Circuit2010 G1 CLIMAX SPECIAL

日時: 2010年9月26日(日) 15:30開場　16:00開始
会場: 兵庫・神戸ワールド記念ホール
観衆: 7500

第2試合 60分1本勝負
IWGPJr.タッグ選手権試合

第26代チャンピオンチーム
チャレンジャーチーム

プリンス・デヴィット
邪道

境界線

15分50秒　外道クラッチガエシーノ

※王者組が初防衛に成功

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　序盤、Apollo 55が得意の連携攻撃を連発して先制。そのまま試合の流れを支配する。その後、トペフェイントからの腰振りを決めていた田口が、背後から襲撃を受けて失速。邪道・外道の集中砲火を浴びて大ピンチに陥る。
　長時間のローンバトルを強いられた田口は、邪道のラリアットを前転でかわし、ドロップキックで逆襲。そして、替わったデヴィットがドロップキックで邪道と外道を同時に吹き飛ばし、ノータッチトペコンヒーロで追撃。リングに戻ってもApollo 55の攻勢は続き、得意の踏み台式串刺し攻撃を連発していく。
　続いて田口が、三角飛びプランチャで外道を分断する中、デヴィットはジャンピングスピンキックからブラディサンデーを狙う。しかし、邪道がクロスフェースオブJADOに切り返して逆襲。
　田口対外道の場面。田口が、外道にリバースDDT、邪道にDDTを同時にお見舞い。さらに、三角飛びミサイルキック、スリーアミーゴで外道に追い討ちをかける。
　ここでデヴィットがコーナー最上段に上ると、外道がどどんを振り切って田口をコーナーにぶつける。これでバランスを崩したデヴィットは急所をコーナーに痛打。そして外道は、田口をスクールボーイで丸め込む。
　外道の攻撃は続き、チンクラッシャー、コンプリートショット。そして、田口のスワンダイブ攻撃をかわしてトラースキックを見舞う。
　ここで外道が田口を羽交い絞めにするが、邪道のラリアットはかわされて誤爆。さらに邪道はデヴィットにもラリアットを見舞うが、田口の延髄斬りを浴びてダウン。
　そして田口は、外道に延髄斬り、ジャーマンスープレックスホールドを見舞い、ロープへ走る。ところが、リング下の邪道が脚を引っ張って妨害。
　そして邪道が、エプロンから田口を羽交い絞めにするが、外道のタックルはかわされて誤爆。すると田口は、すかさず外道を丸め込む。しかし、外道がキックアウトして田口を吹き飛ばし、リング下で待ち構えた邪道がイスで殴打。よろめいた田口を外道がスクールボーイで丸め込むが、カウントは2。
　すると外道は、外道クラッチを繰り出すが、切り返した田口がそのまま押さえ込んで3カウントを奪取した。

COMMENT

デヴィット「邪道、外道は今までとは違うタイプのタッグチームだった。僕らはチームワークを活かして、おたがいのピンチのときは助け合ったけど、今日はタッグチームとしても成長できた試合だと思うよ」
田口「あれ（最後）は外道クラッチガエシーノ。あれは今シリーズ俺がどうして邪道、外道に向けてコメントを発してた答え。まんまと俺の描いてた絵のように決まっちまった。最後は俺の読みどおりだった。広島で足引っ掛けられて決まってしまったからね。外道クラッチ入られたら、返せないんで。あの入られる一瞬で。思い描いたとおり。（10.11両国では）飯伏、オメガ。負けてますからね。次もね、俺が獲りに行きます」
デヴィット「飯伏とオメガと対戦しても僕らは自分のスタイルを突き通すだけだよ」
　　
※悔しさを噛み締めながら、バックステージで抱き合う邪道と外道。
邪道「負けてねーよ、コラ！　もう一回、やらせろ！　チャンピオン、てめーらにチャンピオンの器、あるんだったら、もう一回、俺たちのチャレンジを受けろ！　飯伏、ケニーに勝って、俺たちの挑戦受けてみろ！　それぐらい言う資格あんだろ？　もう一回だ、もう一回！」
外道「（パチパチと両手で拍手しながら）田口！　オメーの今日の勝ち方はよ、俺にとって最大の屈辱だ、コノヤロー！　覚えとけよ、田口！　（頭を指しながら）ココの勝負だ！」