メインイベント(第9試合)は『WTL』公式戦、内藤哲也&SANADA(3勝2敗)と、マーク・デイビス&カイル・フレッチャー(5勝0敗)が対峙。逆襲を誓うL・I・Jタッグとしては単独首位のオージー・オープンから勝利し優勝戦線にとどまりたいところ。
まずはSANADAとデイビスが先発で試合開始。
両者はロックアップからリストの取り合いを展開すると、デイビスがヘッドロックからショルダータックルをお見舞い。
一方のSANADAはスピーディーな動きで対抗すると、両者はパートナーとタッチ。
内藤とフレッチャーの場面、高身長のフレッチャーは手を掲げフィンガーロックで挑発すると、内藤はストンピングからエルボーを振り下ろし、跪いたフレッチャーに「カモン」とフィンガーロックを要求。
続けて、内藤はフレッチャーを場外へ蹴散らすと、ロープワークから寝ころびポーズでさらに挑発するが、そこへデイビスがセントーンを発射。
予想外の攻撃で悶絶する内藤に対し、笑みを浮かべるオージー・オープンはトップロープ越しのスリーパーからUNITED EMPIREポーズ。
動きの止まった内藤に対し、スイッチしたデイビスは馬乗りエルボー連打からコーナーパッドへ強烈に叩きつけ、フレッチャーとタッチ。
苦しい状況の内藤はカウンターのバックエルボーから低空ドロップキックで反撃に出ると、SANADAとスイッチ。
SANADAはエプロンサイドのデイビスへ低空ドロップキック、フレッチャーにドロップキックを放つと、アトミックドロップからパラダイスロックでフレッチャーを捕獲。
そして場内を煽ると、SANADAは低空ドロップキックでケツを打ち抜き、場外へ転落させたフレッチャーにプランチャ。
ここはフレッチャーが間一髪でかわすと、デイビスがSANADAを、フレッチャーが内藤をそれぞれ抱え上げ、リングサイドを周回してそのまま2人を激突させる。
戦場がリングに戻ると、オージー・オープンは自軍のコーナーでSANADAへ打撃の連打を浴びせ、デイビスが強烈なボディスラム、連携攻撃からセントーンをお見舞い。
ここでフレッチャーはブレーンバスターを狙っていくが、これを嫌ったSANADAは逆にブレーンバスターで返していくと、内藤とタッチ。
内藤はフレッチャーにヘッドシザースホイップ、デイビスに低空ドロップキックを放つと、フレッチャーにマンハッタンドロップ、ネックブリーカードロップも連続攻撃を決めていく。
続けて、内藤はフレッチャーの首元にヒザを突き立てジャベで絞っていくが、フレッチャーはなんとかロープへエスケープ。
首元をおさえるフレッチャーに対し、内藤は強烈なバックエルボーに連打を叩き込みが、フレッチャーもハーフネルソンスープレックスで意地の反撃。
スイッチしたデイビスはコーナーでチョップラリアット3連発を押し込んでいくが、内藤もスイングDDTで応戦しSANADAとタッチ。
SANADAは内藤と合体サンドイッチ式低空ドロップキックからTKOを決めるが、デイビスはカウントを2で返す。
ならばと、SANADAはタイガースープレックスの体勢に入るが、デイビスはこれを切り抜け、SANADAをアルゼンチンの体勢から旋回式で落とし、フレッチャーとタッチ。
フレッチャーはエプロンサイドの内藤を分断すると、デイビスと合体バスターでSANADAをマットに叩きつけ、ジャンピングハイキックからグリムストーンの体勢へ。
ここはSANADAが体勢を入れ替え切り抜けると、ムーンサルト式ドラゴンスリーパーでフレッチャーを捕獲し、内藤がデイビスを排除。
続けて、SANADAはドラゴンスリーパーでスイングしていくと、脱力したフレッチャーに対してラウンディング・ボディプレスを発射。
フレッチャーは間一髪でかわすと、グリムストーンでSANADAをマットに突き刺しフォールへ。
ここは内藤がカットに入るも、すぐさまオージー・オープンはダブルキックで内藤を蹴散らし、タッチを交わしたのちSANADAへサンドイッチ式ラリアット。
だが、SANADAはこれをギリギリでかわし誤爆を誘うと、デイビスにマジックスクリューを敢行。
スイッチした内藤は延髄斬りからエスペランサを決めると、ニヤリと笑みを浮かべコリエンド式デスティーノを狙っていくが、デイビスはジャンピングハイキックで迎撃。
続けてデイビスはスライディングエルボーもお見舞いすると、タッチしたフレッチャーとサンドイッチ式ラリアットからコリオリスの体勢へ。
しかし、内藤はこれをデスティーノで切り返すと、SANADAがプランチャでデイビスを分断。
この勝負どころで内藤は浴びせ蹴りからSANADAとの合体スイングDDTで畳みかけると、とどめのデスティーノでフレッチャーを仕留めた。
L・I・Jはオージー・オープンの無敗ロードを止めるとともに、公式戦4勝目を手にした。