１．４東京ドームで新日本マットに初登場した際、メルセデス・モネは対戦してみたい相手としてAZMの名を挙げていた。それに葉月が加わっての3WAYマッチ。スターダムを代表するハイスピード戦士２人を相手に、モネがどのような闘いを見せるか……。
　モネは最後にリングに登場するや、AZM、葉月の元に歩み寄ってベルトをアピールした。まずはモネがスターダムの２選手を相手に闘う展開。AZMがセカンドロープに飛び乗って、振り向きざまにモネの腕に絡みついてアームドラグで投げ、そのまま丸め込む形に。しかし葉月がすかさずAZMを払いのけてそのままAZMをカバー。しかし押さえ込もうとする葉月の後方からモネがエビに丸め込むが、そのモネをAZMがエビで丸め込んでいくといったフォールの奪い合い。しかしいずれもカウント３は数えられず。
　続いてそれぞれが握手を求める形で共闘をアピールするなか、握手を求められたAZMは「ノーA・Z・M（エー・ズィー・エム）」と、１．４東京ドームのバックステージで名前を出された際にアルファベット読みされたことを根に持っているのか、それを持ち出して拒否の姿勢を見せる。しかしモネが「アズミ」と言ったことで気をよくして共闘に応じ、モネ＆AZMvs葉月の展開に。しかし葉月は１対２の闘いながら２人を鉢合わせさせ、トップロープの反動を利用して２人を同時に投げ飛ばし、低空ドロップキックで２人を吹っ飛ばした。
　リング下まで吹っ飛んだAZMに対し、モネはロープ際で腰を落とした状態に。葉月はそのモネに顔面ウォッシュからフルネルソンバスター、セントーンと攻め立てていった。葉月の足を払ってジャックナイフで丸めたモネに、AZMがコーナートップかダブルフットスタンプで降下。さすがのモネも、リング下にエスケープした。その間にAZMは、葉月に攻撃を仕掛ける。ハイスピードらしい闘いなかでAZMが葉月をロープに振ると、葉月はその勢いを利用してモネにトペを決める。続いてAZMがコーナーに駆け上がり、鉄柱越えの場外プランチャをリング下の２人に見舞っていった。
　葉月をリングに戻してリング中央に寝かせたAXMは、コーナートップから急降下フットスタンプをボディーに突き刺していく。つづいてAZMが狙ったミスティカをスリーパーに切り返した葉月。そのまま腰を落として絞め上げているところへ、モネがリングにカムバックしてきて走り込んでのダブルニー。そして２人まとめてのクロスフェースロック。それを切り返したスターダムの２人は、２人同時にモネをクロスフェースで締め上げていく。しかしそれをする抜けたモネは、２人同時にフェースクラッシャーを見舞い、対角に分かれた２人にダブルニーアタック計６発の乱れ打ち。
　AZMをモネメーカーの体勢にとらえたが、そこに葉月がコードブレイカー。しかし不完全。だが、その反動でAZMがエビに丸め込む形となったが、葉月のカットが間に合ってカウント３は数えられず。
　AZMにクロスフェースロックを決めた葉月。AZMがロープブレークに持ち込もうとしたところでローリングしてリング中央に引き戻したが、AZMはそれをワキ固めに切り返し、そして馬乗りになってのアームロックへ。孤k土江モネがAZMを丸め込んでいこうとしたが、AZMはそれをさらに羽根折り式のアームロックに切り返していった。しかし葉月がカット。
　葉月に走り込んでミスティカを狙ったAZM。そのまますぐそばにいたモネをヘッドシザースにとらえる形でミスティカを決め、走り込んできた葉月をスライディング・ヘッドシザースでモネの上に倒し、重なった２人まとめてのワキ固めからアームロック。しかしバランスが崩れて返されてしまう。
　コーナーに上がったAZMに対し、モネと葉月が２人がかりの雪崩式ブレーンバスターを狙う。その２人を突き放すとセカンドロープに引っかかって仰向きで引っかかる状態に。そのままジャンプして踏みつけようとしたが、モネが長い手を振り回すとAZMに当たってジャンプできず。起き上がった葉月がヘッドバットから１人で雪崩式ブレーンバスターを狙ったところ、モネが葉月に飛びつく形で回転エビ。葉月はパワーボムの形で転落し、AZMもブレーンバスターで叩きつけられつ形となった。
　３人が輪になってヒザをついてのエルボーの打ち合いからスタンドへ。葉月のエルボーをかわしバッククラッカーを見舞うと、AZMにもバッククラッカーを見舞い、コーナー２段目からダイブして、メテオラの要領で押し潰す形でダブルニーを見舞っていったがカウント２止まり。
　モネが狙ったバンク・ステートメントを後方に回転して回避したAZMは、フットスタンプからあずみ寿司。カウント２で返されるとエルボーの打ち合いに。２人が打ち合っているところにサイドからスワンダイブ式ミサイルキックを見舞った葉月。さらにモネにフロントハイキックを見舞うもカウント２。モネが左右の張り手からエルボーを見舞っていくと、葉月はエルボーで押し倒し、そのままヒジを振り下ろしていく。
　ロープに走った葉月を追いかける方でエプロンになったモネはハイキック。そしてセカンドロープに上がったものの、葉月のコードブレイカーを浴びる。葉月はさらにコーナートップから飛びついてのコードブレイカーを決めるが、AZMにカットされてカウント３は奪えず。
　モネメーカーを狙われるも、葉・月ストラルで切り返して言った葉月。それをAZMはあずみ寿司で丸め込んでいく。ここはモネがカット。
　モネが葉月に張り手を見舞うと、葉月はカウンターのボディースラムで叩きつけ、垂直落下式ブレーンバスターを狙う。モネを持ち上げたところで背後からAZMは飛びついてレッグロールクラッチホールをを狙ったが、そこをモネがモネメイカーの体勢に担ぎ上げ、そのまま葉月の上に叩きつけていった。そしてAZMをカバー。これで３カウントが数えられ、モネが初防衛を飾った。

