バーニング・スピリット

日時
2022年9月25日(日)   14:30開場 16:00開始
会場
兵庫・神戸ワールド記念ホール
放送
バナーバナー
観衆
3,150人

第9試合 60分1本勝負
IWGP USヘビー級選手権試合

  • <チャレンジャー>

  • <第16代チャンピオン>

VS

境界線

※オスプレイが2度目の防衛に成功
レフェリー|マーティー浅見

MATCH REPORT

 メインイベント(第9試合)ではデビッド・フィンレーがウィル・オスプレイの保持するIWGP USヘビーに挑む大一番。両者は8.2浜松のDブロック公式戦で対戦し、フィンレーがオスプレイから番狂わせの勝利。そして試合後、USヘビーへの挑戦をアピールした。その後、オスプレイは『G1』優勝決定戦まで進出するも、オカダに惜敗。するとバックステージにフィンレーが現れ、あらためてオスプレイに宣戦布告した。フィンレーがUSヘビー初戴冠を成し遂げるか、それともオスプレイが『G1』の雪辱を果たし、ベルトを死守するか。ハイレベルなテクニックを持つ両雄、白熱の攻防が繰り広げられるのは間違いない。

 星条旗をモチーフとしたニューコスチュームのフィンレーは、気合十分の表情で入場。オスプレイはベルトを携え、UNITED EMPIREのメンバーと共に花道を進む。

 開始のゴングと同時に、両者は激しいエルボー合戦。競り勝ったフィンレーは、さらにロープワークの攻防をドロップキックで制すと、ラリアットでオスプレイを場外に落とす。そして鮮やかなプランチャを炸裂。
 先制攻撃に成功したフィンレーは、オスプレイを鉄柵に打ち付け、さらに顔面かきむしりをお見舞い。フィンレーはもう一度、ものすごい勢いで鉄柵にハンマースルー。
 するとオスプレイはトラースキックで反撃。フィンレーはハンマースルーを仕掛けるが、オスプレイは鉄柵を飛び越え、前日の調印式でイスを投げつけられたお返しとばかりに、テーブルをフィンレーに投げつける。
 そしてオスプレイはフィンレーを鉄柵に叩きつけ、テーブルを二つ並べる。その上にオスプレイはパワーボムで叩きつけようとするが、フィンレーは回避すると、オスプレイを鉄柵に押し込んで叩きつける。
 フィンレーはオスプレイをリングに戻すが、オスプレイはフィンレーをポップアップしてロープに首を打ち付け、さらにランニングのフロントキックでダウンを奪う。
 オスプレイは強烈なボディブローを連発。さらに腹部にニードロップを叩き込んでカバーするが、フィンレーは意地を見せるようにカウント1でキックアウト。
 するとオスプレイはコーナーを背負わせて逆水平チョップで快音を響かせる。フィンレーも打撃で応戦するが、オスプレイは逆水平チョップ一発でダウンを奪う。
 続いてオスプレイはフィンレーの両腕を捕獲し締め上げる。そのままカバーするが、フィンレーはキックアウト。するとオスプレイはエルボーでひるませ、コブラツイストで捕獲。その状態で脇腹にエルボーを落とす。
 フィンレーはヒップトスで脱出してエルボー。だが、オスプレイはソバットからパワーボムの体勢に。フィンレーはショルダースルーで切り返し、ランニングエルボーを連発。さらにフライングフォアアームでダウンを奪う。
 続いてフィンレーは串刺しエルボー、セカンドロープからのエルボーとたたみかける。さらに高速ブレーンバスターからカバーするが、オスプレイはカウント2でキックアウト。
 ならばとフィンレーはアイリッシュカースを狙うが、オスプレイはロープエスケープ。するとフィンレーは腹部に膝蹴りを連発し、ハンマースルー。だが、オスプレイはハンドスプリング式のスクリューキックをヒット。
 続いてオスプレイはソバットを決め、コーナーパッドにハンマースルーで二度にわたり豪快に叩きつける。そしてサイドバックブリーカーからカバーするが、フィンレーはカウント2でキックアウト。
 するとオスプレイはパワーボムの体勢に入るも、フィンレーはこらえる。ならばとオスプレイは顔面へのステップキック。しかし、フィンレーは技の読み合いからエルボー。さらに突進してきたオスプレイに旋回式のバックドロップを食らわせる。
 フィンレーはオスプレイを引きずり起こし、エルボーを乱打。そしてコーナー最上段に設置し、ヘッドバットでひるませると、トップロープから雪崩式ブレーンバスターを狙う。
 だが、オスプレイはヘッドバットでフィンレーをマットに墜落する。しかし、フィンレーはすばやく立ち上がり、コーナー上へ。すると、オスプレイは場外の机目掛けて、雪崩式ブレーンバスターを狙う。
 フィンレーが逃れると、両者はエプロンでエルボーの応酬。そしてオスプレイはフィンレーをコーナーに叩きつけ、サンセットフリップ・パワーボムをエプロン目掛けて炸裂。
