前日まで2勝3敗のBUSHIと4勝1敗でトップタイのデスペラード。過去のシングル戦績はデスペラードの3勝2敗だが、『BEAT OF THE SUPER Jr.』公式戦に限ればデスペラードの3戦全勝となる。
ゴング前に突っ込んでエルボーを打ち込んでいったBUSHI。ティヘラでデスペラードをリング下に落とすとトペを狙ったが、素早くリングに生還したデスペラードはショルダータックルで迎撃。その後、リング下での攻防から先にリングに生還したBUSHIは、トップロープ越しにダイブして、相手に飛びついてのティヘラを決めた。
先制に成功したBUSHI。リングに戻ってからもデスペラードを攻め立てたが、エルボーの打ち合いからコーナーに上がったBUSHIをパンチでリング下に落としたデスペラードは、場外に追ってリング下でのボディースラムから場外マットにヒザを打ちつけ鉄柱攻撃へ。さらにイスを手にしてBUSHIのヒザに叩きつけていく。
リングに戻ると、脚にボディープレス。ヒザにストンピングを落とし、ボディースラムからレッグロック。BUSHIはエルボーを打ち込むもペースは奪い返せない。デスペラードはさらにストレッチマフラーでヒザを痛めつける。ロープに逃げたBUSHIだが、反撃に転じようとするも立ち上がれない。
なんとかコーナー2段目から飛びついてのティヘラ、DDTを決めてペースを奪おうするBUSHIは、ロープ際でリングに背を向けたデスペラードにバッククラッカーを決めてようやく反撃のチャンスをつかむ。
BUSHIは延髄斬りからライトニング・スパイラル。続いてMXを狙うもかわされえう。なんとか着地したが、ヒザに痛みが走る。そのヒザ裏にスライディングしながらエルボーを叩き込み、寝た状態のBUSHIにドラゴンスクリュー。
スパインバスターからギターラ・デ・ムエルタを決めたがカウント2。
再三にわたって狙ってきたピンチェ・ロコを阻止したBUSHIは低い体勢からの逆回転キックを決めると、ロコ・モノを浴びながらもカウンターのドロップキックを突き刺し、ハイアングルのコードブレイカー。続いてのカナディアンデストロイはロープをつかんでカウント3を入れさせないデスペラードだったが、MXでマットに沈んだ。
BEST OF THE SUPER Jr.29
- 日時
- 2022年5月26日(木) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 放送
- 観衆
- 1,015人
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第8試合 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr. 29』Bブロック公式戦レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
COMMENT
BUSHI「(※フラつきながらインタビュースペースに着くと床に座り込んで)俺がデスペラードに勝ったのは、もう何年も前だな。でも初めてじゃねぇんだよ」
BUSHI「でもな、今日初めて、シングルで勝ったんだよ。この後楽園ホール3連戦、ウィーラー・ユウタに負けて、昨日はDOUKIにタップアウト負け、そして今日のデスペラード。俺はこの3連戦、一番価値ある1勝を手に入れたと、俺は思ってる。けど、けどまだ、最初の一歩だよ、これは。でもしっかりと、今日踏んだぞ。なぁ。俺はデスペラードに勝ったんだよ。この『BEST OF THE SUPER Jr.』、まだまだ分かんねぇぞ。これからだろ」
デスペラード「(※後頭部を冷やしながら)チキショー……。あまりにも印象に残んねぇセリフばっかり言うもんだからよ、すっかりテメーのことを忘れてたよ。クソッ。“伏兵”ってのはこういうことを言うんだろうな。……チクショーッ!」