第7試合では前IWGPジュニアタッグ王者の“6or9”田口隆祐&マスター・ワトが、現王者であるUNITED EMPIREのTJP&フランシスコ・アキラ組とリマッチ。両チームは6.3日本武道館で対戦し、ノンタイトルながらTJPが田口からピノイストレッチでギブアップ勝ち。そして、6.20後楽園でIWGPジュニアタッグ王座を懸けて再戦が組まれると、最後はEMPIREタッグがザ・リーニングタワーでワトを沈め、王座初戴冠を果たした。共に海千山千のベテラン&血気盛んな次世代ジュニア戦士のタッグという共通点を持つ王者組と挑戦者組。連敗を喫している6or9としては正念場となるが、EMPIREタッグのチームプレーをどう打ち崩すのか?
田口はサングラスを装着し、往年の蝶野正洋のように場内を煽りながら入場。TJP&アキラはジュニアタッグのベルトを携え、ギデオン・グレイを帯同し花道を進む。
先発は田口とアキラ。アキラが挑発すると、田口は「ガタガタ言ってんじゃねえ!」と黒いカリスマモードで応戦。
するとTJPが登場し、田口もワトと交代。両者はすばやいロープワークの攻防から、ヘッドシザーズを巡る応酬を繰り広げる。TJPは三点倒立で脱出し、今度は丸め込み合戦に。これはワトが優勢となる。
するとアキラが背後からワトに襲いかかり、TJP&アキラは連携の低空ドロップキック。続いてダブルのフェイスクラッシャーを狙うも、ワトは回避し二人まとめてドロップキックで吹っ飛ばす。
今度は6or9がTJP&アキラに串刺し攻撃。TJPには連携の串刺しエルボーをお見舞い。さらに突進してきたアキラをTJPに誤爆させる。続いて6or9はアキラにサンドイッチ式低空ドロップキックをお見舞い。
ワトはTJPをボディスラムで叩きつけ、田口にスイッチ。田口はTJPをコーナーに押し込んでヒップバットを連発。だが、ロープに走ったところで、TJP&アキラは連携の低空ドロップキック。
そして、場外の田口に対し、まずはTJPがトップロープ越えのミサイルキック。アキラはコーナー最上段から場外のワトにラ・ケブラーダを炸裂。
戦場がリングに戻ると、TJPは田口にエルボー。さらにTJP&アキラは合体マンハッタン・ドロップをお見舞い。
田口はアキラにチョップで反撃。だが、アキラはエルボー一発でダウンさせる。次はTJPが田口をコーナーに逆さ吊りにすると、アキラがTJPの手をつかみながらロープウォークし、そこからミサイルキックをヒット。TJPのカバーは、田口がカウント2ではね返す。
続いてTJPは田口に顔面ウォッシュを食らわす。しかし、ワトが妨害し、田口がヒップアタックをヒット。スイッチしたワトはTJPにキックを連発。さらに低空ドロップキックを食らわせ、スワンダイブのエルボーをヒット。
ワトは気合いを入れ、ジャーマンを狙う。TJPが切り抜けると、アキラがワトにトラースキック。しかし、ワトは誤爆を誘い、アキラにはその場飛びのネックブリーカードロップ。
続いて6or9はアキラにNo.9を狙うが、TJPがカット。そしてTJP&アキラは連携のコードブレイカーを狙うも、逆にワトがカウンターのコードブレイカーで切り返す。
さらにワトはTJPをティヘラで場外に追いやり、アキラに高角度のジャーマンを炸裂。だが、アキラはカウント2でキックアウト。
ならばとワトはアキラをコーナー最上段に設置し、雪崩式のレシエントメンテを狙う。これはTJPがカット。そしてTJP&アキラは連携の雪崩式フランケンシュタイナーを炸裂。だが、アキラのカバーは田口がカットに入る。
続いてTJP&アキラはザ・リーニングタワーを狙うが、ワトは切り抜けてコーナー最上段のアキラにドロップキック。
スイッチした田口はコーナー最上段のアキラに雪崩式ブレーンバスターを狙う。アキラが振り落とすと、ワトがTJPを踏み台にコーナーにすばやく上り、アキラを雪崩式ブレーンバスターで叩きつける。続いて田口がケツイェを決めてカバー。
アキラが返すと、田口はオーマイアンドガーアンクルで捕獲。ワトは場外のTJPにトルニージョを決める。そして田口はどどんスズスロウンを決めてカバーするも、TJPがカウント3ギリギリでカットに間に合う。
すると田口はTJPを場外に追いやり、6or9はアキラにNo.9を狙う。だが、TJPはワトにカウンターのコンプリートショット。
ならばと田口はTJP&アキラに裏表のDDTをまとめて狙うが、TJP&アキラは回避し、連携のダイビングフットスタンプ&ファイナルカットを炸裂。アキラがカバーするも、田口は必死にカウント2でキックアウト。だが、最後はTJP&アキラが田口をザ・リーニングタワーで仕留め、初防衛に成功した。
試合後、TJP&アキラは高々とベルトを掲げて勝ち誇った。