 
　
モネ「私のリアクション、私がどう反応するのか聞きたいのね？ AZM、ハヅキ！ オーマイゴッド！ あなたたちは未来だわ！ だけどね、私は“今”なの。私はここにいて、スターダムと新日本プロレスのCEOなのよ！ あなたたちガールズもと～っても良かったわ。だけど私の方がベターなの。私が最高なのよ!!」
　

　
モネ「皆さんは今夜、素晴らしいことを思い知らされました。あの終わりにやってきたおバカな小娘。4月23日、あの子は終わります。二度とCEOを軽く見ないことね。今夜レッスンをしてあげました。4月23日にはもう教えることはないわ。（IWGP女子のベルトを掲げながら）なぜならこのベルトは私とずーーっと一緒にいるの。日本は今、私の国であり私がこの国を支配しているからです！ 他に質問は？ ノー？ そう思ったわ」
　

　
モネ「ねぇ、盛大なお祝いのパーティーがあるの。行かなきゃいけないわ。キレイにしなきゃね。リムジンが外で待ってるわ。ペントハウスに戻らなきゃ！ キレイにして、だってパーティーがあるんだもの！ お祝いよ！ イエーイ！ スシ、ラーメン！ ほら、行きましょう！（※と言って、飛び跳ねながら控室へ）」
　
　

　
AZM「アーーッ！（※叫びながらインタビュースペースにやってきて、前のめりに床に倒れ込む）悔しい！」
　

　
AZM「（※座り込んだまま向き直って）世界は……いや、まだ早かったのかもしれない。いや、早くない、モネの壁が高かっただけかもしれない。けど、次はタイトルマッチなんて言わないから、また私とシングル、ぜひしてください。そしてモネ、私を見つけてくれてありがとう」
　

　
AZM「でもね、一個ごめん、何も関係ない話するけど、次の4・23横浜アリーナ、私、岩谷麻優とシングルマッチする予定だったけど、IWGP女子、まぁ獲れなかったので、ハイスピードマッチ、駿河メイちゃん、タッグパートナーまだ決まってないよね？ そこに私もぜひ立候補させてください。よろしく！」
　

　
葉月「（※荒い息を吐きながら床に座り込んで）IWGP女子のベルト、私がこの腰に巻いて可能性を広げようと思ったけど、できませんでした。4・23横浜アリーナはモネvs麻優さん、タイトルマッチが決まった。麻優さんとタイトルマッチ、したかった！」
　

　
葉月「でも、負けは負けなので、気持ちを切り替えて4・23、フワちゃん2戦目、タッグパートナー“Ｘ”、まだ決まってないようなので、フワちゃんの師匠、私がタッグパートナーとして名乗りを上げ、フワちゃんを勝利に導きたいと思います。ありがとうございました」
　

　
岩谷「4月23日、横浜アリーナ、今日勝った人に挑戦しようと決めてて、メルセデス・モネ、最高の相手だと思います」
　

　
岩谷「必ず自分がIWGPのベルトを獲って、またスターダムのリングを輝かせて、世界に岩谷麻優の名を広めて、自分こそがシンノスーパースターになりたいと思います」