 続いてオスプレイは場外のフィンレー目掛けて、コーナー最上段からコークスクリュー式のボディアタック。
 ここでオスプレイはフィンレーの頭部をテーブルに打ち付けていく。だが、フィンレーはシレイリをオスプレイの指に打ち付けて脱出。オスプレイは痛みでのたうち周り、リングに戻ろうとするが、フィンレーは足をつかんで阻止。
 そしてフィンレーはオスプレイの指をエプロンに打ち付け、さらに鉄柵を用いてダメージを与える。フィンレーはオスプレイをリングに戻し、手にストンピングをお見舞い。
 続いてフィンレーはオスプレイの打撃をかわし、脇固めで捕獲。その状態で指を捻じ曲げる拷問攻撃。オスプレイはなんとかロープエスケープ。
 さらにフィンレーはオスプレイの指を捻じ曲げ、噛み付いていく。そしてロープに走るが、オスプレイはサマーソルトキックから延髄斬り。ここでオスプレイはセコンドのギデオン、コブに指をテーピングで固定してもらい応急処置。オスプレイの悲痛な声が響き渡る。
 フィンレーは突進してきたオスプレイをエプロンに追いやる。オスプレイはピッピー・チェリオを繰り出すが、フィンレーはカウンターのアイリッシュカース。だが、カバーはオスプレイがカウント2でキックアウト。
 するとフィンレーは雄叫びを上げ、ACID DROP へ。しかし、オスプレイは回避し、延髄斬りをヒット。そしてオスプレイはエプロンでフィンレーを捕らえ、顔面にステップキック。続いてオスプレイはオスカッターを狙うも、フィンレーは回避し、エプロンでハーフネルソンスープレックスを敢行。さらにフィンレーはテーブル目掛けてACID DROP を炸裂。大ダメージを受けたオスプレイは、大の字に。
 先に立ち上がったフィンレーは、オスプレイを引きずり起こすと、テーブルの上に豪快にパワーボム。その衝撃で二つのテーブルは真っ二つに。
 オスプレイはカウント18でリングに生還。するとフィンレーはスピアーを叩き込み、追撃のACID DROP を炸裂。だが、カバーはオスプレイが必死にカウント2ではね返す。フィンレーは悔しさをあらわにする。
 するとフィンレーは首切りポーズから、トラッシュパンダを狙う。オスプレイがこらえると、フィンレーは顔面にステップキックを連発。
 オスプレイもエルボーを繰り出すが、フィンレーは逆にエルボー一発でダウンを奪う。オスプレイは気合いを入れ、エルボーを返すが、フィンレーはエルボーの連発でダウンさせる。
 そしてフィンレーはトラッシュパンダの体勢に入るが、オスプレイは首固め。さらに逆さ押さえ込みを決めるが、はねのけたフィンレーはPrima Noctaへ。だが、しのいだオスプレイはもう一度しつこく丸め込み。これもフィンレーがカウント2ではね返す。
 するとオスプレイはハイキックからオスカッターへ。だが、フィンレーはキャッチすると、その状態から後方に持ち上げてPrima Nocta。
 そしてフィンレーは突進するが、オスプレイはスパニッシュ・フライで切り返す。すかさずオスプレイはヒドゥンブレードを繰り出すが、フィンレーは逆さ押さえ込みの要領で返すと、そこからトラッシュパンダを炸裂。そしてカバーするが、これはニアロープ。オスプレイがカウント2で足にロープをかけてエスケープする。
 するとフィンレーはもう一度トラッシュパンダを繰り出すが、切り抜けたオスプレイはショートレンジのヒドゥンブレード。ここで20分経過のアナウンス。
 続いて両者はマットに両膝をついた状態でヘッドバットの応酬。そしてフィンレーはオスプレイの指にハンマーパンチを落としてひるませ、今度はエルボー合戦に突入。
 両者は立ち上がり、なりふり構わず殴り合う。続いてオスプレイはサイレント・ウィスパーを決め、ヒドゥンブレードへ。フィンレーはかわすも、オスプレイはすばやい動作でシットダウン式パワーボムを狙う。
 だが、フィンレーはフランケンシュタイナーのように切り返してカバー。しかし、オスプレイはカウント2でキックアウト。
 そしてオスプレイはオスカッターを繰り出すが、フィンレーはカウンターのPrima Nocta。だが、これもカバーはカウント2。
 ならばとフィンレーはACID DROP を仕掛けるも、オスプレイは切り抜け、スーパーオスカッターを炸裂。その状態からストームブレイカーを狙うが、フィンレーは踏ん張る。するとオスプレイはペディグリーで叩きつけ、間髪入れずに正面からのヒドゥンブレード。そしてカバーするが、フィンレーはこれも必死にカウント2でキックアウト。
 だが、最後はオスプレイが渾身のストームブレイカーで死闘に終止符。オスプレイが粘るフィンレーを葬り、2度目の防衛に成功した。

