第3試合のAブロック公式戦はクラーク・コナーズ（2勝3敗）vs金丸義信（2勝3敗）。いぶし銀のテクニックを持つ金丸を、コナーズとしては突貫ファイトで打ち崩したいところだ。

　開始のゴング、ロックアップで組み合うと、コナーズは力で突き飛ばす。もう一度ロックアップで組み合い、コナーズがヘッドロックで捕獲。
　金丸はハンマースルーを仕掛けるが、コナーズはショルダータックル。ここで金丸は場外にエスケープ。
　コナーズが追いかけると、金丸はキックで動きを止める。しかし、コナーズはエルボーを返し、リングに放り投げる。
　だが、金丸はすばやく場外に下り、リング上のコナーズを誘う。コナーズがリングを下りると、金丸はすかさずリングへ。そして戻ってきたコナーズに串刺し攻撃を狙うも、コナーズは強烈なショルダータックル。
　コナーズはパワースラムを狙うが、金丸は旋回式DDTのモーションから丸め込み。さらにジャックナイフ式エビ固めを繰り出すが、コナーズはカウント2ではね返す。
　続くロープワークの攻防で、コナーズはジープ・フリップを狙うも、金丸は切り抜ける。ならばとコナーズはトロフィーキルの体勢に入るが、金丸は丸め込みで返す。
　コナーズがカウント2ではね返すと、すかさず金丸は延髄斬り。そして串刺しフロントキックからブリティッシュフォールをお見舞い。しかし、カバーはコナーズがカウント2ではね返す。
　ならばと金丸はディープインパクトを狙うも、コナーズは空中で捕らえ、力任せにブレーンバスターへ。金丸は着地しロープに走るが、コナーズは今度こそジープ・フリップ。
　コナーズはダウンしている金丸に近づく。すると金丸はサムソンクラッチ。だが、コナーズははねのけ、強烈なパワースラムを炸裂。そして雄叫びを上げ、トロフィーキルの体勢に入るが、金丸は切り抜けて横入り式エビ固め。
　これを返したコナーズはスピアー。そして一気にトロフィーキルを炸裂し、金丸から価値ある勝利をゲット。これでコナーズは3勝3敗、金丸は2勝4敗に。

　試合後、コナーズは金丸のウイスキーを手にし、祝杯を上げた。　

　
コナーズ「昨日、いまの俺は波に乗ってると言ったが、今日の結果を受け、これで3連勝だ。順番争いに加わってきたぞ。まさに暴れまくるライノだ！ 俺の腕……次の試合の相手は、チャンピオン・イシモリだ。今日の試合中もずっと、腕が痛かった。でも、ウイスキーを飲まされて、マシになった。ありがとう、カネマルサン。試合後にお前と一緒に酒を飲みたいと言ったよな。お前は最高のレスラーだ。今日の試合には感謝する。だが、お前のような年寄りは、このワイルド・ライノに席を空けるんだな。イシモリ、次の標的はお前だ！ LET’S GET WILD！」
　
　


　
金丸「あの野郎…。力だけつけてきたかと思ったらよ、ここ数年で少しはまともになってきたな。まあ、あんなヤツどうでもいいよ。まだあんだろ!? リーグ戦。よく見とけよ。目離すなよ」