オープニングマッチは6.20後楽園にてIWGPジュニアタッグ王座戦を行なう王者・田口隆祐&マスター・ワトと挑戦者TJP&フランシスコ・アキラに、それぞれ天山広吉とアーロン・ヘナーレが加わり6人タッグで対峙。田口&ワトとTJP&アキラは6.3日本武道館にてノンタイトルで激突。最後はTJPが田口からピノイストレッチでギブアップを奪い、王座挑戦へとこぎ着けた。王者組が大一番を前に一矢報いるか? それとも挑戦者組が前哨戦を制し勢いに乗るか?
UNITED EMPIREにはグレート-O-カーン、そしてプロボクシングの元WBA世界スーパーライト級&元WBO世界ウェルター級王者のジェシ-・バルガスがセコンドとして帯同。
田口&ワトはIWGPジュニアタッグのベルトを腰に入場。そして天山の背後から、2020年2月に引退した中西学がセコンドとして共に花道を進む。
先発はワトとTJP。まずはリストの取り合いから、TJPがコークスクリューヘッドシザーズ。ワトもヘッドシザーズで対抗するが、TJPは三点倒立で脱出し、ワトの顔面に低空ドロップキックをヒット。
しかし、ワトもティヘラでTJPを場外に排除し、ノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。ワトはTJPをリングに戻し、ここから6or9がトレイン攻撃を敢行。さらに連携の低空ドロップキックからワトがカバーするが、TJPはカウント2でキックアウト。
続いて天山を軸に、本隊トリオはTJPにモンゴリアンチョップの乱れ打ち。そして田口がTJPにハンマースルーを仕掛ける。しかし、TJPはうまく田口を場外に落とし、アキラがラフファイトで襲いかかる。
そしてアキラは田口をリングに戻し、TJPと共にすばやい動きでキックの連携攻撃。続いてアキラは田口をサーフボードストレッチで固める。
スイッチしたヘナーレは田口にボディブローを連発。そしてセコンドのバルガスとグータッチをかわす。
次はTJPが田口にフライングメイヤーからセントーン・アトミコ。田口もヒップアタックを繰り出すが、TJPはアトミックドロップで迎撃。しかし、田口はセカンドロープから意地のヒップアタックをヒット。
スイッチしたワトはTJPにゼロ戦キック。さらにエプロンでハイキックを打ち込み、スワンダイブのエルボーをお見舞い。だが、カバーはTJPがカウント2でキックアウト。
ならばとワトはジャーマンを狙うも、TJPはこらえる。すると田口がヒップアタックでアシストし、ワトが一気にジャーマンを炸裂。しかし、これはアキラがカット。
すると6or9はTJPにトレイン攻撃を狙うも、TJPはうまく脱出。そしてワトにカミカゼを見舞い、間髪入れずにアキラがファイヤーボールを炸裂。そしてTJPがマンバスプラッシュを決めるが、カバーは天山がカウント3寸前でカット。
ならばとTJPがワトを肩車し、アキラと合体攻撃を狙うも、これは田口がカット。すかさずワトはTJPを高角度前方回転エビ固めで丸め込むも、TJPはカウント2でキックアウト。
TJPはソバットをワトに決め、顔面ウォッシュをお見舞い。しかし、田口がTJPにカウンターでスワンダイブのヒップアタック。
さらに田口はアキラにどどんを狙うも、アキラはカサドーラの体勢からフットスタンプ。だが、負けじとワトがケブラドーラ・コンヒーロをアキラに食らわす。
次は天山とヘナーレのマッチアップ。重いエルボーの応酬から、天山はヘッドバット。さらにモンゴリアンチョップの連発でなぎ倒す。するとTJPとアキラが天山にダブルのトラースキック。そしてTJPとアキラはロープに走るも、6or9が同時にヒップアタックをヒット。
リング上、天山はヘナーレに串刺しラリアットからブレーンバスターを炸裂。だが、カバーはヘナーレがカウント2でキックアウト。ならばと天山はアナコンダバイスを狙うも、ヘナーレは回避。
すると天山はモンゴリアンチョップを連発するが、ヘナーレはボディブローで反撃。そしてStreets of Rageを狙うも、天山は回避。
続いて天山は串刺し攻撃の体勢に入るが、ヘナーレはカウンターのランペイジ。そしてフルネルソン(技名アルティマ)のように締め上げると、天山はたまらずギブアップ。UNITED EMPIREに凱歌が上がった。
試合後もヘナーレはフルネルソンを離さず、セコンドのヤングライオンが数人がかりで制止に入る。そしてTJPとアキラは王座奪取に向け、6or9を挑発した。