メインイベントはオカダ・カズチカ(3勝=勝ち点6)vsジョナ(2勝1敗=勝ち点4)の『G1 CLIMAX 32』Aブロック公式戦。現在負けなしの3連勝でブロック単独首位を走るオカダだが、8.5松山大会でジェフ・コブとのモンスター対決を制し、波に乗る超巨漢のジョナをどう攻略するのか? 注目のシングル初対決だ。
ゴングが鳴ると、まずはジョナがリング中央に進出。オカダを睨みつける。そして両者、ロックアップ。これはジョナがロープに押し込みクリーンブレイクだ。再びロックアップで組み合うと、ジョナがオカダを振り払う。オカダもエルボーで攻め込むが、ジョナはこれを捕まえてヘッドロックだ。
オカダも外そうとロープに振るがジョナは離さない。ガッチリとオカダを締め上げていく。オカダも腕を使って強引に外しにかかるが、ジョナはさらに締め直す。ならばとオカダはボディにエルボーを連発し、足を踏んづけてようやく脱出だ。
そしてロープに飛んでショルダータックルを発射。しかし、逆にふっ飛ばされ、たまらず場外にエスケープだ。そこにジョナがエプロンから走り込んでダイブを敢行する。これを避けたオカダは鉄柵に叩きつけ、左足を鉄柵に絡めて痛めつける。
そしてジョナを花道に連れ出し、ブレーンバスターを仕掛けていく。だが、ジョナの巨漢は持ち上がらない。逆にブレーンバスターで持ち上げられてしまう。ここはなんとか着地したオカダだったが、ジョナは間髪入れずにフライングボディシザースで圧殺だ。
そして頭突きを食らわせてから一度リングに戻ったジョナは再び場外に出ると、先程のお返しとばかりに鉄柵にオカダを叩きつける。本部席が崩れ、またも阿部リングアナが巻き添えを食ってしまった。
続いてジョナは解説席方向の鉄柵に再びオカダを叩きつける。そしてオカダを抱え上げると鉄柱攻撃だ。これでリングに戻ったジョナ。オカダがなんとか戻ってくるとストンピングで追撃。コーナーに押し込んでボディブロー、ショルダータックルを叩き込む。
続いて胸板にチョップを叩き込んでから腕を使ってのボディシザース。オカダはこれをエルボーで振りほどくが、ロープに飛んだところでバックエルボーで迎撃されてしまう。倒れたオカダの両足を掴んだジョナはその腹部に強烈なストンピングで一撃だ。
オカダもエルボーで反撃に出るが、ジョナは強烈なチョップを食らわせる。そしてコーナーを向いたオカダに突撃だ。しかし、オカダはこれを避けて自爆させてスクールボーイ。立ち上がったて前屈みのジョナにランニングエルボースマッシュで突撃する。
ようやくジョナをダウンさせたオカダはロープを走ってのバックエルボー。これでも倒れないジョナにビッグブーツを叩き込み、再びランニングしてのバックエルボーで倒してみせた。続いてコーナーに移動したジョナに串刺し式のバックエルボー。さらにDDTで追撃する。
そしてボディスラムの体勢に。だが、ジョナはびくともしない。ならばとオカダは突進してきたジョナをレッグシザースで倒し、側頭部に低空のドロップキックだ。そして場外に転落したジョナを追いかける。
ここでジョナのセコンドのバッド・デュード・ティトがクレームをつけてくる。そこにジョナが突進してくるが、オカダはこれを避けて誤爆させることに成功。続けて場外マットの上でDDTを決めてみせた。
そしてリングに戻ると、ティトの肩を借りて立ち上がったジョナに、2人まとめてトペ・コンヒーロを浴びせてみせる。ジョナにダメージを負わせたオカダはリングに戻し、再びボディスラムに挑戦。だが、ジョナは持ち上がらない。ならばとロープに走ったオカダ。そこにジョナはカウンターのスピアーだ。
続けて倒れたオカダにセントーンを投下したジョナ。そしてジョナはブラックフォレストボムの体勢に入る。オカダは渾身の力でリバースして回避。立ち上がってエルボーで攻め立て、ジョナの腕を掴むとマネークリップだ。
ジョナが立ち上がってコーナーで圧殺しようと動いてくるが、オカダは技を解いて叩きつける。そして突っ込んできたジョナをショットガンドロップキックでふっ飛ばしてみせた。さらにオカダはジョナを持ち上げてコーナートップに座らせる。
そして下から突き上げるドロップキックを発射しようとしたオカダ。だが、ジョナは逆にダイブしてフライングボディシザース。続けてラリアットで殴りつけてからブラックフォレストボムだ。これをフランケンシュタイナーで回避したオカダはドロップキックで一撃。続けて、ついにボディスラムで投げきってみせた。
そしてコーナートップに上がるとダイビングエルボードロップを投下したオカダ。レインメーカーポーズを決めると、トドメのレインメーカーへ。だが、これを阻止したジョナはトラースキックを放ってロープに走る。それをオカダはカウンターのドロップキックでダウンさせた。
そしてもう一度レインメーカーへ。ジョナがこれを防御すると胴体をクラッチしてジャーマンスープレックス。そしてもう一度レインメーカーだ。だが、これを避けたジョナはローリングレインメーカーの腕をキャッチ。もう一本のオカダの腕もカンヌキ状態にしてヘッドバットを連発だ。
そしてロープを走って強烈なラリアットで一撃。さらにオカダをコーナーに座らせて逆水平チョップを食らわせてから、自身もコーナーに上がって雪崩式のブレーンバスターを狙う。オカダもボディを殴って必死に防御だ。そしてエルボースマッシュでジョナをリングに転落させてみせた。
そしてオカダはミサイルキックを発射だ。しかし、ジョナはこれをカウンターのパワーボムの形で迎撃。続けざまにブレックフォレストボムで叩きつけると、最後はトーピードでダイブ。オカダを完全に圧殺し、ジョナが3カウントを奪ったのだった。
これでオカダは連勝がストップし3勝1敗の勝ち点6のまま。一方のジョナは3勝1敗と星を伸ばし、オカダと並んでAブロックの首位に立ったのだった。