【退場順】
(1)×後藤(12分33秒 OTTR)タイチ○
(2)○YOSHI-HASHI(12分38秒 OTTR)タイチ×
(3)×YOSHI-HASHI(14分48秒 OTTR)ザック○
(4)○石井(15分28秒 OTTR)ザック×
(5)×石井(21分21秒 両者リングアウト)鈴木×
(6)×SHO(26分38秒 OTTR)金丸○
(7)×YOH(29分38秒 ヌメロ・ドス(仮))デスペラード○
メイン(第5試合)では後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&石井智宏&YOH&SHOvsタイチ&ザック・セイバーJr.&鈴木みのる&エル・デスペラード&金丸義信のイリミネーションマッチ。8.1後楽園のNEVER無差別級6人タッグ王座戦、9.5メットライフドームのIWGPタッグ王座戦、そして8.7後楽園で開幕する『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』を見据えた総力戦となる。
7.30後楽園では石井と鈴木が試合後も乱闘を展開。石井はバックステージで「鈴木軍っていうわりには、ここ最近じゃテメェが一番存在感ねえな? 鈴木、(8.1後楽園のNEVER 6人タッグ戦で)オマエらが負けたら、鈴木軍から“タイチ軍”になれよ」と強烈な挑発。対する鈴木は「完全に火ついたぞ、オイ。NEVER 6人タッグ、石井のクビ、俺が獲る。そして、NEVERだけじゃねえ。それを手土産に俺は世界獲りいくぞ」とアピールしている。
タイチ&ザックはIWGPタッグのベルト、後藤&YOSHI-HASHI&石井はNEVER6人タッグのベルトを携えてリングイン。石井は鈴木と視殺戦を展開。そして鈴木軍がゴングを待たずに奇襲攻撃を仕掛け、試合は開戦。一気に場外戦に持ち込む。
リング上、SHOがデスペラードにエルボー。だが、デスペラードはサミング。しかし、RPG 3Kが連携の低空ドロップキックをお見舞い。さらに金丸にはダブルのドロップキックをヒット。
そしてデスペラードをオーバー・ザ・トップロープで追いやろうとするが、鈴木軍が阻止。YOHはドロップキックで一掃しようとするが、タイチ&ザックが捕らえて蹂躙。ストンピングを乱打する。そして場外で鈴木がYOHをいたぶる。
鈴木がYOHをリングに戻すと、金丸が左足に集中攻撃。スイッチした鈴木はYOHの顔面を蹴りつける。怒ったYOHはエルボーを返していくが、鈴木は強烈なエルボー一撃でダウンを奪う。だがカバーはYOHがカウント2でキックアウト。
次はデスペラードがYOHをボディスラムで叩きつけ、CHAOSを挑発。鈴木軍がYOHをいたぶると、YOSHI-HASHIとSHOが救出しようとするが、逆に攻撃を食らってしまう。
続いてタイチがYOHにフライングメイヤーからサッカーボールキック。そして拷問式コブラツイストを見舞う。その体勢で喉輪も決める。YOHはなんとかロープエスケープ。
タイチはYOHの顔面を蹴りつける。YOHは胸板への張り手で反撃するが、タイチは喉輪。そして喉輪落としを狙うも、YOHはドロップキックをお見舞い。そして自軍コーナーに戻ろうとするが、金丸が阻止。しかし、YOHは延髄斬りを食らわせ、後藤にスイッチ。
後藤はタイチをねじ伏せ、その上にザックをブレーンバスター。さらにタイチに村正、ブルドッギングヘッドロックを炸裂。
勢いに乗る後藤は牛殺しを狙うも、タイチは脱出。そしてデンジャラスなスピンキック。続いてタイチは人間魚雷ラリアットからバズソーキック。
しかし、後藤は蹴り足を捕獲し、バックへ。だが、タイチはジャンピングキックで切り抜ける。そして、ザックと共にザックメフィストを狙うも、YOSHI-HASHIがカット。続いて後藤&YOSHI-HASHIがタイチに隠し狭間。後藤はザックをラリアットでなぎ倒し、タイチに突進するも、かわしたタイチはジャンピングキック。
タイチはアックスボンバーを狙うが、後藤は切り抜ける。しかし、タイチはソバット。すると後藤は牛殺しで反撃。そしてGTRを狙うも、タイチはこらえ、トップロープ越しに後藤を下手投げ。後藤はエプロンに踏みとどまるも、タイチはジャンピングキックを決めて後藤を退場に追い込んだ。
だが、すぐにYOSHI-HASHIがタイチをオーバー・ザ・トップロープで失格に追いやる。さらにYOSHI-HASHIはザックをエプロンに追い出し、突進するが、ザックが変形のオクトパスホールドで捕獲。
