SANADAリングインを除いたJUST 5 GUYSがリングインしたところで、いつものようにTAKAみちのくがマイクをつかみ、「いよいよ本日、ここの景色が大きく変わる。どうせなにも変わらないと思ってんだろ? SO WHAT!? WE GONNA CHANGE EVERYTHING TODAY」とアピール。そしてLOS INGOBERNABLES de JAPONトリオを呼び込んだ。
リングに6選手がそろうと、DOUKIがしきりに内藤哲也を挑発する。相手を焦らすように、ゆっくりコスチュームを脱いでいく内藤。内藤は3人で拳を合わすと、振り向きざまにDOUKIに攻撃を仕掛けていった。そのまま試合開始のゴング。ルチャ・リブレ特有のロープワークを駆使した速い動きで逆襲に転じたDOUKIに対し、LOS INGOBERUNABLES de JAPONトリオはコンビネーションで反撃。内藤はDOUKIのマスクに手をかけてかく乱する。正式にタッチを受けた鷹木はキチンシンク、ショルダータックル、垂直に持ち上げてのブレーンバスターとパワーで圧倒。替わったBUSHIはエルボーからネックブリーカードロップで攻め立て、DOUKIにタッチを許さない。
DOUKIにパンチを振り下ろした内藤は、ダウンしたところにツバを吐きかけ、反則を交えて攻め込んでいく。さらに足によるフルネルソンでDOUKIの首に攻撃を集中するも、ここは金丸義信が飛び込んできてカットした。ローンバトルを強いられてきたDOUKIだったが、ジャンピング・ハイキック、DDTを決めてようやくタイチにタッチした。
リング内は鷹木vsタイチの顔合わせ。逆水平とローキック、1発を決められれば1発返すという真っ向からのぶつかり合い。タイチはバックハンドエルボー、グーパンチからのレフトハンドラリアットを決められても倒れず、アックスボンバーを叩き込んでいった。
タッチを受けた金丸は速い動きで鷹木に対抗したが、ポップアップ式のデスバレーボムを浴びる。さらにBUSHIがミサイルキック。BUSHIの串刺しバックハンドエルボー、鷹木の串刺しラリアット、内藤のマンハッタンドロップからのジャンピング・ハイキック、BUSHIのバッククラッカーと波状攻撃を浴びながらも、タイチのカットが間に合ってカウント3は数えられない。
BUSHIのフィッシャーマンズスピンをかわした金丸は、低空ドロップキックからマットに直接叩きつけるニークラッシャー。そして後方からBUSHIの左ヒザを低空ドロップキックで撃ち抜いて足4の字。ロープに逃げようとしたところで、DOUKIがコーナー最上段からダブルフットスタンプをボディーにグサリ。そのまま飛び込んできた内藤の動きをイタリアンストレッチで封じると、タイチも鷹木を聖帝十字陵でとらえる。さすがに誰もカットに入って来れない状態に陥り、BUSHIは仕方なくタップアウト。勝負が決まってからは、タイチが鷹木、DOUKIが内藤にシングル対決をアピールした。
CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA GENESIS 2023
- 日時
- 2023年4月8日(土) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 放送
- 観衆
- 6,510人
MATCH REPORT
COMMENT
TAKA「SANADAだけじゃねえよ。今やみんな勢いづいちゃってるよ、オイ。タイチ、また行くか? DOUKIもよ、内藤に噛みついたな、オイ。ノブさんもよ、BUSHI仕留めたな。今までだったらどうだ? 俺らは負けてたかもしんねえけどよ、SANADAだけじゃねえ。全員勢いづいてる、活気づいてるからよ。また何か起こるぞ。楽しみだな、オイ」
DOUKI「内藤! (※スペイン語で挑発してから、日本語に戻して)機会があればよ、俺はずっとオマエとやりたかったんだよ、オイ! ちょうど暇そうだからよ、ここに面白い相手がいるぜ? 内藤!(※と、この後もスペイン語で挑発してから控室へ)」
※金丸はノーコメント
BUSHI「アーッ、アーッ! このままじゃ、このままじゃ、終わんねぇぞ! な!」
タイチ「(※赤コーナー側のインタビュースペースにやってきて)オイ、こっちまで来てやったんだ。鷹木どこだ? 鷹木どこに行った? どこ行ったんだよ。わざわざ来てやったんじゃねぇかよ。こっちのコーナーによ。いいよ、こっちでしゃべってやるよ」
