試合後、オスプレイは海野を見下ろしてから、ベルトを肩に、仲間たちと共にクラウンズアップのポーズで勝ち誇る。
オージー・オープンはオスプレイを担ぎ上げる。そしてグレイがまマイクで称えるも、ここで突如場内が暗転。
場内ビジョンに写ったのは、なんと元IWGPヘビー級王者で、2019年以降はAEWを主戦場とするケニー・オメガ。
オスプレイとケニーは今年の8.31シカゴ(AEW)で、新設されたAEW6人タッグ王座決定トーナメント準決勝で激突。ケニーはヤングバックス(マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン)とのトリオ“THE ELITE”として、オスプレイ&オージー・オープン(マーク・デイビス、カイル・フレッチャー)のUNITED EMPIREと対戦し、最後は片翼の天使でフレッチャーを沈めている。
サングラス姿のケニーは、SNSなどで舌戦を繰り広げてきたオスプレイ、そして日本のファンに向けて、以下のようにメッセージを送った。
■ケニーのメッセージ
「(日本語で)ひさしぶりだな、新日本プロレスのみなさま。なんでここにいると思う? AEWを旗揚げしてもう、新日本には出なくていいと思った。
(俺の)“次”が必要だったよね。そして、俺の次は誰だった? もちろん、それはすばらしい、なんでもできるウィル・オスプレイだ! どうなりましたか?(ニヤリ)。ほら、見てください。お客さん、少なくなったし、応援、全然聞こえない。
もちろん、それはパンデミックのせいですよって、よく言われるんだけど……、それは本当ですか? 本当のパンデミックは、オマエだと思う、ウィル。オマエとほかの“Google Translate”の外国人選手、みんなはただ、ケニー・オメガのモノマネをしようとしてる。
だから、驚くことに新日本から電話がかかってきた。正直いうと、あんまり興味ないです。でも、もう一回、ファンのために、プロレスのために、ウィル・オスプレイとケニー・オメガの違いを見せます。
(サングラスを外し、ここからは英語で)オマエの会社を救ってやるよ。世界をもう一度変えてやるよ。オマエがやったことは忘れてないし、許してはいない。『WRESTLE KINGDOM 17』で会おうぜ。じゃあ、それまで元気でな。Good Bye……And Good Night……Bang!!」
これに対し、オスプレイはマイクを握り、以下のアピール。
■オスプレイのマイクアピール
「俺に言わせれば、アイツは出て行った者で、俺は残った者だ。俺は会社が(パンデミック)苦しんでいる状況の中でも動かし続けたぞ! いまになって戻ってきたいだと? 喜んで受けてやるよ! 『WRESTLE KINDGOM』でケニー・オメガvsウィル・オスプレイだ!」
そして険しい表情でリングをあとにした。