フィールズPresents レッスルキングダムIII in 東京ドーム

日時: 2009年1月4日(日) 15:30開場　16:00開始
会場: 東京・東京ドーム
観衆: 40000

第5試合 30分1本勝負
Fighting Holdings Competition

カート・アングル
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン

ケビン・ナッシュ
石井智宏

蝶野正洋
飯塚高史

長州力
ジャイアント・バーナード

境界線

07分09秒　アンクルロック

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

“TNA版レジェンド”と言える“メイン・イベント・マフィア”のアングル、ナッシュと、日本マット界のレジェンドである長州、蝶野がドリームチームを結成した第5試合。
　
　ゴング前、バーナードは、マッチアップの相手にナッシュを指名。ナッシュは応じ、試合のゴングが鳴らされる。バーナード以上の長身を誇るナッシュは、コーナーでバーナードを攻撃。怪力のバーナードが相手のパワーに押し込まれ、圧倒されるという珍しい光景が見られる。
　その後、ナッシュはサイドバスターでマットへ叩きつけた飯塚を手で固定し、そこへ蝶野がシャイニングケンカキック。さらに、ダイビングショルダーアタックで飯塚にダイブする。
　中盤戦に入ると、G・B・Hは長州を集中攻撃。バーナードからコーナープレス、串刺しボディアタックを食らうなど、長州は苦しい展開を強いられる。だが、アンダーソンにリキラリアットを炸裂させて逆転すると、勝負をアングルに託す。
　ナッシュがラリアットでバーナードを場外へ転落させ、そのまま2人は激しい場外戦を展開。そんな中、アングルは、長州がサソリ固めで飯塚、蝶野がSTFで石井を押さえている間に、アンクルロックでアンダーソンからギブアップを奪取。日米レジェンド連合が、貫禄勝ちを収めた。

　試合後、敗戦に納得のいかないバーナードが、アングルに襲い掛かった。

COMMENT

蝶野「みんな思った以上にコンディションが良くてね。ケビンなんて、10年ぶりぐらいに会うけど、その時よりコンディションがいいんじゃないかと思うぐらい、物凄い試合をやっていたんで。このユニットで、彼らがやっているTNAで若い奴らとやってもいいし、彼らと腕試しもしてみたい。色んな夢が出てくるよね。世代闘争というのは必ずある。我々はみんなそれぞれの時代を築いてきた。じゃあ、若い世代が本当に時代を担っていけるのか？任せられるのか？俺の今の目から見たら、日本もアメリカもそういう世代が育っていないというのが答え。壁とかではなく、もし業界のトップに立った方がいいなら、そうするよ」
ナッシュ「チョウノの言う通り、10年前より今の方がコンディションもいいし、力もついているだろう。確かに、ニュージェネレーションもいるが、俺たちが力を見せてトップに立つべきだ」
長州「ケビンとカートと組むことができて、蝶野には感謝しますよ。この蝶野しかできないワールドがどれだけ必要なのか。どれだけのインパクトを持つのか。ただ外国人を連れてくればいいという問題でもないし。それに、今日はケビンのスタート（の動き）を見て、これはもう遅れを取っちゃいけないなと、気合いを入れられましたよね。また、カートの1つの技のインパクトを見て『まだまだ彼らが出せるんだったら自分も』という気持ちがかき立てられますよね。世代交代は、俺たちが押し切ってきたこの世界だから、当然そうじゃなきゃいけない。でも、そのものを支えるのは何なのか？客が望んでいるというか、蝶野ワールドのブッキングだよね。今日は楽しかったですよ」
アングル「確かに、ボクが勝利を獲ったかもしれないけど、パズルで言ったら小さな破片でしかない。チョウシュウとチョウノがペースを作ってくれ、ケビンが1番デカいバーナードと互角以上に闘ってくれたから。ただ、勝つには勝ったけど、バーナードが試合後にしたことは、スポーツマンライクではないね。正直言って、今後は日本に来る予定はなかったけど、また戻ってきてバーナードと闘いたい気分さ」

※G・B・Hはノーコメント