第3試合は内藤哲也&鷹木信悟&SANADA&BUSHIのL・I・Jと、ランス・アーチャー&ザック・セイバーJr&タイチ&TAKAみちのくの鈴木軍が8人タッグマッチで激突。『G1 CLIMAX 32』のCブロックにエントリーされている内藤とザックにとっては8.16日本武道館大会の公式戦への前哨戦だ。また、7.24大田区大会でBブロック公式戦を戦ったSANADAとタイチにとっては追撃戦となる。
後から入場のL・I・Jの内藤は最後に、昨日の大会でKENTAから受け取ったサイン入り自伝を持ちながら入ってくる。リングに上がった内藤は目の前にやってきたザックに自伝を見せびらかす。また、KOPWで因縁のあった鷹木とタイチも視線を交わす。
しかし、先発は内藤とザック。まずはロックアップで組み合うとリストの奪い合い。さらにヘッドロックを仕掛け合うと、ヘッドロックを獲られた内藤がザックを突き放し、ロープから戻ってきたところでまずはマンハッタンドロップだ。
さらにコーナーに移動したザックに、内藤はフロントキックからロープを飛び越え足払い。続けてロープを飛び越えてのドロップキックを仕掛けるが、ザックもこれを読んでいて許さない。ならばと内藤はショルダースルーを狙ったザックに前方回転エビ固めだ。
これをザックは体勢を入れ替えてエビ固め。さらに内藤もエビ固めに切り返し、ザックが立ち上がったタイミングで低空ドロップキックを発射する。しかし、ザックはこれを避けてサッカーボールキック。内藤もこれをかわしてアームホイップだ。ならばとザックはすぐさまヘッドシザース。ここで一旦ブレイクだ。
お互い礼をして交代するかと思いきや、ザックがキック。内藤はこれをキャッチしながらコーナーに向かってSANADAにタッチだ。SANADAはコーナーホイップ。ザックがコーナーでステップして戻ってくるとテイクダウンしてパラダイスロックを仕掛ける。
しかし、ザックはこれを防いで腕ひしぎ十字固めに切り返す。SANADAがロープエスケープすると自軍のコーナーに連行しタイチにタッチだ。タイチはコーナーでSANADAを踏みつけていく。SANADAがエルボーで反撃すると喉輪でコーナーに押し込み、フライングメイヤーからサッカーボールキックだ。
そしてグラウンドでチョーク攻撃をするタイチ。BUSHIがリングに入ってきて文句をつけるとこれも喉輪で排除。内藤、鷹木にも次々と喉輪を食らわして排除していく。これに怒りのSANADAも喉輪で対抗だ。続けてドロップキックを炸裂させる。
ここでタイチはランスにタッチ。ランスはSANADAをコーナーに叩きつけ串刺し式のバックエルボーを連発する。しかし、SANADAはランスのバックドロップを着地して鷹木にタッチだ。鷹木はランスにショルダータックルを食らわせるが、ランスは倒れない。
ランスは鷹木をコーナーに叩きつけるが、鷹木もブレーンバスターを仕掛けていく。逆に持ち上げられても着地した鷹木だったが、ランスはフライングボディアタックで圧殺だ。そしてランスはコーナーに鷹木を上げてブラックアウトを狙う。
これを着地した鷹木はバックエルボー、グーパンチ、龍魂ラリアットの得意のコンビネーション。ランスが倒れないとロープを走ってのパンピングボンバーでなぎ倒してみせた。ここでそれぞれBUSHIとTAKAにタッチだ。
まずはTAKAがサミングでBUSHIの動きを止める。BUSHIもすぐさまティヘラを仕掛けるが、これをTAKAはジャストフェースロックに切り返してみせる。ここに救出に内藤が入ってくると待ち構えていたザックが、ジャンピングハイキックの蹴り足をキャッチしてアンクルホールドだ。
さらにSTFに固めて内藤を締め上げるザック。ここはSANADAがカットに入ってきて、BUSHIと内藤を救出する。BUSHIはTAKAのみちのくドライバーⅡを防ぐと、追走式のドロップキックで打ち抜き、コードブレイカーを炸裂させる。最後はMXを食らわし、TAKAから3カウントを奪ったのだった。
試合後、場外では内藤とザックが何やら会話を交わす。内藤と肩を組んだりと、なぜか友好的な雰囲気だ。鈴木軍が引き上げると、L・I・Jがリング上に勢揃い。勝ち名乗りを受けると、4人で拳を突き上げる。そして、4人で解説席にいた高橋ヒロムを見るが、ヒロムが立ち上がろうとする瞬間にやめてしまった。
その後、引き上げるかと思いきや、鷹木がヒロムをリングに呼び込む。そして、リングから出るためロープを上げろと要求するが、ヒロムが上がってロープを開けたところで踵を返し、喚くヒロムを無視して鷹木たちは花道を引き上げてしまったのだった。