オープニングマッチは『SJTL』公式戦、KUSHIDA&ケビン・ナイト組（1勝4敗）が、金丸義信&DOUKI組（0勝5敗）の対決。鈴木軍はすでに負け越しが決定しているが、一つでも白星を重ね巻き返しを見せたいところ。KUSHIDA&ナイトもここを落とせば負け越しが決定するだけに正念場の戦いとなる。

まずはKUSHIDAとDOUKIが先発で試合開始。
両者リストの取り合いからスピーディーなグランドの攻防を展開すると、KUSHIDAとケビンがタッチ交わし合いながらDOUKIのリストを絞っていく。
さらに、カットに入った金丸を連携攻撃で蹴散らしていくと、KUSHIDAはDOUKIの左腕を集中攻撃。
だが、DOUKIもロープを利用してKUSHIDAを場外に転落させると、鉄柵攻撃からKUSHIDAの急所を鉄柱に押し当てていく。

戦場がリングに戻ると、金丸がKUSHIDAの左ヒザを攻め立て、DOUKIは串刺しエルボーからブレーンバスターの体勢へ。
これを嫌ったKUSHIDAは一度距離を取ると、両者はクロスボディで正面衝突。

ケビンと金丸の場面、ケビンは打点の高いドロップキックを的中させると、串刺しボディプレス、雪崩式飛びつきフランケンシュタイナーも決め、DOUKIにもカウンターのドロップキックを突き刺した。
続けて、ケビンは金丸に驚異の跳躍から降り出すボディプレスも叩き込むと、コーナートップからダイビングボディプレスを発射。

これは金丸が剣山で迎撃すると、DOUKIとのトレイン攻撃からムーンサルトプレスを決めるが、KUSHIDAがカットに入りカウント2。
ならばと、金丸はドロップキックでKUSHIDAを場外へ蹴散らすと、最後はDOUKIのデイブレイクからタッチアウトでケビンをマットに沈め公式戦初勝利を手にした。

　
金丸「オイ、今日で何勝目だ？ 3勝目？ 4勝目？」
DOUKI「全勝だよ」
金丸「全勝か。オイ、これで優勝に近づいたろう？ 見とけよ、オイ！ なにかしらの爪痕残してやるからよ」

DOUKI「オジキがよ、最初っから言ってたろ？ よ～く見とけって。それだけだよ」
　
　
　

KUSHIDA「（英語で）ケビン、俺に謝る必要はないよ」

ケビン「必要ない？ また負けてしまった。でも負けた試合からは必ず学びがある。シングルマッチからも学びがあった。あの試合はタッグチームとして内容の良い試合だった。次の試合、エース・オースティン＆クリス・ベイではもっと良い結果が出せるように期待している。クリス・ベイ、Twitterでは好きに言ってくれたな。ケツを引っ叩くって？ そうはいかないぞ。そうはさせない。俺は本物だ。分かったか？ 俺の前に現れる時は、もっと俺の名をリスペクトしながら来い。俺たちは前進し続ける。タッグリーグ・トーナメントでは優勝できないかもしれない。でも、もしBULLET CLUBに勝ったら……それはTOO SWEETだな」