オスプレイがフィンレーとの極限バトルに激勝!
試合後に内藤とザックが現れ三つ巴の様相に!
棚橋から王座を守り抜いたアンダーソンに
反旗を翻したヒクレオが挑戦をアピール!
TJP&アキラが6or9との接戦を制し王座防衛!
★月額330円!試合詳細&BSコメント、日記も読めるスマホサイト入会はコチラ!!
9月25日(日)、兵庫・神戸ワールド記念ホールで『バーニング・スピリット』最終戦が開催され、3大タイトルマッチや10.10両国の前哨戦を中心に激闘が繰り広げられた。
第1試合は今シリーズ、遺恨を深めてきた鷹木信悟とエル・ファンタズモが、それぞれ高橋ヒロム&BUSHI、KENTA&ヒクレオとトリオを結成して激突。鷹木とファンタズモは互いを意識し、丁々発止の攻防。終盤、ファンタズモはサドンデスを繰り出すも、鷹木はその蹴り足でつかんで急所蹴り。すかさずグラウンドコブラツイストで丸め込み、『G1』公式戦で敗れているファンタズモからピンフォール勝ちをゲットした。
第2試合では矢野通が“THE GOOD BROTHERS”のドク・ギャローズと対峙。ここまで再三、矢野にコケにされて怒り心頭のギャローズは、ゴングを待たずに襲いかかる。猛攻を前にピンチに陥った矢野は、水鉄砲攻撃でギャローズを花道に誘い出し、テーピングで固定しようとする。だが、ギャローズは切り抜け、馬乗りパンチを乱打。そのまま両者リングアウトのゴングが打ち鳴らされるも、なおもギャローズは矢野を攻め立て、そのまま両者はバックステージへ。
第3試合はUNITED EMPIREのジェフ・コブ&グレート-O-カーンと、BULLET CLUBのバッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズが激突。互いにIWGPタッグの次期挑戦をアピールし、抗争を繰り広げてきた両チームは、共に早い仕掛けで勝利を狙う。終盤、オーエンズはオーカーンにCトリガーを食らわせ、パッケージドライバーの体勢に。オーカーンが切り抜けると、オーエンズはロープに走るが、ここでUNITED EMPIREがカウンターのIMPERIAL DROPを炸裂し、勝利をつかんだ。
第4試合は内藤哲也&SANADAのL・I・Jタッグと、鈴木軍の“デンジャラス・テッカーズ”ザック・セイバーJr.&タイチによる対決。シリーズを通してしのぎを削ってきた両チームは、目まぐるしい攻防を展開。終盤、パンタロンを脱ごうとしたタイチに、SANADAはオコーナーブリッジを仕掛ける。だが、こらえたタイチはパンタロンを脱ぎながらタイチ式外道クラッチを決め、SANADAから技アリの3カウントを奪取。試合後、内藤とザックは互いの耳をつかみあい、番外戦を展開した。
第5試合では10.10両国でスペシャルシングルマッチを行なうオカダ・カズチカとJONAHが、それぞれ真壁刀義&本間朋晃、シェイン・ヘイスト&バッド・デュード・ティトとトリオを結成して前哨戦。TMDKの小気味いいスイッチワークに対し、オカダもG・B・Hと共に徹底抗戦。本間がJONAHをこけしロケットでひるませると、オカダはJONAHの巨体をボディスラムで投げつけることに成功。だが、最後はJONAHが孤立した本間をトーピードで圧殺。10.10両国に向けて勢いを見せた。
第6試合では10.10両国のIWGP世界ヘビー級王座戦の前哨戦として、挑戦者のタマ・トンガが邪道、王者ジェイ・ホワイトがIWGPジュニアヘビー級王者・石森太二とタッグを結成して激突。タマは大一番を目前に、闘志をムキ出しにジェイを攻め立てる。ジェイも持ち前のインサイドワークで応戦。終盤、邪道が石森をクロスフェイス・オブ・JADOで捕らえると、タマもジェイをシャープシューターで捕獲しアシスト。だが、回避した石森が、最後は邪道からYes Lockでギブアップ勝ちを収めた。
第7試合では前IWGPジュニアタッグ王者の“6or9”田口隆祐&マスター・ワトが、現王者であるUNITED EMPIREのTJP&フランシスコ・アキラ組とリマッチ。TJP&アキラの独創的な合体技に対し、王座奪還に燃える6or9も意地の反撃を見せる。終盤、6or9はアキラにNo.9を狙うも、TJPがワトにカウンターのコンプリートショットを食らわせ、戦線離脱に追い込む。田口は孤軍奮闘するが、TJP&アキラはダイビングフットスタンプ&ファイナルカットで動きを止めると、最後はザ・リーニングタワーで仕留め初防衛に成功した。
セミファイナル(第8試合)では棚橋弘至が、NEVER無差別級王者のカール・アンダーソンのベルトに挑戦。棚橋の膝殺しに対し、アンダーソンも真っ向から応戦。試合が佳境に入るとギャローズが介入するが、矢野が阻止する。だが、最後は技の読み合いから、アンダーソンがガンスタンを叩き込んで棚橋を撃沈。試合後、アンダーソンたちにジェイも加わり棚橋と矢野を蹂躙。するとタマがジェイに襲いかかるも、ここでヒクレオが登場。ジェイの救出に登場したと思いきや、なんとヒクレオはジェイの首をつかんでタマに投げ飛ばす。すかさずタマはガンスタンでジェイをKOし、ヒクレオと抱擁。そしてタマからNEVERのベルトを手渡されたヒクレオは、アンダーソンに次期挑戦をアピールした。
メインイベント(第9試合)ではデビッド・フィンレーがウィル・オスプレイの保持するIWGP USヘビーに挑む大一番。オスプレイにとっては2度目の防衛戦と同時に、今年の『G1』公式戦でフィンレーに敗れた雪辱戦に。機先を制したフィンレーに対し、オスプレイは場外戦で猛反撃。だが、フィンレーはシレイリでオスプレイの指を打ち付け、勝利への執念を見せる。フィンレーは机へのACID DROP でオスプレイに大ダメージを与えると、終盤にはトラッシュパンダを炸裂するも、これはニアロープ。そこからオスプレイも執念を見せ、最後は渾身のストームブレイカーで死闘に終止符。
試合後、『G1』準決勝でオスプレイに敗れている内藤が、USヘビーへの次期挑戦をアピール。するとザックが割って入り、イギリス大会での内藤戦と、その勝者がオスプレイに挑むことを提案。風雲急を告げるUSヘビー戦線に、さらなる注目が集まる。
『真夜中のレッスル&キングダム』は「棚橋弘至選手(後編)!一番を目指さなくなったら引き際!? 逸材は意外と“保守本流”派!! “棚橋社長”への興味は…?」