第4試合は飯伏幸太&棚橋弘至&本間朋晃vsSANADA&鷹木信悟&内藤哲也。2.11広島の二冠王座戦（王者・飯伏vs挑戦者SANADA）、そして1.30愛知のNEVER王座（王者・鷹木vs挑戦者・棚橋）のダブル前哨戦となる。
　鷹木はNEVERを携え入場。飯伏は二本のベルトと共にリングイン。L･I･Jは試合前にグータッチをかわす。

　先発は棚橋と鷹木。ロックアップで組み合うと、鷹木が棚橋をロープに押し込む。鷹木はクリーンブレイクを見せかけて攻撃。しかし、棚橋はかわしてヘッドロックで捕らえる。
　続くショルダータックルの攻防は互角。鷹木はパンチを叩き込むが、串刺し攻撃を切り抜けた棚橋は、セカンドロープからフライングクロスボディ。そしてエアギターを披露。
　棚橋はエルボーの連発からロープへ。すると内藤がキックで妨害。続いて鷹木がロープに飛ぶも、今度は本間が同じくキックで妨害する。
　棚橋&本間は鷹木にダブルの小こけしを狙うも、鷹木は回避。ここからL･I･Jは場外戦に持ち込み、鷹木は棚橋の腰をエプロンに押し込む。そして、場内に「拍手がねえぞ！」とアピールし、大きな拍手が発生。
　鷹木は棚橋をリングに投げ入れると、トップロープ越しにニードロップ。そして棚橋を踏みつけてからボディスラム。スイッチしたSANADAは棚橋に串刺し攻撃を狙う。棚橋がキックで迎撃すると、SANADAはその蹴り足を捕らえてパラダイスロック。そして、棚橋の臀部に低空ドロップキックをヒット。続くカバーは棚橋がカウント2でキックアウト。
　スイッチした内藤は棚橋にフライングメイヤーからネックロック。そのまま立ち上がるも、棚橋がパンチで脱出。そして、棚橋はエプロンの鷹木に張り手。
　怒りの鷹木は棚橋にハンマーパンチ。だが、棚橋もやり返しエルボー合戦に突入。競り勝った鷹木は串刺しエルボー。だが、棚橋は切り抜けてドラゴンスクリューを狙う。しかし、鷹木は切り抜け、掟破りのドラゴンスクリューの体勢に。すると、棚橋も回避し、意地のドラゴンスクリューをお見舞い。
　続いて飯伏とSANADAのマッチアップ。ロープワークの攻防では飯伏がフロントキックでダウンを奪う。さらに打撃のコンビネーションからその場飛びムーンサルトプレス。
　続いてバックの取り合いから、飯伏がロープへ。するとSANADAは低空ドロップキック。飯伏が場外に落ちると、SANADAはプランチャをヒット。そして、場内の拍手を煽る。
　SANADAは飯伏をリングに戻してカバー。これは飯伏がカウント2でキックアウト。ならばとSANADAはTKOを狙うも、飯伏は脱出。ここから技の読み合いとなり、飯伏がSANADAのスワンダイブ攻撃をかわし、レッグラリアットをヒット。
　続く飯伏のシットダウン式パワーボム狙いは、SANADAが切り抜ける。そして、スタンディングのドラゴンスリーパーで捕らえるも、飯伏は脱出するとハイキックをヒット。ここでダブルダウン状態に。
　スイッチした本間は、SANADAにエルボーを連発。続いて串刺しエルボーからフェイスクラッシャー。そして小こけしを繰り出すが、SANADAは回避。
　次は内藤が本間にバックエルボー、そして低空ドロップキック。さらに変形ネックブリーカーから両足で首と肩関節を締め上げる。これは棚橋がカット。しかし、すかさず鷹木が棚橋を場外に連れ出す。
　リング上、本間はエルボーを繰り出すが、内藤は顔面かきむしりから延髄斬り。そしてデスティーノを狙うも、本間は切り抜ける。そして、本間が内藤を投げると、棚橋がスリングブレイド。続いて本間が小こけしをヒットする。
　ここを勝機と見た本間はこけしを狙うが、内藤はかわす。ここからL･I･Jが本間にトレイン攻撃。内藤はマンハッタンドロップから、体勢が崩れつつもブリティッシュフォール。そして本間にフライングメイヤーから、SANADAと共にサンドイッチ式低空ドロップキック。棚橋がエプロンに立つも、鷹木がパンピングボンバーで排除。最後は内藤がデスティーノで本間から3カウントを奪取した。

　
鷹木「俺頭きてるんだよ！ 腹が立ってるんだよオイ！ もちろん、棚橋！ なんだあの野郎！ 再起を賭けて？ 何だよ再起を賭けてって。まるでアイツよ、調子がイマイチみてーじゃねーか！ 調子が、イマイチな奴が挑戦できるほど！ オイ、NEVERは甘くねーぞこのやろう！ 舐めやがって!! オイ、NEVERを舐めんなよ！ この鷹木信悟舐めんな！ 名古屋までとことん追い込んでやるからな！」
　

　
内藤「我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの中で、今シリーズ、テーマがないのは……オレだけ。そう、つまりノー・オクパードなんだよ。そんな中、今日更新された新日本プロレスモバイルサイトの本間選手の日記で、彼はオレに宣戦布告してたよ。いやいいと思いますよ。目の付け所がいいね。だってさ、今オレ、ノー・オクパードなんだよ、忙しくないんだよ。むしろ暇なんだよ。こんな状態、中々ないからね。もう本間選手以外にも今シリーズテーマのない選手はいっぱいいるわけで。それこそ内藤の名前を出してみたらいいんじゃないの？ 実現するか、実現しないか、そこはそんなに重要じゃないよ。まずは口に出して自分の意志を言うことが一番大事なんじゃないの？ まあ、そんなオレもさ、何となくテーマは今頭に浮かんでるかな。ただ、今そのタイミングじゃないからね。そのタイミングが来たらオレはそこに行っちゃうよ？ 今だけだよ。俺がノー・オクパードなのは今だけだぜ。他の選手、今控室でのんびりしている選手、今日試合がなくて家でのんびりしている選手もいるのかな。今チャンスだぜ！ こんな美味しいチャンス中々ないぜ！ 今のうちに皆様、俺の名前をどんどん出したほうがいいよ。それを皆様にオススメしますよ。そこは……ノー・トランキーロ！ 焦ったほうがいいぜ。カブロン！」
　

　
SANADA「チャンピオンが、統一統一と言ってるんですけど、いつ統一するのか。あと統一と俺がチャレンジすることを一括にまとめないで欲しいっていうこと。純粋に、ワクワクする試合をしましょう」
　
　

　
本間「内藤！ 内藤！ 俺は、おまえのこと諦めねーから！ どんなに負けても、負けても負けても、最後に俺が勝つ！」
　

　
棚橋「時代は進んでるね。コロナでいろんなものが止まってても、時間っていうのはどんどん過ぎてってるし、そん中で成長している、伸びてる選手は沢山いて……。まあそん中でも、筆頭が鷹木選手かなって。2021年、もう1度トップ戦線に喰い込むって決めたから。棚橋が戻ってくるか、それとも浦島太郎か……。よく見といて下さい」
　

　
飯伏「まあまだ、ドーム終わってまあ8日経ったけど……。きょうもぜんぜんね、まあ動いてないし。まあこれから、2月11日広島まで。まあゆっくり、ゆっくり仕上げてきますよ。まあ、まだこんなもんじゃないです。（一呼吸置き）まだ……まあ自分に、王座の貫禄がないかなと。これから、これから作っていきますから。まあまずは、体調を万全に……飯伏幸太」