COMMENT

オスプレイ「なぜ俺が世界最高なのかわかるか? NJPW、WARRIOR WRESTLING、REV PRO、NJPW STRONG、AEW……あらゆる団体のリングで、俺は誰よりも素晴らしいパフォーマンスを残している! 俺のレベルを超えられる人間はいない! でも今夜、俺のレベルにマッチした人間が一人いた! デビッド・フィンレー! ブラーブ! マイ・ゴッド、とんでもないパフォーマンスだった! あの野郎に失神される寸前だった! 指が壊れてるかもしれない。診てもらった方がいいかもな……クソッ……。

毎回言ってるが、俺たちのチーム、UNITED EMPIREは最高だ。今、オージー・オープンがアメリカのSTRONG無差別級タッグチャンピオンで、ロンドンで(AEWの)FTRと闘う。ジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレ、グレート-O-カーンは身を削って頑張ってくれている。それに俺たちには素晴らしいベテランであるTJPに、大金持ちのギデオン・グレイ、未来のスター、フランシスコ・アキラがいる。そんなユニットのトップに立って率いているのは、BIG BILLY BOLLxCKS! BILLY GOATだ! みんな心配しないでいい。俺に全て任せてくれればいい。俺が世界最高の理由なら他にもある! 俺は休まない! 休まなくても常にコンディションをキープしてる。この指だってテーピングを巻けば大丈夫だ。ロンドン大会でシングルマッチを要求する。相手は誰でもいい。『ROYAL QUEST Ⅱ』だ。地元の俺にとって楽しい試合になるぞ! 

