メインイベントはオカダ・カズチカvsジェフ・コブの『G1 CLIMAX 32』Aブロック公式戦。昨年両者は激しい抗争を繰り広げ、7.25東京ドーム大会、9.4メットライフドーム大会、『G1 CLIMAX 31』の公式戦となった10.20日本武道館大会と3度一騎打ちで激突。オカダの2勝1敗という戦績に終わっているが、今年は?
まずはロックアップで組み合ったオカダとコブ。ここはコブがロープに押し込むがクリーンブレイクだ。再びロックアップで組み合うとオカダが押し込んだところで、コブが突き放す。オカダはたまらず場外に出て息を整える。
リングに戻ると今度はガットショットからヘッドロックに捕獲したオカダ。だが、コブは持ち上げてロープ移動し、その反動でオカダをロープに振る。ならばとオカダはショルダータックル。だが、コブは余裕の表情で受けて立ち、ショルダータックルを連発してきたオカダを逆にふっ飛ばしてしまう。
さらにリープフロッグで飛んだオカダを空中でキャッチし、後方に無造作に放り投げたコブ。オカダが場外に転落するとこれを追いかけエルボーで一撃。エプロンに顔面を叩きつけ、チョップを食らわせていく。
攻撃の手を緩めないコブは鉄柵にオカダを叩きつけ、その土手っ腹を踏みつける。なんとかリングに戻ったオカダにコブはストンピングで追撃。そしてうつ伏せにするとその上に乗っかって波乗りポーズだ。
コブは無理やりオカダを立ち上がらせてエルボーからブレーンバスターの態勢で持ち上げる。そして前進しながらのブレーンバスターだ。オカダがキックアウトすると立ち上がらせて腰にエルボー。そしてベアハッグだ。
続けて倒れているオカダにストンピングを食らわせながら余裕を見せるコブ。オカダも立ち上がってエルボーで反撃するが、すぐさまクロスチョップで追撃。そしてブレーンバスターを仕掛けていく。だが、オカダも踏ん張って逆にブレーンバスターを狙う。
コブの怪力で持ち上げられてしまったオカダだが、着地するとガットショットからDDTで反撃だ。そしてエルボーで痛めつけるとロープ間を走ってバックエルボーでコブを倒す。さらにコーナーに振ると、突っ込んできたコブを捕まえてフラップジャック。そしてマネークリップで絞め上げていく。
ここはコブがすぐにロープエスケープして場外に出る。ならばとオカダも追いかけて鉄柵攻撃からビッグブーツだ。これをコブにキャッチされたものの、振り解いて場外でのDDTを炸裂させたオカダ。コブに大ダメージを与えてリングに戻す。
そして足元がふらつくコブを捕まえてリバースネックブリーカー。さらにコーナートップに上がったオカダ。コブが近づいてくるとリングに着地。コブも次の攻撃を阻止しようとオカダのバックを奪う。そしてロープに振ってドロップキックを発射だ。
これはオカダがロープを掴んで回避。ならばとオカダがロープに走ったところをカウンターでドロップキックを食らわせてみせた。コブはコーナーに移動したオカダに串刺し式のエルボースマッシュ。そしてロープを掴んでいるオカダの両足を掴んで強引に引き寄せると、アスレチックプレックスだ。
さらにコブはエプロンに逃げたオカダをセカンドロープに上がって無理やり立たせると、強引にブレーンバスターを狙う。オカダが踏ん張ると下から突き上げるようなドロップキックで一撃。そしてオカダを捕まえて雪崩式のサイドスープレックスだ。
コブはその場飛び式のムーンサルトプレスで追撃し、続けてツアー・オブ・ジ・アイランドへ。だが、オカダはこれをショットガンドロップキックを放って阻止。ツームストンパイルドライバーを狙う。だが、コブは態勢を入れ替えてツームストンパイルドライバーを逆に炸裂させる。
そして、コブはそのままもう一度上げてロコモーション式を狙う。しかし、オカダは態勢を入れ替えて、旋回式のツームストンパイルドライバーでマットに串刺しだ。そしてマネークリップへ。コブはバックしながらコーナーに激突させて脱出。
だが、オカダは突進してきたコブを避けてコーナーに持ち上げる。狙うは下から突き上げるドロップキックだ。しかし、それを察知したコブは蹴りを飛ばしてこれを阻止。リングに降りてラリアットで襲いかかる。
ならばとオカダはこれを捕まえて変形のバックブリーカー。そしてボディスラムで叩きつけてから、コーナートップからダイビングエルボードロップだ。オカダはレインメーカーポーズを決めると、コブを捕まえてレインメーカーへ。
コブがバックエルボーで阻止すると逆さ押さえ込みからのラリアットを狙う。コブが回避してロープに飛ぶとドロップキックを打ち込んで反撃を遮断。そして、もう一度レインメーカーを狙う。しかし、コブはこれを掟破りの逆レインメーカーに切り返してみせる。
そしてオカダを立ち上がらせたコブ。オカダもすぐにエルボーを打って、次の攻撃に移らせない。オカダはエルボーを連打。コブも足元がふらつき始めたが、体重を乗せた強烈なエルボー1発でオカダをダウンに追い込み、ツアー・オブ・ジ・アイランドを狙う。
だが、オカダはこれを阻止してマネークリップ。続けてローリングラリアットを放ってからレインメーカーだ。しかし、コブはカウンターのヘッドバットでこれも阻止。オカダを捕まえるとロープに飛ばして、今度こそツアー・オブ・ジ・アイランドだ。
だが、オカダもこれを着地すると延髄斬り。さらにバックから持ち上げてエメラルドフロウジョンのような形でサイドに落とすと、最後は必殺のレインメーカー。コブから3カウントを奪い、勝ち点2を上げたのだった。