続いてザックとYOSHI-HASHIはエルボーの応酬。YOSHI-HASHIは強烈な逆水平チョップを連発するが、ザックはヨーロピアンアッパーカット。さらに巧みに丸め込むも、YOSHI-HASHIも返して丸め込み。
続いて蹴りの応酬から、YOSHI-HASHIは突進。しかし、ザックはエプロンに追いやる。だが、YOSHI-HASHIは逆水平チョップでひるませ、ザックをブレーンバスターで場外に投げつけようとする。
こらえたザックは相手の左腕を捕らえ、そこ目掛けてオーバーヘッドキック。そして、YOSHI-HASHIをバタ足のようなキックで場外転落、失格に追いやる。
次は石井がザックをエプロンに追い込み、逆水平チョップを連発。その腕を捕らえたザックはアームブリーカー。さらに腕を捕らえてエルボー。だが、石井は仁王立ち。そしてお返しのエルボーを見舞うも、ザックはその腕を捕らえてアームブリーカーを狙う。ここでSHOが体当たりを食らわせ、ザックは場外に落下し退場に。
場外では試合権利のなくなった後藤&YOSHI-HASHIとタイチ&ザックが口論を展開。タイチが「帰って寝ろ!」と吐き捨てると、後藤は「何時だと思ってるんだ!」と鬼の形相で反論。
リング上、石井と鈴木が激しいエルボーの応酬。石井は気合いを入れると、鈴木をひるませる。だが、鈴木は不敵な高笑い。ここからエルボー合戦はエスカレート。競り勝った鈴木は一本足頭突きを繰り出すが、石井はカウンターの頭突き。
続いてロープワークの展開となり、鈴木がスリーパー。そしてゴッチ式パイルドライバーを狙うが、石井はショルダースルーで返す。そして強烈なエルボーで鈴木を崩し、後頭部を踏みつける。
怒りの鈴木は無表情で石井を見つめ、エルボーの連打で石井をダウンさせる。鈴木は石井を引きずりおこすと、追撃のエルボー。石井がグロッキー状態になると、鈴木は場外に連れ出して鉄柵に二度にわたり打ち付ける。さらに鈴木は馬乗り状態で石井にエルボーを乱打。さらにリング下からイスを取り出し、石井の背中に何度も振り下ろす。その状態でカウント20が数えられ、鈴木と石井は両者退場。
しかし、鈴木はお構いなしで石井をイスで叩きつける。デスペラードが止めに入るが、鈴木は興奮状態。セコンドが3人がかりで鈴木を押さえ込む。
リング上、デスペラード&金丸がSHOにストンピング。場外ではYOHが完全KO状態の石井を介抱する。
劣勢のSHOだったが、デスペラード&金丸を二人まとめてスピアーで吹っ飛ばす。さらに金丸にミドルキックを叩き込んでカバー。これはカウント2。
続いてSHOはバックに回るが、金丸は回避。そしてSHOをオーバー・ザ・トップロープで落とそうとするが、SHOは切り抜けるとエルボーの連発からロープへ。すると金丸はカウンターのドロップキック。
続いてデスペラード&金丸がSHOに合体のバックドロップ。さらに金丸はSHOにブリティッシュフォールをお見舞い。金丸はとどめのディープインパクトを狙うが、SHOは回避。そしてRPG 3Kがカウンターでダブルジャンピングニーをヒット。
続いてRPG 3Kは連携攻撃から3Kを狙うも、金丸は切り抜けてYOHに延髄斬り。しかし、SHOが金丸をキックでなぎ倒す。
SHOはロープ際の金丸に突進。だが、金丸はトップロープ越しにSHOをエプロンに追いやってフロントキック。すかさずYOHが救出に入るが、金丸はYOHを捕獲すると、ハンマースルーで同士打ちさせ、SHOを失格に追いやる。
続いてデスペラード&金丸はYOHに連携攻撃を狙うが、切り抜けたYOHはデスペラードに丸め込みを連発。デスペラードもギターラ・デ・アンヘルを狙うが、YOHは回避してファイブスタークラッチ。だが、金丸がカット。
YOHは金丸をドロップキックで蹴散らすが、スキをついてデスペラードがエル・エス・クレロ。返したYOHはデスペラードにジャーマンスープレックスホールドを決めるが、これはカウント2。
YOHは雄叫びを上げ、DIRECT DRIVEの体勢に。だが、デスペラードは切り抜け、ニークラッシャー。そして、YOHのヒザに金丸がドロップキック。続いてデスペラードがヌメロ・ドスを狙うも、YOHはなんとかロープに手を伸ばそうとする。しかし、金丸がその手を踏み潰す。
デスペラードはYOHをリング中央まで伸ばすと、ヌメロ・ドスでさらに締め上げ、ついにYOHはギブアップ。鈴木軍がデスペラード&金丸の2選手残りで、CHAOSから勝利を収めた。