ジェイがオカダを沈め世界ヘビーを奪取!
オスプレイがSANADAを振り切りUSヘビー戴冠!
アンダーソンはタマからNEVER強奪!
鷹木がタイチに競り勝ちKOPWを死守!
棚橋が後藤を撃破しAEW暫定王座戦に進出!
コブ&オーカーンがIWGPタッグを奪還!
H.O.Tは無法殺法でNEVER6人タッグを防衛!
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6月12日(日)、大阪・大阪城ホールで上半期の天王山『DOMINION 6.12 in OSAKA-JO HALL』が開催され、IWGP世界ヘビー級王座戦を中心に激闘が繰り広げられた。
オープニングマッチは6.20後楽園にてIWGPジュニアタッグ王座戦を行なう王者・田口隆祐&マスター・ワトと挑戦者TJP&フランシスコ・アキラに、それぞれ天山広吉とアーロン・ヘナーレが加わり6人タッグで対峙。本隊に2020年2月に引退した中西学、UNITED EMPIREにプロボクシングの元WBA世界スーパーライト級&元WBO世界ウェルター級王者のジェシ-・バルガスがセコンドとしてついた6人タッグは、6or9とTJP&アキラがスピーディーなつばぜり合いを展開。最後はヘナーレが天山を強烈なフルネルソン(技名=アルティマ)で仕留めた。
第2試合は6.21後楽園でのIWGPジュニアヘビー級王座戦が決定した挑戦者・高橋ヒロムと王者・石森太二が、それぞれ内藤哲也&BUSHI、エル・ファンタズモ&エース・オースティンとトリオを結成し前哨戦で激突。BULLET CLUB入りを果たしたオースティンは、トリッキーなダーティーファイトを披露。そして石森とヒロムが激しい火花を散らした一戦は、ファンタズモがBUSHIをCRⅡで沈めた。
第3試合は6.3日本武道館で遺恨が生まれた矢野通とドク・ギャローズが一騎打ち。矢野の挑発に怒ったギャローズが襲いかかり、試合は開戦。迫り来る巨漢ギャローズに矢野は怯みつつも、持ち前のインサイドワークで対抗。最後は不意打ちの急所蹴りから丸め込み(技名=林真理子に捧げるNU3)、まんまと3カウントを奪取した。
第4試合はザック・セイバーJr.&エル・デスペラード&金丸義信組が、EVIL&高橋裕二郎&SHO組が保持するNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦。H.O.Tは入場時の鈴木軍を背後から奇襲攻撃。大荒れのスタートとなるが、鈴木軍も負けじと反撃を見せる。終盤、セコンドのディック東郷がウイスキー攻撃を狙うも、金丸はキックで回避。しかし、SHOがキックを見舞うと、レガースに何か仕込んでいたのか、金丸は悲痛な叫びを上げ昏倒。すかさずSHOはショックアローで金丸を葬り、H.O.Tが4度目の王座防衛に成功した。
第5試合はジェフ・コブ&グレート-O-カーン組が、IWGPタッグ王者バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ組とベルトを懸けてリマッチ。ファレとコブがド迫力の肉弾戦を繰り広げれば、オーカーンとオーエンズも随所でテクニカルな攻撃を見せ、試合は一進一退の展開に。終盤、オーカーンはラリアットでファレを場外に排除すると、オーエンズに雪崩式フロントスープレックスを炸裂。すかさずコブがオーエンズにツアー・オブ・ジ・アイランドを食らわせ、ピンフォール勝ちをスコア。試合後、王座奪還に成功したUNITED EMPIREをロッキー・ロメロが襲撃するも、新王者組は瞬く間に返り討ちにした。
第6試合では「AEW暫定世界王座戦 進出者決定戦」として、棚橋弘至と後藤洋央紀が激突。新日本&AEWの合同興行『Forbidden Door』(現地時間6月26日・シカゴ)での暫定王座戦進出を懸け、両者は魂の真っ向勝負を繰り広げる。終盤、棚橋はGTRを切り抜けると、スリングブレイドを炸裂。そして最後はハイフライフロー二連発で粘る後藤を撃破。AEW代表のジョン・モクスリーと対峙することに。
第7試合では『KOPW 2022』保持者の鷹木信悟が、前・保持者であるタイチとリマッチ。今回は鷹木提案の「鷹木式10分無制限ピンフォールマッチ」で行なわれ、開始と同時に両者は激しい打撃戦を展開。その後、鷹木は丸め込みも有効に使い、総カウント数を10-6まで引き離す。終盤、タイチも左の上手投げを決め、カバーを繰り返し11-10まで追い上げるも、鷹木が逃げ切りKOPW防衛に成功した。
第8試合はNEVER無差別級王者のタマ・トンガが、BULLET CLUB復帰を果たしたカール・アンダーソンを相手に初防衛戦を敢行。気合い充分のタマはリングインと同時にドロップキックをお見舞い。だが、アンダーソンもラフファイトと巧みな試合運びで応戦。終盤、ガンスタンを巡る攻防から、アンダーソンはバーナードライバーを炸裂。しかし、タマはひるまず、SRCからシュプリーム・フローを決める。ここでギャローズが乱入すると、タマはガンスタンをお見舞い。しかし、即座にアンダーソンがタマにガンスタンを食らわせ、NEVERのベルトを強奪した。
第9試合はIWGP USヘビー級王座決定戦として、SANADAとウィル・オスプレイが激突。当初、王者ジュース・ロビンソンを含めた3WAYマッチが決定していたが、ジュースが来日を拒否したため、急遽SANADAとオスプレイによる新王者決定戦が行なわれることに。これが復帰戦となるSANADAは、自身が長期欠場する理由となった因縁の相手であるオスプレイと、開始からハイレベルな技術戦を繰り広げる。終盤、SANADAはストームブレイカーのようなモーションからTKOを決め、ラウンディング・ボディプレスを繰り出す。だが、オスプレイは膝で迎撃。SANADAも必死に応戦するが、最後はオスプレイがヒドゥンブレードからのストームブレイカーで激闘に終止符を打った。
メインイベント(第10試合)はIWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカが、ジェイ・ホワイトを迎撃。ジェイは5.1福岡PayPayドームでオカダを襲撃し、満を持して世界ヘビー獲りをアピール。迎えた大一番、ジェイは首攻めを軸に切り崩しにかかる。オカダも王者の意地を発揮し、介入した外道もろとも場外でフライングクロスボディをお見舞い。しかし、ジェイは緻密なダーティーファイトでペースを握らせず、終盤には挑発するようにショートレンジラリアットを連発。だが、オカダも闘志を爆発させ、開脚式のツームストンパイルドライバーから伝家の宝刀レインメーカーの体勢に。しかし、これをジェイはブレードランナーで切り返し、3カウントを奪取。IWGPヘビー、同インターコンチネンタル、同USヘビー、NEVER無差別級に続き、世界ヘビー戴冠を達成した。
このほか、第5試合終了後には、3年ぶりに真夏に開催される『G1 CLIMAX』の出場メンバーが発表された。
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