SANADAがオカダを破り悲願のIWGP世界ヘビー奪取!
イーグルスからジュニアの至宝を死守したヒロムが、
なんとSANADAに次期挑戦をアピール!
オージー・オープンが毘沙門を撃破しIWGPタッグ初戴冠!
ザックは海野の猛攻を振り切りTV王座防衛!
モネはAZMと葉月の挑戦を退けIWGP女子防衛!
ファンタズモがBULLET CLUB追放に!
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4月8日(土)、東京・両国国技館にてビッグマッチ『CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA GENESIS 2023』が開催された。今年の“春の両国決戦”は5大タイトルマッチを中心に、激闘が繰り広げられた。
第1試合では「『新日ちゃんぴおん。』グランプリ獲得記念特別試合 6人タッグマッチ」を実施。この一戦は『バラバラ大作戦』(テレビ朝日)の中で一番おもしろい番組を選ぶ『バラバラ大選挙』にてグランプリを獲得した『新日ちゃんぴおん。』の記念試合として行なわれ、入場曲で発表となった対戦カードは、鈴木みのる&矢野通&グレート-O-カーンvs棚橋弘至&YOH&エル・デスペラード。ユニットの垣根を越えた6人タッグは、鈴木とデスペラードのマッチアップや、棚橋組の連係攻撃など興味深い場面が続出。だが、終盤にYOHとデスペラードが仲間割れ。すると制止しようとした棚橋に対し、矢野が背後からローブロー。すかさず横入り式エビ固めを決め、棚橋から3カウントを奪取した。
第2試合はジェフ・コブ&アーロン・ヘナーレ&フランシスコ・アキラのUNITED EMPIREトリオと、H.O.TのEVIL&高橋裕二郎&SHO組が対戦。4.3後楽園でSTRONG STYLEに敗れNEVER6人タッグ王座奪取に失敗したH.O.Tは、シリーズ最終戦でその鬱憤を晴らすように、ゴング前から奇襲攻撃を仕掛ける。だが、UNITED EMPIREもひるまず応戦。終盤、東郷はコブにスポイラーズチョーカー攻撃を仕掛けるも、コブはパワーで切り抜ける。すると東郷はコブの背中に飛びつく。ここでアキラがSHOをコブに向けて放り投げると、なんとコブは東郷を背負った状態でツアー・オブ・ジ・アイランドを炸裂。SHOから豪快に3カウントを奪取した。
第3試合は内藤哲也&鷹木信悟&BUSHIのL・I・Jトリオが、Just 5 Guysのタイチ&金丸義信&DOUKI組と対決。SANADAのL・I・J脱退、そしてJust 5 Guys加入という局面で実現した6人タッグは、内藤が自身を挑発してきたDOUKIに厳しい攻めを見せる。終盤、L・I・Jは孤立した金丸に波状攻撃。しかし、ピンチを切り抜けた金丸がBUSHIを4の字固めで捕えると、DOUKIがダイビングフットスタンプを投下。そしてDOUKIが内藤、タイチが鷹木を捕えると、金丸はそのまま4の字固めで締め上げてBUSHIからギブアップ勝ちをスコア。試合後、タイチはKOPW保持者の鷹木と口論を繰り広げた。
第4試合はタマ・トンガ&ヒクレオ&マスター・ワトのトリオが、デビッド・フィンレー&KENTA&ファンタズモ組と対決。『NJC』準決勝(3.19群馬)でフィンレーに敗れているタマは、フィンレーと激しい攻防を展開。終盤、この試合で唯一のジュニアのワトが躍動するも、最後はファンタズモがサドンデスからのCRⅡでワトを撃沈。試合後、フィンレーがタマをNEVERのベルト、KENTAがヒクレオをSTRONGのベルトで殴打。さらにフィンレーがタマを蹂躙していると、ファンタズモが制止に入る。すかさずフィンレーはファンタズモにエルボーを見舞い、乱闘騒ぎに。すると、KENTAと石森もファンタズモに攻撃を繰り出し、ELPは事実上のユニット追放に。
第5試合はIWGP女子選手権試合3WAYマッチとして、王者メルセデス・モネがベルトを懸けて、スターダム所属のAZMと葉月を3WAYマッチで迎撃。三つ巴の戦いはクリップラー・クロスフェイスを巡る応酬など、目まぐるしい攻防に。そしてモネは膝での攻撃を軸に攻め立てるが、葉月とAZMも軽快な動きで徹底抗戦。以降も攻守が激しく入れ替わる中、終盤にAZMが葉月を巧みに丸め込む。すると、モネはAZMをモネメーカーの体勢で捕え、そのまま葉月の上に叩きつける。葉月がカットに入れない状況を作ったモネは、AZMから3カウントを奪取し、初防衛に成功。試合後、岩谷麻優がリングに上がり、モネに対してスターダムの4.23横浜アリーナ大会での挑戦をアピールした。