イギリスのみんな、ニュージャパンに俺がどれだけのスターなのかわからせてくれ。もうすぐ世界は、俺がトップのニュージャパンを目撃することになるんだ。アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドに続いて、ニュージャパンを南アフリカにも進出させるよ! ホホジロザメを生で見たいな。サメってカッコいいよなぁ! ナイトーでもザック・セイバーJr.でもどっちでもいいけど……このベルトを象徴するのは、アメリカ国旗ではなくて“ハードワーク”だ。ボーイズ、素晴らしい勝負をしてくれよ。挑戦を待ってるぞ。さて、これからは俺はどうすると思う? トーキョーに帰るんだ! ニュージャパンのファン、UNITED EMPIREの応援本当にありがとう。君たちはハイレベルのプロレスってものが何かよくわかっているよ。俺たちは未来だ。じゃあまたな、バカども!」

フィンレー「(※崩れ落ちてフロアにあおむけになり、右手の親指と人差し指の間を数ミリほど放して突き出しながら)もう少しだったのに……。もう少し……。すごく惜しかった。俺が言えるのは、今、絶望的な気分だってことだけだ。

(※上半身を起こし、フロアに座り込んで)すごく惜しかった。俺のキャリアのテーマは、常に“あと一歩”な気がする。これは地獄のようにツライことだ。USチャンピオンまであと一歩だった。あぁ、すごく惜しかった……。おめでとう、ウィル。とても良いファイトだったよ。俺は自分の持っているすべてをオマエにぶつけた。USチャンピオンになるためなら、俺は1000回でも挑戦する。いつの日か、俺が腰か肩にベルトをかかげてアリーナを後にする。残念ながら、今日はその日ではなかったてことだな。

だけど……この言葉は言い飽きたが、常に次がある。良い試合だったよ、ウィル。こんなことは言いたくないが、オマエは最高のチャンピオンだ。いつか、デビッド・フィンレーのマイクで客を

内藤「この行動が、果たして(1.4)東京ドームのメインイベントに続くかどうか……おそらく答えは“NO”でしょう。“NO”だと思うよ。でも、だからといって、じっとしてるわけにはいかないよ。じっとしてたらそれこそ、GAME OVERだからね。

それにしてもザック・セイバーJr.は、いちいちいちいちうるさいなぁ……。俺、英語よくわかんないからさ、何言ってるか、あんまり理解できなかったけど、ザック・セイバーJr.を倒したうえで、ウィル・オスプレイを倒す……なかなか面白そうだね、カブロン!!」

ザック「(※オスプレイがコメントを出し終わって引き揚げた頃合いを見計らってやって来て、まだテーブルに残されていた缶ビールの栓を開けて)オツカレ! 3週間見続けてきたナイトーの不細工な顔ともこれでおさらばだ! このシリーズ中にはプランは何もなかったけど、今日、降って沸いたように俺の元に浮かんできたよ。

俺の元々のプランはIWGP USヘビー級のベルトを『ROYAL QUEST Ⅱ』で獲ることだった。でも、それは実現しなかった。だけど、これで少なくとも俺はイギリスに帰って、あのナイトーの顔面を破壊してやれるよ! 試合のあとは真っ直ぐパブに行くよ。最高のプランだ。最高だ。ナイトーの顔面を破壊して、IWGP US ヘビー級王座の挑戦権利を獲得するんだ。でもどうせなら、俺がウィル・オスプレイとアメリカでUSベルトを懸けて闘った方が理にかなってると思うけどな。

俺はこの3年間、ずっと日本で生活してきた。日本はもう俺のホームだよ。だけど、また海外を飛び回る生活が戻ってきた。ビリー・ボーイ、WILLIAM THE WANKERER……あのバカは世界中を飛び回ってベルトを収集する気でいるのか? まさか。俺のパスポートはもうバックパックの中に入っていて準備もバッチリだ。USベルトを持ってのZSJ世界ツアーが今、始まろうとしてるぞ。バイバーイ」

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