タイチ「鷹木よぉ、今日はSANAやんが、そして俺たちが必ず景色変えんだ。新日本プロレス、これで。こっからスタートするんだ。SANAやんは間違いなくベルト獲ってくる。そして俺自身も景色変えなきゃいけねぇんだよ、もう。そのためにはよぉ、鷹木、まずはオメーを倒さねぇとよぉ、景色変わんねぇんだよ。去年、テメーに何連敗したと思ってんだ。あ!? オメーをぶっ倒さねぇと景色変わんねぇんだ。俺の景色が。鷹木、もう一回俺の前に立て。KOPWだ? 何だ? どっちでもいいよ、そんなものは。とりあえずオマエ、俺の前に立てよ。悪いけどよぉ、俺の前で潰れてもらわねぇとよぉ、俺自身、新しく進めねぇんだよ。なぁ。間違いなく今日はSANAやんが結果出してくれるんで、俺だってそこに着いていく。俺や、ノブ叔父やDOUKIだって景色帰るために進んでるんだよ。そのために鷹木、邪魔なんだよオマエが。オマエら(報道陣)、しっかり伝えとけよ。鷹木、俺の前に立て。オマエを認めてるから言ってんだぞ!(※と、立ち去る)」
鷹木「何がJust 5 Guysだ、アイツら! おぉ!? 結果を残してんのはSANADAだけだろ? SANADAに便乗してんじゃねぇよ。『Just SANADA Guys』に名前変えろって。何だよ、タイチもDOUKIも……(※すぐ近くで大きな物音がする)」
※タイチがやってくる。
鷹木「もういいって! いいって!」
タイチ「勝手に帰ったかと思ったよ。今言った通りだ。今先に言ったから、後で見とけ。ちゃんと課金して見とけ」
鷹木「オマエの話は聞いてねぇよ。オマエの話はいいんだよ! オマエは今日のメインのセコンドに集中しとけよ!」
タイチ「それも重要だよ。だけど、SANAやんだけじゃねぇんだよ。俺も、アイツらも、全員で景色変えなきゃいけねぇんだ。オマエが邪魔なんだ。頼む、もう一回俺の前に立ってくれ。オイ、俺はオマエに何連敗したと思ってんだよ。このままじゃよ、オメーの首を獲らねぇとよ、俺の景色は変わんねぇんだ」
鷹木「ここ(鷹木とタイチ)でやったらまた景色同じじゃねぇか」
タイチ「そんなことはどうでもいいんだ。俺は関係ねぇんだ、そんなことは。他の人間がどう思おうとどうでもいいんだ。俺はテメーの首狙ってんだ。オイ、お願いしてやるよ、オマエに初めて。頼む、俺の前に立ってくれよ」
鷹木「俺もチャンピオンとして逃げる理由は何一つねぇからな。いいよ、別にタイトルマッチどうこう関係ない。オマエの前に立つことなんか、朝飯前だ。やってやるよ」
タイチ「おう、それでこそオマエだ。認めてやってんだよ。うれしいだろ、俺に認めれらて。別にそれ(ベルト)も、別に持ってきても持ってこなくても、それはオマエに任せるよ。オマエの気持ち一つだ。とりあえずもう一回、俺の前に立て。分かったか。分かったか、鷹木。リベンジ待ってるぞ!(※と、立ち去る)」
鷹木「『リベンジ待ってるぞ』って言ってるヤツが、何で上から目線なんだよ。なぁ。別にいいんじゃない? おぉ、スペシャルシングル? ただのシングルマッチでもいいよ。何だったらオイ、次期シリーズ、コイツ(※と、肩にかけていたベルトを叩く)の防衛戦決まってねぇんだ。スペシャルシングルマッチとして、俺の第二の故郷、神戸でシングルでも組んでくれよ。なぁ。メインじゃもったいねぇ。俺とタイチだったらセミで十分だろ。セミファイナル。なぁ。神戸大会のセミファイナルで、鷹木信悟とタイチのスペシャルシングルマッチ、それで十分だろ。それ以外に! なぁオイ新日本プロレスの全選手! 俺とヘナーレの試合見たんだろ? 壮絶なKOPW。なぁ、ケンカ売りてぇんだったらどんどん、俺に売りに来てくれよ。誰とでも! どこでもやってやる。まぁその前に俺は来週からオーストラリアに行ってくる。3日連続、全てシングルだからな。鷹木信悟ここにありってものを、しっかり見せてくるよ」
内藤「今日の、(※両方の目を指差し)DOUKIの目、見た? あの目を見て、12年前、メキシコで初めてDOUKIと出会った時のことを思い出しましたよ。あの時のようなハングリーさが最近はちょっと薄まってたのかなと思ってたけど、新しいユニットになってまたハングリーさが戻ってきたんじゃない?」
内藤「どうする、DOUKI? 俺と遊ぶか? ちょうど俺今、ノー・オクパード、忙しくないぜ? カブロン!」