第6試合は海野翔太がNJPW WORLD認定TV王者ザック・セイバーJr.に挑戦。両者は開始と同時にスリリングな丸め込み合戦。さらに海野はザック相手にテクニカルな動きで攻め立てる。しかし、『NEW JAPAN CUP』2回戦で海野に敗れているザックは、その雪辱を果たすべく得意のサブミッションで反撃。終盤、海野はデスライダーで突き刺すも、ザックはカウント2で執念のキックアウト。ならばと海野は変形のデスライダーから、再度デスライダーを狙うも、ザックは切り抜けてジャックナイフ式エビ固めへ。これを海野は返すことができず、粘りを見せたザックが4度目の防衛に成功した。
第7試合ではIWGPタッグ王者組・毘沙門(後藤&YOSHI-HASHI)が、挑戦者組オージー・オープン(マーク・デイビス&カイル・フレッチャー)と激突。昨年の『WORLD TAG LEAGUE』の優勝決定戦で毘沙門に敗れているオージー・オープンは、力強い技と精度の高い連携プレーで切り崩しにかかる。しかし、毘沙門も王者の意地を見せ猛反撃。終盤、フレッチャーに激烈一閃からの消灯を狙うも、これはデイビスがカット。すると後藤はフレッチャーに一人消灯、GTWを炸裂。だが、またも消灯はデイビスが食い止め、オージー・オープンが後藤にダブルのシットダウン式パワーボムを食らわす。ここからオージー・オープンはサンドイッチラリアットを毘沙門にまとめてお見舞い。そしてYOSHI-HASHIを排除すると、最後は後藤をコリオリスで沈め、王座奪取に成功した。
セミファイナル(第8試合)ではIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロムが、ロビー・イーグルスを相手に3度目の防衛戦を敢行。前哨戦でヒロムの膝にダメージを蓄積させたイーグルスは、序盤から執拗な膝攻めを敢行。ヒロムは苦しい戦いを強いられるが、気合いの反撃を見せる。試合が佳境に入ると、イーグルスは雪崩式リバースフランケンシュタイナーからワープ4.5。だが、続くロン・ミラー・スペシャルを切り抜けたヒロムは、変形のTIME BOMBを炸裂すると、さらにヒロムちゃんボンバーからのTIME BOMB IIで逆転勝利。難敵を下し、ベルトを死守した。
そしてメインイベント(第9試合)では、IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカが、『NEW JAPAN CUP 2023』優勝者であり、Just 5 Guysとして勢いを見せるSANADAを相手に3度目の防衛戦。ニューコスチュームで登場したSANADAは、新日本マットに“新たな景色”を生み出すべく、オカダ相手に堂々と技術で渡り合う。だが、オカダもマネークリップをはじめ、首攻めで追い込んでいく。しかし、終盤のオカダのレインメーカーを回避したSANADAは、掟破りのレインメーカーを炸裂。それでもオカダはレインメーカーを繰り出すが、SANADAはTKOで切り返す。
そして一進一退の攻防の中、SANADAは狙い澄ましたシャイニングウィザードを食らわす。だが、オカダは負けじと変形ツームストンパイルドライバーで突き刺すと、レインメーカーの体勢に。これをSANADAは渾身のデッドフォールで切り返し、ついに3カウントを奪取。悲願のIWGP世界ヘビー初戴冠を成し遂げた。
試合後、SANADAの元にヒロムが現れ、次期挑戦をアピール。これに対してSANADAは「やるべき相手がいるんじゃないですか?」と告げ、金丸がヒロムのIWGPジュニアヘビー挑戦を宣言。するとヒロムは「やってやるよ! ジュニアを巻いたまま、世界ヘビーを巻く夢を叶えてやる!」と咆哮。SANADAは「今日は俺が勝ったんで、帰ってもらっていいですか?」とヒロムに退場を促すと、最後は“ギフト”を演出し、大会を締めくくった。
【※配信時間変更】4月14日(金)18時30分~NJPWスマホプレミアム『一問一答』生配信のゲストは、なんと鈴木みのる選手に決定!!