1勝4敗の田口と、3勝2敗のゼイン。5・22秋田での8人タッグで1度激突しているだけでシングル初対決(ほかに5・17酒田、5・19八戸で6人、8人タッグでチームを組んでいる)。
序盤はリストの取り合いからサイドヘッドロックとオーソドックスな展開。ロープワークからダブルニードロップ、走り込んでのコークスクリュー式セントーンを決める。田口がリング下にエスケープしたのを見て場外ダイブを狙ったゼインだが、素早くリングに戻った田口はヒップアタックを放っていった。しかしゼインは難なくかわす。これでペースをつかんだゼインは、ブレーンバスター、蹴り、エルボーで攻め立てる。
ゼインが突っ込んできたところをかわしてをリング下に落とした田口は、エプロンを走ってのヒップアタックを決めてペースを引き戻す。ゼインをリングに押し上げてスワンダイブ式ヒップアタック、リング下に蹴り落として三角跳びプランチャと攻め立た田口は、ギタってからスライディング・ヒップアタックを狙った。しかしゼインがかわそうとするのを察知してフェイントをかける。そしてうつ伏せになったゼインの足をつかんでアンクルホールドへ。
ローリングして振りほどいたゼインはキックからロープに走って、前方回転式レッグドロップを放っていったが、それをかわした田口は自らタイツをずり下げてスライディング・ヒップアタックを放っていく。しかし、抱きつくようにキャッチしたゼインは「イタダキマス!」と叫んで尻にかみついた。
悲鳴を上げた田口だったが、ゼインがロープに走ったところにカウンターのジャンピング・ヒップアタックを放ってダブルノックダウン。互いに上半身を起こすと、ヒザを着いてのエルボーの打ち合い。スタンドでもヒジをぶち当てていき、ロープに走った田口がジャンピング・ヒップアタックを放つも、ゼインはヒザを立てて迎撃。しかしゼインもダメージを負う。
ゼインのエンズイギリをかわしてアンクルホールドを決めた田口。ロープに逃れようとしたところを引きずり起こしてどどんを狙ったが、ゼインはサイドバスターで切り返そうとする。それをエビに丸め込んでいった田口。カウント2で返したゼインは低い体勢で左腕を支点にして右足を田口の後頭部に叩き込むと、すぐさまコーナー最上段に駆け上がる。そこからシナモンツイストを決め、カウント3を奪った。