第6試合は鷹木&BUSHIのL･I･Jタッグと、Just 5 GuysのSANADA&タイチ組が激突。鷹木とタイチにとっては、4.29鹿児島の『KOPW 2023』争奪戦の最終前哨戦となる。

　鷹木はKOPWのベルトを携え入場。SANADAは世界ヘビーのベルトを腰にリングイン。Just 5 GuysにはTAKAみちのくが帯同する。

　先発はタイチと鷹木。まずはロックアップから鷹木がヘッドロック。そして鷹木はショルダータックルでなぎ倒すも、タイチもフロントキックで反撃。そして鷹木を場外に放り投げる。
　鷹木がリングに戻ると、タイチは顔面にステップキックを連発。鷹木も膝蹴りの連発で応戦し、タイチ、さらにSANADAを場外に落とす。
　そして鷹木は場外に下りようとするも、タイチはすばやくリングへ。そしてタイチは鷹木に対し、フライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。
　すると鷹木は串刺しのショートレンジラリアットで反撃。タイチはローキックをやりかえすが、鷹木はエルボーで応戦し、打撃合戦に突入。
　そして鷹木はスキをついて逆さ押さえ込み。タイチはカウント2ではね返すと、鷹木に喉輪を見舞い、そのまま場外に連れ出してフェンスに叩きつける。
　鷹木もフェンスへのハンマースルーで反撃。そしてタイチを鉄柱に打ちつける。タイチも同じ攻撃をやり返す。続いて両者は打撃の応酬を繰り広げ、カウント19で揃ってリングにギリギリ生還。
　そして鷹木は「オイ！　オイ！」と気合を入れ、パンピングボンバーへ。だが、タイチもアックスボンバーで相打ちに持ち込む。
　もう一度相打ちを繰り広げ、続く技の読み合いから鷹木がバックエルボー、ナックル、ショートレンジラリアットをお見舞い。しかし、タイチは倒れず、アックスボンバーを炸裂。
　すると鷹木は反撃のパンピングボンバーを叩き込むが、タイチは立ち上がってジャンピングキック。ここでダブルダウンに。
　次はSANADAとBUSHIのマッチアップ。串刺し攻撃を巡る攻防から、BUSHIはティヘラをお見舞い。そしてキックを叩き込みロープに走るが、SANADAは打点の高いドロップキックで場外に落とし、プランチャを繰り出す。
　だが、BUSHIはすばやくリングに戻ると、鋭いトペ・スイシーダを炸裂。BUSHIはSANADAをリングに戻し、串刺しエルボー。そして技の読み合いからDDTを狙うも、SANADAは回避。
　しかし、BUSHIは膝への低空ドロップキックからフィッシャーマンズスクリューを狙う。だが、SANADAは回避し、TKOの体勢からスタンディングのドラゴンスリーパー。そのままスイングし、Skull Endを狙うも、BUSHIは首固めで切り返す。
　SANADAはカウント2ではね返すと、ローリングエルボーを狙う。BUSHIは切り抜けてロープに走るが、SANADAはオコーナーブリッジの体勢から、スタンディングのドラゴンスリーパーで捕獲。
　タイチも鷹木を聖帝十字陵で捕獲しアシスト。SANADAがSkull Endに持ち込むと、BUSHIはたまらずギブアップ。Just 5 Guysに軍配があがった。

　試合後もタイチは聖帝十字陵を外さず、セコンドのヤングライオンが割って入る。タイチと鷹木は口論を展開。そして、鷹木は後頭部を押さえながらベルトを肩にかけると、、タイチをにらみつけながら退場。
　タイチは場内を煽ってからパンタロンを脱ぎ去る。そしてJust 5 Guysは勝利のサムアップポーズを合わせ、リングをあとに。

　
タイチ「あぁ、絶好調だ。今日も……汗かいちゃった。（※汗ひとつ書いていないかわいたSANADAの肌を見て）全っ然……（汗かいてない）。不健康か？ 大丈夫？」
SANADA「すごいですね。
　

　
タイチ「見ろ、これ。それだけ調子いいってことだよ。こんだけ汗流して、気持ちいい試合するぐらい、調子いいってことだよ。これ以上、もう何も言うまい。もうあさって、答えが出るんだ。鷹木、3本（先取）じゃなくてもいいぞ。5本全部やってやってもいいぞ。もうそれぐらいやんねぇと、オメェも、オメェのファンもうるせぇハポンファンも黙んねぇだろ。それはそうなんだ。俺、3回目の挑戦だし、俺はなんも言う権利ねぇよ。だけどあさって、見せるしかねぇだろ。オメェらがグーの根も出ないほど鷹木を、鷹木を叩き潰す。それがすべての答えだ。全員を納得させてやるよ。あいつに『まいった』……いや、失神か、わからんけど、3カウント（聞くのは）はオメェだ。必ず、あいつの意識がなくなるまで、とことんやってやるよ。そして今日、メインでノブおじがIWGPジュニア、そしてそのあとKOPW獲って、これ（IWGP世界ヘビー級）とで3冠チャンピオンだ」
SANADA「肩車で……」
タイチ「オッ！ 準備運動だな（※と言って、左肩に金丸を乗せて立ち上がる仕草を見せる）」
　

　
SANADA「メインをしっかり勝ってもらって……。IWGPジュニアのベルトが泣いてるような気がするんで……。ちゃんとノブおじさんに獲ってもらって、（タイチに）KOPWを獲ってもらって……」
　

　
タイチ「3冠チャンピオンで帰ろうか。3人並んで。今日ノブ、肩車しよ。落とすなよ、絶対に……。絶対落とすなよ。わかった？ それだけ。チャンピオンらしいチャンピオンとして」
　

　
SANADA「（※タイチの言葉に何度もゆっくりうなずいてから）もう言いたいこと言ったんで……帰ってもらっていいですか？」
タイチ「帰ってくれ。あとメインだけ。アッ、DOUKIもか。今日は全勝だ……」
　
　
鷹木「タイチ、最後ので勝ったつもりじゃねぇだろうな。俺が絶対ギブアップするわけねぇだろ、バカ野郎。昨日も言ったようにオイ、この1年間、これ（KOPWのベルト）を持ってからの1年間、お前とはやってきたことが雲泥の差なんだ、わかるか？ その雲泥の差を、（4.29）鹿児島ではっきり見せてやるよ。正直言うとよ、実は今シリーズ始まって、オーストラリア遠征のダメージが残ってな、なかなか調子が！ 戻ってこないと思ったけど、見ての通りオイ！ やっと鷹木信悟らしくもなってきたぜ、オイ。

明後日の鹿児島、間違いなく！ ベストの状態でリングに上がることができる。なぁいつも通り、いや！ いつも以上の鷹木信悟、見せてやろうじゃないか。L・I・Jにとっても、今日は大事な大会だ。このあとに内藤とDOUKIのスペシャルシングル、メインでは！ ヒロムと金丸の（IWGP）ジュニアのタイトル（マッチ）、まぁ5月3日、福岡出はヒロムが、SANADAの持つIWGP世界ヘビー級王座に挑戦。もちろん今日、内藤もヒロムも勝つと信じてる。
その素晴らしい流れを俺が、潰すわけにはいかねぇだろ。鹿児島！ 必ずやってやるよ。当たり前のように、当然のごとく！ 俺が勝ってやるからな。暴れまくってオイ、桜島の、桜島の民衆が聞こえるぐらい、大騒ぎしてやるよ」
　
※BUSHIはノーコメント