第7試合は『G1 CLIMAX 32』Dブロック公式戦、鷹木信悟(2勝2敗=勝ち点4)vs高橋裕二郎(3勝2敗=勝ち点6)だ。昨年、鷹木はリーグ戦最後の公式戦となった10.18横浜武道館大会で裕二郎と対戦。裕二郎に足を引っ張られ、両者リングアウトとなり1点足らずに優勝決定戦進出を逃した。今回は勝ち点では裕二郎が上でDブロックトップタイ。また両者とも決勝トーナメント進出の可能性を残す状況で、どのような結末を迎えるか?
鷹木がリングインすると、ガウンを脱ぐ前に先に入場していた裕二郎が奇襲を仕掛けて試合スタート。だが、鷹木は蹴り足をキャッチして防御。逆にエルボーで滅多打ちにするととショルダータックルで先制だ。さらにブレーンバスターで追撃すると、裕二郎はたまらず場外にエスケープする。
鷹木はこれを追いかけるとエプロンの角に裕二郎の腰をぶつけ、続けて鉄柵に叩きつける。だが、ここでさらに攻めようとした鷹木をダンサーのPIETERさんが前面に立ちはだかる。そのセクシーなボディにさすがの鷹木も視線を取られ、胸の谷間をじっくりと見てしまう。
これで一瞬気を抜いた鷹木に裕二郎が攻撃を仕掛けるが、鷹木はすぐさま返り討ち。鉄柱にぶつけてから、エプロンに裕二郎の顔面を3度叩きつけていく。ならばとリングに戻された裕二郎はもう一度場外に出て、リング下からイスを取り出して鷹木を待ち受ける。そして追いかけてきた鷹木に一撃だ。
さらに鉄柵に振られるものの、足を立てて防御。後ろから突っ込んできた鷹木をレッグシザースで倒して鉄柵に叩きつけてみせる。続いて場外でのDDTで追い打ちをかけると、自身はリングへ。鷹木が戻ってくるとストンピングで迎え撃ち、コーナーに詰めて顔面を踏みつける。さらにフライングメイヤーで倒すと、正面から低空のドロップキックだ。
裕二郎はマウントからのパンチで鷹木を滅多打ちにするとコーナーに叩きつけて、首筋にバックエルボーを連続して叩き込んでいく。さらに串刺し式のビッグブーツをお見舞いすると、ギロチンドロップ、エルボードロップ、ヘッドバットを連続して投下だ。
続けて立ち上がった鷹木にエルボーを打ち込んでいく裕二郎。だが、引かない鷹木はナックルを連発するとダブルチョップで裕二郎をダウンさせる。そしてブレーンバスターを仕掛けた鷹木。だが、裕二郎は指に噛み付いて脱出し、フィッシャーマンズバスターを仕掛ける。
ならばと鷹木も噛みつき攻撃でお返し。さらにバックエルボー、グーパンチ、龍魂ラリアットの得意のコンビネーションを披露する。そしてショルダータックルでふっ飛ばしてからボディスラム。続けてセントーンを投下する。
さらに鷹木は熨斗紙の体勢に。裕二郎に逃げられるともう一度熨斗紙でフェイントをかけてから、低空のジャンピングブレーンバスターだ。そしてMADE IN JAPANを狙った鷹木。しかし、ここでSHOが登場。エプロンに上がってトーチャーツールを構えて鷹木を引きつける。
その鷹木を背後から裕二郎が襲撃。振り払った鷹木はラリアットを放つが、裕二郎に避けられ、場外からSHOに足を掴まれてしまう。そこを裕二郎がビッグブーツで打ち抜き、インカレスラム。さらにマイアミシャインで追撃だ。
そしてビッグジュースを狙う裕二郎。これを阻止した鷹木は裕二郎の両腕を掴んだまま頭突きを連発。ロープに飛ぼうとするが、場外でSHOがイスを構えていたためにストップだ。これに気づいた鷹木は左右のエルボーを連打。しかし、裕二郎もビッグブーツで反撃だ。
鷹木はすぐさま追走式のパンピングボンバーでやり返し、もう一度ロープに飛ぶ。だが、ここでSHOが場外からイスで一撃だ。その鷹木に裕二郎はピンプジュース。ここはカウント2でキックアウトした鷹木に裕二郎はトドメのビッグジュースを仕掛ける。
しかし、これを突き放した鷹木はバックエルボー、グーパンチから龍魂ラリアットと見せかけてのDDTで反撃。続けてスライディングのエルボーで追撃する。そして雄叫びを上げてパンピングボンバーだ。
さらにMADE IN JAPANで叩きつけると、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンへ。だが、裕二郎もエプロンに逃げる。これに対して突っ込んだ鷹木。しかし、裕二郎はロープを緩めて鷹木を場外に転落させる。
裕二郎は鷹木を場外の鉄柵に3度叩きつけて痛めつけると、ピンプジュースを狙う。これは鷹木に阻止されるが、すぐさまトラースキックからのフィッシャーマンズバスターを食らわせてみせる。しかし、鷹木は裕二郎がエプロンに戻ったところで抱え上げてデスバレーボムだ。
場外カウントアウトギリギリでSHOが裕二郎を無理やりリングに戻すが、鷹木は串刺し式ラリアット。さらにラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙う。裕二郎はこれを噛みつき攻撃で阻止して、レフェリーにぶつけてしまう。そしてリバースDDTだ。
レフェリーが倒れている間に裕二郎はイスを手に持つと土手っ腹に一撃。さらに背中も引っ叩く。だが、引かない鷹木はイスごと裕二郎をチョップで倒し、そのイスをついでにエプロンにいたSHOにぶつけて排除。最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで叩きつけ、3カウントを奪ったのだった。
これで鷹木は3勝2敗で勝ち点6とし、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。一方の裕二郎は3勝3敗で勝ち点6で公式戦を終了。勝ち点ではトップにいるものの、3敗を喫したためブロック首位が難しい状況となった。