今シリーズ、テーマなき状態ながら、連日対戦をくり広げてきたロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと、デンジャラステッカーズ。
内藤は、「(この試合に)勝利して“次”に進めませて頂く」と宣言。一方のザックは、「アイツの耳を引きちぎって売って、稼いだ金を寄付する」と不気味なコメントを残しているが……。
この日は、内藤哲也&SANADAvsザック・セイバーJr.&タイチというかつて、IWGPタッグ選手権でも闘った好カードが実現。
ザック&タイチが先発で入場したあと、SANADA、内藤が登場すると、場内は大拍手で迎える。
リングイン時、この日もエプロン際、SANADAと同じタイミングでマスクを外すタイチ。一方、内藤が入場して拳を突き上げる背後でザックがちょっかいを出していく。
タイチは自身のマスクと、SANADAの般若型のマスクを交換しようと持ち掛けるも、コレはSANADAが拒否。タイチはコーナーポストに自身のマスクを設置した。
タイチは今日もSANADAに対して、大胸筋の張りをアピール。先発は内藤とザックと思いきや、向かい合った瞬間に両者ともコーナー下に下がってしまう。
代わってタイチとSANADAがロックアップ。胸をまさぐるSANADAを嫌がるタイチ。次は、タイチが背後からSANADAの胸にタッチ。
「張りが足らねーよ!」と煽るタイチが、SANADAを腕立て伏せの体勢に誘うも「やるわけねーだろ!」と裏切りのストンピング攻撃。しかし、タイチがボストンクラブの状態に入ると、SANADAはこの状態からプッシュアップを敢行。
今度は、SANADAがボストンクラブでとらえタイチがプッシュアップの体勢に入るも、これは内藤がカット。
内藤&SANADAはWのアームホイップから、SANADAが低空ドロップキック。内藤はタイチの首を捕獲し、バックエルボーを連射。タイチはスピンキックで脱出し、ザックにタイチ。
ザックはエルボー連射から、内藤の腕をとると身体をひねって拷問サブミッション、内藤のリストをグイグイ絞り上げていく。内藤が脱出を狙うと、今度は高速でフォールの取り合いになったあと、強烈なネックツイストを決めていくザック。
ザックはエルボースマッシュ、だが内藤もマンハッタンドロップから、得意のキックのコンビネーションを見せた後、ザックの耳をひっぱる。
代わったSANADAがザックに低空ドロップキック、ドロップキック。さらにタイチにもドロップキックから、場外のザックにプランチャ。すかさず場外のタイチにもプランチャ2連発を決めると、場内のSANADAグッズを手にハメて、観客に拍手を要求。
リングに戻ったザックはSANADAをフルネルソン、SANADAが外そうとすると両者激しい攻防から、ザックがコブラツイストで捕獲。
ここにタイチが出て来てSANADAに串刺しラリアット、ザック、タイチが次々とキックを決めて、最後は合体技を決めようとするところへ、内藤が介入。
内藤はタイチに延髄切り。SANADAは「うわああ!」と叫ぶと、暴れるタイチを持ち上げたあと、ドラゴンスリーパーに移行。そこへSANADAの背後からザックがスリーパー、その背後へ内藤が加わってザックの頭を後頭部をヒザに打ち付けると、すかさず低空ドロップキック。
ここでタイチが内藤が相撲のように組み合って、抵抗する内藤に見事な上手投げで放り投げる。さらにタイチがアックスボンバーを炸裂。さらにタイチがパンタロンを脱ごうとしたところをSANADAが電光石火のオコーナーブリッジ。
だが、これを防御したタイチはなんと自身のパンタロンを巻き込んで、タイチ式外道クラッチでSANADAから鮮やかに3カウントを奪取してみせた。