オマエ言ったんだからな。場所用意したらやるって。これで全部条件揃ったぞ、オマエの言ったこと。オマエに直接勝った、場所も用意した、オマエが言ったんだろコラ! オマエが言ったんだろコラ!」
鷹木「勝手に話を進めんなよ。確かに、第二でも後楽園よりは多い。MAX2000人だっけ?」
タイチ「おお。声出しもOKにしてやったよ」
鷹木「2000人の代々木第二! 声出しあり」
タイチ「おお」
鷹木「そりゃオイシイな……。しかもメインか」
タイチ「おお。オメーが喜ぶと思って用意してやったんだよ」
鷹木「ただ言ったろ? オマエとやるかどうかは分かんねぇってよぉ!」
タイチ「何がだよ。俺しかねぇだろう。誰とやるんだ? 誰かやりたいヤツいんのか? いねぇだろ?」
鷹木「確かになぁ」
タイチ「オメーの条件全部呑んでやったろコラ!」
鷹木「やるんだな? やるんだな? やるんだなコラ!」
タイチ「オマエが言ったんだろ」
鷹木「今なぁ、今夜の………」
タイチ「(※遮ってひときわ大きな声で)オマエが言ったんだろコラ! オマエが言ったんだろコラ! オマエが言ったんだろコラ!」
鷹木「しゃべらせろ!(笑)」
タイチ「オマエ詰めないと答え出ねぇだろ!(笑) オマエしゃべったってくだらねぇことしか言わねぇんだよ!」
鷹木「タイチ、俺明日誕生日なんだよ」
タイチ「知らねぇよ! どうせひとりぼっちだろ!」
鷹木「さっき拍手があったろ! ……ひとりぼっちだよ。ひとりぼっちの誕生日だよ」
タイチ「だろ?」
鷹木「今夜の12時半からインスタライブやるんだよ。オマエもやるか? インスタライブ」
タイチ「俺インスタやってないんだよ」
鷹木「やってないんかい! 疎いなオマエ、昭和か!」
タイチ「俺はYouTubeやるからな」
鷹木「おお、いいねぇ! YouTube頑張ってるねぇ!」
タイチ「オマエと違うからな。オマエと違って俺はスベんないから。オマエはスベり散らかして誰も見てないから」
鷹木「オマエもスベり芸みたいなもんだろ!」
タイチ「オマエだよ。それは譲るよ。スベり芸は」
鷹木「KOPWって言っといてなぁ、女とイチャイチャしやがって」
タイチ「モテるからしゃーない」
鷹木「オイ、自分で言うのか! どっちがモテるかやってやろうか?」
タイチ「いや大丈夫大丈夫」
鷹木「次のKOPWやるか? どっちがモテるか」
タイチ「いや、俺も怪しいな」
鷹木「まぁいいよ、それはいいよ!」
タイチ「いい年こいてどっちがモテるかとかやってんじゃないよ(笑)」
鷹木「おお、でも一晩考えさせてくれ! 今夜ちょっと忙しいんだよ。前向きに考えるから。代々木第二のメイン! 声出しあり!」
タイチ「おお、メインだ。2000人だ。もう条件揃ったろ、年内」
鷹木「ただ一晩考えさせてくれ。明日のバースデーの時に!」
タイチ「気持ち悪いんだよ、バースデーとか。何歳だよコノヤロー!」
鷹木「40だよ! オマエ何歳だよ!」
タイチ「気持ち悪いじゃねぇか! 俺のことはいいんだよ! 俺の方が見た目若いだろ!」
鷹木「そんなこたぁねぇだろう!」
タイチ「いいから、言ったな!」
鷹木「明日答え出す!」
タイチ「何だ今出せコノヤロー! 何誕生日満喫しようとしてんだ、ひとりぼっちで(笑)。やるんだな?(※と、立ち去る)」
鷹木「人生の折り返し地点が来たんだよ! ハァ~(※ため息)、ホント調子狂うなぁ、毎回俺のコメント邪魔しに来てんなアイツ! ……まぁいいや。KOPWは年内に必ずやると宣言したから、代々木第二のメインで声だしアリ、メチャクチャオイシイじゃねぇか!」
ヒロム「まだまだ! まだまだ! まだまだ! 1月4日東京ドームまではまだまだ先が長いです。だから今からトップギアまでは入れませんけれども、もちろん意識はしております。でも、でも今日、その4WAYの相手もいなければミックスドマッチでもない。そういえば、今ここで『タカタイチ興行』だとかも聞こえてきたなぁ。いろいろとあるねぇ。タカタイチ興行にはまず、TAKAさん、あの試合どう考えても、ヒロムちゃんに何もメリットがないんですよね。そのメリットを考えてくれるんでしょうか。そしてヒロムロールを出すまでこのヒロムちゃんが追い込まれる可能性があるのかなとか、さすがに追い込まれないと自分からヒロムロールを出したり俺はしないと思うんですよね。TAKAさんで俺のこと追い込められるのかなぁ? そのへんの不安もあるからさぁ、はぁ~~(※ため息)三本勝負でやってあげても俺はいいんだけどな。まぁ、そのへんはTAKAさん、任せますよ。三本勝負でやった上で、何かメリット、このヒロムちゃんに対する何かメリットがないと困るので、そのへんのところ考えていただけるとありがたいでございます。
そして!今日、合同興行、せっかくの合同興行、ミックスドマッチじゃありません。確かに高橋ヒロムちゃん、ミックスドマッチのイメージはないでしょう。まぁ皆さん知らないでしょう。かつてのアメリカ遠征中、いろんな地方をミックスドマッチで回った経験があります。で、各場所のプロモーターみたいな人に『ミックスドマッチをやってくれ』と、いろんなところで言われたことがありました。かつて『ミックスドマッチの神』とまで、アメリカでは、一部では言われていたという話を聞いております。なので、俺もやってみたかったなぁ。でも、俺が一番組みたいのは坂井澄江さんかなぁ(※ニッコリ)。アメリカでお世話になった坂井澄江さんともう一度組みたい、そんな風にいろいろと思った、そんな興行でした(※満面の笑顔)。ありがとうございます」
内藤「今日はスターダムとの合同興行ということで、初めて我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを見る方も多かったんじゃないでしょうか。勝利する姿をお見せできなかったことはものすごく残念ですが、この悔しさを明日からの『WORLD TAG LEAGUE』にぶつけますよ。このタッグリーグで最も意識するタッグチームはBUSHI&ティタン組かな。この『WORLD TAG LEAGUE』の優勝チームは、IWGPタッグ王座に挑戦することになるんでしょう? しかも1月4日の東京ドーム大会でね。
でも、俺は1月5日、大田区総合体育館で挑戦したいなぁ。試合順はもちろん、メインイベントでね。そのへん、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。ではでは、また明日、後楽園ホールでお会いしましょう。アディオス!」
※BUSHI、SANADAはノーコメント。