セミファイナル(第9試合)のAブロック公式戦は、高橋ヒロム(3勝2敗)とNEVER6人タッグ王者SHO(2勝3敗)の対決。昨年の『BOSJ』ではSHOが悪のかぎりを尽くしヒロムを撃破。若手時代から互いを知る両者が、感情ムキ出しでやり合うのは必至だ。ヒロムは連戦で痛めた膝の状態が気になるところ。
SHOはNEVER6人タッグのベルトと、トーチャーツールの入った袋を携え花道を進む。
SHOはヒロムの入場を、花道でイスを持って待ち構える。すると、ヒロムは反対側の入場口から「BOSJ29攻略本」を手に登場。そして、気づかないSHOに背後からイスを投げつけ、不敵な笑み。そして鉄柱に叩きつけてから、「BOSJ29攻略本」のSHOのページを見せる。そこには「宇和島の恥」と書かれている。
ヒロムは「BOSJ29攻略本」でSHOを殴りつけてからリングに上げ、串刺しラリアット、さらに低空ドロップキックをお見舞い。
SHOが場外に落ちると、ヒロムはエプロンからショットガンドロップキック。だが、SHOはセコンドの大岩陵平を盾にして回避。
そしてSHOはイスでヒロムを殴りつけてから、ヒロムの負傷箇所である左膝にイスを押し当てる。
続いてSHOは場外でヒロムの左足にレッグバーを決めてから、リングに戻る。ヒロムはカウント16でリングに生還。
するとSHOはヒロムの膝に集中攻撃。膝十字を決め、ヒロムがロープに逃れても、SHOはなかなか技を解除しない。
ヒロムは逆水平チョップで応戦するが、SHOは膝を蹴りつけて動きを止め、腕を掴んだままローキックを連打。さらに背中と胸も蹴りつけてカバーするが、ヒロムはカウント2ではね返す。
SHOはヒロムの後頭部を蹴り付けながら「八王子の恥だ!」と挑発。そしてロープに走るが、ヒロムは追走してヒロムちゃんボンバー。
SHOが場外に落ちると、ヒロムは場外マットでブレーンバスター。そしてフェンスに叩きつけ、「宇和島に謝れ!」と会場の壁に打ちつける。
ヒロムはSHOの腕を引っ張って運び、エプロンに上げる。そして肩に担ぐと、そこでデスバレーボムを炸裂。さらにトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを食らわす。
ヒロムはSHOをリングに戻し、ヒロムちゃんボンバーからカバー。SHOがカウント2ではね返すと、ヒロムはブレーンバスター。そしてTIME BOMB IIを狙うも、SHOは脱出してヒロムをレフェリーを突き飛ばす。
だが、ヒロムは衝突を回避し、SHOにトラースキック。その蹴り足をSHOは受け止め、 レフェリーにパス。だが、 レフェリーはその蹴り足を返し、SHOの顔面に炸裂。
ヒロムは「浅見さん、ありがとう!」と抱きつくが、その背後からSHOが突き飛ばす。これでレフェリーは転倒してしまう。
SHOはヒロムをジャーマンを投げつけると、レンチを手にする。そして襲いかかるが、ヒロムはカウンターのトラースキック。そして叫んでから肩に担ぐも、SHOは回避。
ここから技の読み合いとなり、ヒロムはハサミワザで飛びつくが、こらえたSHOはパワーブリーカーを炸裂。そしてカバーするも、ヒロムはカウント2でなんとかはね返す。
するとSHOはクロスアーム・パイルドライバーを狙うが、ヒロムはウラカン・ラナの要領で返し、Dで捕獲。SHOは持ち上げようとするが、ヒロムはクラッチを離さない。
すると、ここでEVILが登場し、レフェリーの足をつかんで場外に引きずり込んでしまう。そしてSHOがタップアウトすると、ヒロムは技を解除してしまう。だが、レフェリー不在のため、試合は続行。
そしてEVILがヒロムに襲いかかるが、かわしたヒロムはトラースキックをお見舞い。そしてDを決める。このあいだにSHOは場外でシューズに何やら細工を施す。
ヒロムはEVILを場外に排除すると、SHOを引きずり起こす。だが、SHOがローキックを繰り出すと、ヒロムは悲鳴を上げてダウン。
そしてSHOは足を何度も蹴りつけてから変形の4の字固めで捕獲。するとヒロムはたまらずギブアップ。ヒロムは悪夢の3連敗を喫し3勝3敗に。SHOは3勝3敗の五分までまで星を戻した。
試合後、SHOはEVILとToo Sweetサインをかわす。ヒロムは左膝を押さえ、身体を引きずるように退場。