メイン(第5試合)は2.10広島でIWGPジュニアヘビー級選手権を賭けて戦う王者・高橋ヒロムと挑戦者SHO、そして同大会でシングルマッチを行なうBUSHIとワトが、それぞれタッグを組んでダブル前哨戦で激突。昨年の『BEST OF THE SUPER Jr.』でファンを熱狂させたジュニア戦士たちは、開幕戦のメインでどんな攻防を繰り広げるのか?
ヒロムはベルト、そして『BEST OF THE SUPER Jr.』の優勝トロフィーを携え入場。リングに上がるとSHOと至近距離でにらみ合い、ベルトを見せつける。
先発はBUSHIとワト。組み合うと見せかけてBUSHIはキック。そしてハンマースルーを仕掛けると、ワトはその勢いを利用して相手コーナーのヒロムにキック。
ワトはリープフロッグからBUSHIに打撃のコンビネーション。BUSHIが場外に落ちると、ワトは空中技を狙うが、ヒロムが阻止。そして、ヒロムはエプロンのSHOにトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを仕掛ける。場外でヒロムはSHOの顔面を踏みつけて挑発。
リング上、BUSHIがワトの顔面にヒザを押し当てる。スイッチしたヒロムはワトの胸板に逆水平チョップを連発。ワトもエルボーを返すが、ヒロムは張り手で吹っ飛ばし、足を首筋に押し付ける。
次はBUSHIがワトをボディスラムで叩きつけてカバー。ワトがカウント2で跳ね返すと、BUSHIはSTFで捕獲。ワトはロープに逃げる。
BUSHIはヒロムにタッチ。L・I・Jタッグはすばやいスイッチワーク。ヒロムはワトに「来いよ!」と挑発しながら逆水平チョップ。そして串刺しラリアットから低空ドロップキックをヒットしカバーするが、カウントは2。
ヒロムはワトをコーナーに叩きつけ、BUSHIと交代。BUSHIはワトにバックドロップを炸裂する。だが、ワトもレッグラリアットで応戦。しかし、SHOはダメージでタッチをつなげず。
スイッチしたヒロムはワトにストンピングを叩き込み、「ホラッ、来てやれよ、SHO!」と挑発。L・I・Jタッグはワトに連携の変形フェイスクラッシャーをお見舞い。
ヒロムはワトをコーナーに詰めて顔面に足を押し当てる。ワトはキックで応戦するが、ヒロムは逆水平チョップで押し込む。続く串刺し攻撃をかわしたワトは、スイッチしようとするも、ヒロムが捕獲。だが、ワトはカウンターのドロップキックをヒロムに炸裂。
ようやくスイッチしたSHOは、ヒロムをショルダータックルで吹っ飛ばす。そして串刺しラリアットから、ヒロムの腕を掴んだまま胸板と背中にキックを連打。続いてSHOはサッカーボールキックからカバーするが、ヒロムはカウント2でキックアウト。
するとSHOはジャーマンを狙うが、ヒロムは回避。しかし、SHOは豪快なスピアーをヒット。SHOはブレーンバスターの体勢に入るも、ヒロムはこらえる。ならばとSHOはアームブリーカーの三連発から、もう一度ブレーンバスターの体勢に入り、強引に叩きつける。
SHOはもう一度アームブリーカーを狙うも、ヒロムは飛びつく。すかさずSHOは前方に叩きつけて腕ひしぎ逆十字。これをヒロムが返すと、SHOはロープへ。ヒロムはティヘラを仕掛けるが、SHOは空中で捕獲する。だが、ヒロムは切り抜ける。するとSHOはスピアーを繰り出すが、ヒロムは受け止める。そして技の読み合いから、ヒロムがカウンターのトラースキックをヒット。
先に立ち上がったヒロムは、SHOを引きずり起こして肩に担ぎ上げる。だが、SHOは回避し、ここからエルボーの激しい応酬に。最後はSHOが打ち勝つ。
SHOはラリアットを狙うが、ヒロムは追走式ラリアット。しかし、SHOもカウンターのラリアットを炸裂。両者、ダブルダウン状態に。
次はBUSHIとワトのマッチアップ。ワトは打撃のコンビネーションから突進。BUSHIが切り抜けるも、ワトはエプロンからキックで後退させ、スワンダイブ式エルボーアッパーをヒット。
ワトはレシエントメンテを狙うが、BUSHIが回避。そして、BUSHIはワトの打撃を切り抜けるとDDT。続いてBUSHIはロープを利用したオーバーヘッドキックから、ミサイルキックをヒット。
BUSHIはコードブレイカーを狙うも、ワトは切り抜けるとその場飛びのネックブリーカードロップ。そして、トップコーナーに上るが、ヒロムがリングにデッドリードライブ。
今度はBUSHIがワトをトップロープに固定し、ミサイルキックをヒット。そして、ワトにエプロン式DDTを炸裂。
L・I・JはワトにLATを狙うが、SHOがカットに入り、ヒロムにジャーマンをお見舞い。だが、BUSHIがSHOにコードブレイカー。
BUSHIはワトにフィッシャーマンズスクリューを狙うも、ワトは回避すると旋風脚をヒット。リング上では4人が大の字状態に。
ワトとBUSHIはヒザ立ち状態でエルボーの応酬。そのまま立ち上がり、エルボー合戦を展開。BUSHIは延髄斬りを決めるが、ワトもヒザ蹴り。するとBUSHIはスピンキックを決め、カナディアンデストロイヤーを炸裂。しかし、カバーはSHOがカット。
続いてヒロムがトラースキックを繰り出すも、SHOはかわす。そして突進すると、ヒロムとラリアットの相打ちに。
ヒロムは雄叫びを上げ、SHOとバックの取り合い。ヒロムがバックを奪うと、BUSHIが前方回転エビ固めの要領で飛びつき、連携ジャーマンでSHOに大ダメージを与える。
そして、L・I・Jタッグはワトにブレーンバスター&シットダウン式パワーボムの合体技を炸裂。BUSHIがカバーすると、ワトはカウント2でキックアウト。すると、BUSHIはテリブレを狙うが、ワトは切り抜けて変形ジャックナイフ式エビ固めを決め、電光石火の3カウントを奪取。ワトが一瞬の切り返しで接戦を制した。