第5試合は『SJTL』公式戦、“フライングタイガース”タイガーマスク&ロビー・イーグルス組(2勝3敗)とエース・オースティン&クリス・ベイ組(4勝1敗)が対峙。元IWGPジュニアタッグ王者のフライングタイガースとしては、ここで勝敗を五分に戻し、後半戦で巻き返しを見せたいところ。首位タイのオースティン&ベイとしては、この勢いをキープしたいが勝敗の結末は?
まずはロビーとオースティンが先発で試合開始。
両者リストの取り合いからスピーディーなロープワークを展開すると、オースティンは変則キックを的中させるが、ロビーもオースティンをクリスに押し当てタイガーとタッチ。
タイガーは2人に打撃の連打を放っていくが、BULLET CLUBも合体ドロップキックで応戦。
クリスはタイガーのマスクを剥ぎに行くと、ここはレフェリーが制止に入るが、タイガーを自軍に連れ戻しオースティンとタイガーの背中に引っ掻き攻撃。
続けて、オースティンはアームバーからタイガーの手にカードスクラッチ攻撃。
苦しい状況のタイガーはクリスへスピンキック、オースティンにカンガルーキックを放ち反撃に出ると、ロビーとタッチ。
ロビーはクリスにヘッドシザース、フライングニールキックを見舞い、オースティンにはクリスをステップにしてのスイングDDTを敢行。
さらに勢いに乗るロビーはクリスへ串刺しダブルニーも突き刺すと、続くワープ4.5はかわされるが、アサイDDTをお見舞いし、タイガーとタッチ。
タイガーは強烈なミドルキック、ハイキック、ロビーとの連携攻撃、雪崩式ダブルアームスープレックスからタイガードライバーと畳みかける。
これはオースティンがカットに入るも、ここを勝機とみたタイガーはタイガースープレックスを狙っていく。
ここはクリスがこらえると、ロビーがクリスにトラースキックを放つが、間一髪でかわしタイガーの顔面に誤爆。
ロビーはBULLET CLUBの2人に対し交互の逆水平チョップを放っていくが、オースティン&クリスがサンドイッチ式ニーを決めると、場外へ転落したロビーへ断崖式1, 2, sweetを敢行。
リング上ではタイガーがオースティンへ飛びつき十字架固めからリバースダブルアームバーを極めるが、オースティンはロープへエスケープ。
ここで両者はハイキックの相打ちとなると、オースティンはヒザ攻撃から回し蹴りを叩き込み、最後はTHE FOLDを炸裂させ、タイガーを下し公式戦4勝目を手にした。
オースティン「(オーッとリズムを取りながら入ってくるベイに続いて現われ)気持ちいいな! この歌声を聞けよ」
ベイ「これは勝利の雄叫びだ」
オースティン「これで前回から巻き返した。ロビー・イーグルスは自分自身をスナイパー・オブ・ザ・スカイと呼んでいるが……。アイツが撃つ弾は一つも命中してないぞ。やっぱり俺たちこそが本物のBULLETS(シューター)だな。あっちのスナイパーには弾が入ってない」
ベイ「それからタイガーマスクだが……」
オースティン「タイガーマスクはレジェンドなんだっけ?」
ベイ「レジェンドだ!」
オースティン「俺たちはそのレジェンド、タイガーマスクから勝ったぞ。しかもたいして必死に闘ってもいない。金曜の夜のサクッとした勝負だ」
ベイ「タイガーボムを食らったけど、お前がセーブに入ってくれた。だから俺が(タイガーボムを)返したってことでいいだろ」
オースティン「あのタイガーボムたいしたことねぇな……。これで俺たちは首位に返り咲いた」
ベイ「5勝1敗だ。だから……。アイツらに思いっきりキックを入れられて頭が上手く回らないぜ」」
オースティン「大丈夫かよ?」
ベイ「勝ったから気分は良いけど。いや、気分が良いじゃなく最高だ! それはそうと、次はケビン・ナイトとKUSHIDAだよな。(ケビンは)自分を“2 FLY”とか呼んでるらしいな? スウェットパンツを身につけたら、もう立派な男だって?」
オースティン「ヤングライオンを卒業したらいきなり強くなったとか思ってるわけか? あり得ないな。未来を握ってるのは俺たち2人だ」
ベイ「俺たちは今現在ホットなんだ。KUSHIDAはタイムトラベルの男だっけ? タイム(時間)のことなら俺だってロレックスにリシャール・ミルを着けるからよく知ってるぞ。俺が着ける腕時計は超高級時計だ。時間については知り尽くしてるぞ。それから今はABCの時間だ。“THE INEVITABLE”エース・オースティンと、お前の彼女が好きなレスラーのクリス・ベイの時間だ」
オースティン「KUSHIDA、タイムトラベルができるんだって? じゃあ未来も見てきたのか? それじゃあ、未来でも間違いなく俺たちがトップだって見てきたんだろうな」
ベイ「KUSHIDA、分かるか? お前の英語はかなり上手いよ。俺の日本語のレベルなんかより全然上だ」
オースティン「分からなかったら、後でケビンに説明してもらえ。アイツなら全部理解してるから」
ベイ「簡単だぜ…」
ベイ&オースティン「 A-B-C…」
オースティン「=1、2、SWEET!」
ベイ「(またもご機嫌に歌声を響かせてからカメラマンに)邪魔だ、どけ!」
ロビー「チクショー! (日本語で)クソッ! (英語に戻して)分かってる。何も言うことはない。謝らないぞ。ゴメンナサイはもうたくさんだ。終わったか? 誰か教えてくれよ。トーナメント敗退か? それともまだ可能性がある? ナニ? フィニッシュ? ジュニア・タッグリーグ、俺とタイガーマスクはどうなった? お前たちも分からないのか? もう終わっているとしても、これから対戦する3チームにはフライング・タイガースのことをしっかりと覚えさせる。ダイブボムやミサイルソードをお見舞いしてやる。
やっとエンジンがかかって来た。クラーク・コナーズ&タグチとKUSHIDA&ケビン・ナイトか? あとは? 最後は誰だ? BUSHI&ティタンか? L・I・Jだな。お前ら全員イーグルとタイガーが食い散らかしてやる!」
※タイガーはノーコメント