第3試合は内藤哲也&SANADA&BUSHIのL・I・Jvsランス・アーチャー&ザック・セイバーJr&TAKAみちのくの鈴木軍による6人タッグマッチだ。内藤とザックは8.16日本武道館大会で、『G1 CLIMAX 32』Cブロックの最後の公式戦を残しており、その前哨戦となる。
先発は内藤とザック。まずはロックアップで組み合うと内藤がフルネルソン。ならばとザックもフルネルソンでお返しだ。内藤はリストを奪ってスリーパーに持ち込むが、ザックもすぐさま切り返す。ならばと内藤がレッグロックを仕掛けていくと、これは腕ひしぎ十字固めに切り返して、お互いに譲らない。
一旦ブレイクした後、今度はヘッドロックの奪い合い。ここで内藤がロープに飛ばされるとビッグブーツを放つ。これをキャッチしたザックに対して、内藤は延髄斬りだ。しかし、ザックはこれも避けて、逆にサッカーボールキックを発射する。
だが、内藤もこれを避けてアームホイップへ。ザックも同時にアームホイップを繰り出しており、両者同時にダウンだ。ザックと内藤は腕を組んだまま立ち上がると用心しながらブレイクしたが、内藤がすぐさまガットショットだ。
ザックはこれをキャッチして足首を固めにかかるが、内藤はサミングをして防御。ザックをコーナーに飛ばして、ジャンピングフロントキックからロープを飛び越えて足払い。しかし、ザックも読んでいて、続くロープ越えのドロップキックはスカしてみせる。
だが、内藤は突っ込んできたザックを自爆させるとマンハッタンドロップからショルダーネックブリーカーだ。そして自軍のコーナーにザックを連行してBUSHIにタッチする。BUSHIはコーナーで自爆させられるが、突っ込んできたところをロープで逆上がりしてのキックで先制だ。
そしてコーナートップへ上がってミサイルキックを狙う。だが、ランスが飛び込んできてアイアンクローでキャッチして阻止。ランスはそのまま自軍のコーナーにBUSHIを連行すると、ここでザックはTAKAにタッチする。
TAKAはコーナーでチョーク攻撃で痛めつると、BUSHIがエルボーで反撃してきてもサミングで黙らせる。そして今度はランスにタッチする。ランスはBUSHIをブレーンバスターで放り投げ、L・I・JのコーナーのSANADAを威嚇。そしてBUSHIをコーナーに追い詰めて胸板にチョップ攻撃だ。
そして再びザックにタッチ。ザックはBUSHIの首にネッククランクで痛めつけ、フライングメイヤーで投げるとネックツイストだ。そしてもう一度ランスがタッチを受けて登場。続いてランスが登場。ランスはBUSHIをコーナーに飛ばし、串刺し式のバックエルボーを炸裂させる。
だが、BUSHIも2発目を放ってきたところでカウンターの低空ドロップキック。ここでタッチをしようとしたがランスに捕まってしまったBUSHI。ならばと低空ドロップキックをもう一度ぶち込んでSANADAにタッチだ。
SANADAはドロップキックを2連発。それでも倒れないランスにコーナーに飛ばされながらもロープで一回転してスワンダイブだ。しかし、ランスは飛んできたSANADAをチョークスラムの体勢でキャッチしてしまう。
これを逃れたSANADAは低空ドロップキック。ランスにかわされてしまうものの、ランスが仕掛けてきたブレーンバスターを逆に投げ飛ばしてみせる。だが、ランスは続くSANADAのTKOを回避すると、ロープから走ってきたところをフライングボディアタックで圧殺だ。
そしてタッチを受けたTAKAが登場。SANADAにサミングを食らわせたTAKAは、オコーナーブリッジも防いでジャストフェースロックに切り返してみせる。ここは内藤がカット。ならばとザックも入ってくる。
ザックは内藤のロープを踏み台にしたスイング式DDTをスカすと、オーバーヘッドキックを内藤の左腕に炸裂させる。そして、TAKAがランスに攻撃を指示するが、ランスはボディスラムを主張。意見がまとまらないまま、ランスはTAKAを強引に捕まえてボディスラムでSANADAに投下しようとする。
しかし、SANADAは既に避けており、TAKAはただボディスラムで叩きつけられただけになってしまった。そのランスをSANADAがドロップキックで場外に排除。続いてBUSHIがトペ・スイシーダで飛んで場外に釘付けにすると、最後はSANADAがTAKAをSkull Endで仕留めてみせた。
試合後、エプロンで内藤とザックは何やら会話。寝っ転がる内藤に対して、ザックは足を組むなどお互いに余裕を見せながらの会話だ。そしてザックが日本語で「ガンバッテクダサイ」と言うと、内藤も「ありがとう」と答えるなど、両雄とも余裕の態度をを崩すことなくリングを後にした。