第1試合はヤングライオンの藤田晃生と、日本マット初参戦となるTeam Filthyのトム・ローラーのシングルマッチ。『G1 CLIMAX 32』ではAブロックにエントリーされているNJPW STRONG初代無差別級王者の日本お披露目マッチだ。
ゴングが鳴るとまずはローラーが低空タックル。藤田に対してグラウンドの攻撃を仕掛け、アームロック、アキレス腱固めを立て続けに仕掛けていく。さらにタックルで藤田を捕まえてから持ち上げるとコーナーに叩きつけ、パンチと逆水平チョップの連打だ。
そして、距離を取って、コーナーの藤田に突進したローラー。だが、藤田はこれをかわして自爆させると、反撃のエルボー連打だ。続けて今度は自身がコーナーのローラー目掛けて突進だ。しかし、ローラーはこれを捕まえてそのまま叩きつける。そして藤田を無理やり立たせるとローキックからファイヤーマンズキャリーで抱え上げ、スインギング・DVDだ。
さらに藤田の胴体に組み付いて、フロントネックロックに捕獲したローラー。だが、これを強引に外した藤田はフロントスープレックスを仕掛ける。ローラーが粘ると張り手を食らわせて、改めてフロントスープレックスだ。そして逆エビ固めを仕掛けにいく。
だが、ローラーは足を伸ばしながらこれを防御。藤田の体を総合格闘技仕込みの技術でひっくり返し、リアネイキッドチョークに切り返してしまう。そして藤田の両腕を首に交差させて巻きつけると、背後からヒザで一撃。必殺のNKOTB(Nasty Knee On The Brain=脳みそへのえぐいヒザ)で藤田から3カウントを奪い、勝利を上げたのだった。