Circuit2010 G1 CLIMAX SPECIAL

日時: 2010年9月26日(日) 15:30開場　16:00開始
会場: 兵庫・神戸ワールド記念ホール
観衆: 7500

第7試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ

中邑真輔
棚橋弘至

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　10月11日両国大会で一騎打ちを行なう棚橋と内藤、後藤と中邑が前哨戦のタッグマッチで対決。
　
　棚橋対中邑の場面。中邑が棚橋の攻撃をかわしてコーナー最上段へ釘付けにし、ボディへの膝蹴りを発射。これをきっかけに場外戦となり、内藤が棚橋の膝を鉄柵に固定。そして、エプロンからのドロップキックで鉄柵を蹴り、ダメージを増幅させた。
　リングに戻った棚橋を中邑がいたぶっていると、たまらず後藤がリングイン。しかし中邑は、膝蹴りを連射してこれを蹴散らす。
　その後、ようやく出番を得た後藤は、中邑に串刺しラリアット。そして、膝蹴りを狙う中邑をそのまま担ぎ上げ、マットに叩きつける。
　さらに後藤はコーナーに上るが、控えの内藤が脚にしがみついて妨害。これで転落した後藤めがけて中邑がボマイェを発射するが、かわされてコーナーに激突してしまう。
　すると後藤は、すぐさまニールキックを発射し、ダイビングエルボードロップで追撃。そして、エルボー合戦を挟み、後藤がヘッドバット、特攻ラリアット、バックドロップ。さらに昇天の体勢に入るが、回避した中邑がニールキックで逆襲。
　棚橋対内藤の場面。棚橋がフライングフォーアーム、ボディスラム、ダイビングサンセットフリップ。そこからロープに走るが、組み付いた内藤がニークラッシャー。すぐに棚橋が延髄斬りで反撃するものの、内藤もジャンピングエルボーアタックでやり返す。
　この後、棚橋と内藤が膝へのドロップキックを打ち合い、内藤を丸め込んだ棚橋が、グラウンドドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールド。
　棚橋対中邑の場面。中邑がリバースパワースラム2連発。そして内藤と共にトレイン攻撃を狙うが、飛び込んだ後藤が内藤をラリアットで倒す。だが、その後藤をジャーマンスープレックスで投げ捨てた中邑が、棚橋に膝蹴り連射。
　苦しい棚橋は張り手で報復し、ダルマ式ジャーマンスープレックスホールドで逆襲。そして、ハイフライフローでダイブするものの、中邑が両膝を立ててガード。すると、コーナー最上段に上った内藤が、棚橋の膝へミサイルキック。最後は中邑がボマイェをヒットさせ、棚橋から3カウントを奪った。

COMMENT

中邑「……おまえら、覚えてっか？　“アレ”から一年経ったな？　何が壊されて、何が残ったか？　俺は、まだ、終わっちゃいないぜ？　誰がなんと言おうと、自分自身のために変わったんだ、変えたんだ！　以上。（「後藤選手との絡みでは熱くなっていたように見えたが？」）ふざけんなって。俺と絡めば、何かが得られる、何かくれるとでも思ってるんだろ？　自分で掴め、そんなもんは。この世界、誰も教えちゃくんねぇぞ？　教えてもらえる？　何かがもらえる？　大間違いだね！　新日本も一緒。入ったら強くなる？　違うね！　入ってから、自分の手で強くなるんだ。以上！」
内藤「いや〜。目の前でさぁ、目の前で、俺の両国の相手が、3カウント取られちゃったからね？　ちょっと複雑っつうかね……。エースだからね？　100年に一人の逸材なんでしょ？　こんな簡単に負けんなって！　ま、いいや。これでさ、（10月3日の）山形、休む理由できたじゃん？　休んでいいよ。休んで、両国までにちょっとでも、ヒザ直してこいって。山形のお客さんには、俺が『ごめんなさい！』って言っておくから。ゆっくり休んでいいよ！（「今日の闘いでトップ戦線に食い込む手ごたえを感じた？」）いや、俺は感じてるよ。『NEW JAPAN CUP』で、自信を確信にしたからね。それが、なかなかお客さんにはすぐに届かない、それはわかってる。それは俺の課題だし。ただ、俺はトップ戦線に食い込んでる選手だと思ってるから、こんな試合組まれたって、普通だよ。普通！　そんくらい自信を持ってるから」　
　
棚橋「ダセェ!!　全部ダセェ!!　必ず内藤!!　そして中邑！　そしてG1で負けた小島!!　今年、今年のうちに借りを返す。膝がどうなろうと飛び続ける。飛んで勝ってきたから。飛べない棚橋はただのイケメンだからなッ！」
後藤「中邑、おまえにとやかく言われなくても、俺は俺の力で新日本の頂点を獲ってやるっつたろ？　次の両国、俺のストロングスタイルあいつに教えてやるよ。それだけだよ。俺のストロングスタイルであいつを沈めるだけだよ！」