セミファイナル(第8試合)はJET SETTERS(KUSHIDA&ケビン・ナイト)が、IWGPジュニアタッグ王者組Catch 2/2(TJP&フランシスコ・アキラ)に挑戦。
KUSHIDA&ナイトは4.2後楽園の場内VTRで、チーム名を“JET SETTERS”(ナイト提案)と発表すると共に、IWGPジュニアタッグへの挑戦をアピール。これに対し、4.8両国の試合後にアキラが迎撃を宣言した。高度なチームプレーでジュニアタッグ戦線において磐石の強さを見せているCatch 2/2を、JET SETTERSはどう切り崩すのか?
Catch 2/2はIWGPジュニアタッグのベルトを携え入場。セコンドとしてヘナーレとオーカーンが帯同する。
先発はTJPとKUSHIDA。まずは手四つの体勢からKUSHIDAが押し込む。しかし、TJPは巧みに切り抜け足を捕獲。KUSHIDAはすばやく腕ひしぎ逆十字で切り返すも、TJPも回避し、グラウンドで渡り合う。
続いてTJPはすばやい動きからコークスクリューヘッドシザーズ。KUSHIDAも切り抜けてヘッドシザーズで捕らえるが、TJPは三点倒立から相手の足を自分の足ではさんで脱出。両者の流れるような攻防に対し、場内は大きな拍手を送る。
次はアキラとナイトのマッチアップ。ロープワークの攻防からアームホイップの応酬を経て、ナイトがボディスラムで担ぎ上げる。脱出したアキラはティヘラを仕掛けるも、ナイトは軽快な動きで立ち上がる。
さらにナイトは逆さ押さえ込みを繰り出すも、アキラは切り抜けてロープへ。ナイトはリープフロッグを見せるが、アキラはドロップキックで撃墜。
続いてCatch 2/2はナイトに連携のキック。最後にアキラが低空ドロップキックをヒット。ここからTJPとナイトがエルボーの応酬に。
競り勝ったナイトはハンマースルー。TJPがエプロンに出ると、ナイトは突進。しかし、Catch 2/2がエプロンでサンドイッチキックをお見舞い。
続いてCatch 2/2はナイトをフェンスにハンマースルー。すると、ナイトはフェンスをジャンぴで飛び越える。そしてフェンスに飛び乗り、スワンダイブのボディアタックをCatch 2/2に炸裂。
戦場がリングに戻ると、KUSHIDAがTJPに起き上がり小法師チョップ。そして、JET SETTERSは次々とTJPの腕をねじり上げ、その腕に同時にニードロップを落とす。
続いてKUSHIDAはTJPの左腕にドロップキック。さらにナイトがアームロックでいたぶる。
次はKUSHIDAがTJPの腕にキック。さらにエプロンからキックを見舞うも、ここでアキラがKUSHIDAの膝に低空ドロップキック。そしてCatch 2/2はナイトに連携の変形バックドロップを炸裂。
そしてアキラがTJPのアシストを受け、コーナー最上段から場外のJET SETTERSにトペ・コンヒーロを炸裂。
アキラがKUSHIDAをリングに上げると、Catch 2/2はダブルのマンハッタン・ドロップからネックブリーカードロップ&クロスチョップの連携攻撃。
さらにアキラはKUSHIDAの左足にエルボーを連発で落とし、レッグロックを決める。KUSHIDAはたまらずロープエスケープ。
負けじとKUSHIDAは強烈なキックでアキラをコーナーまで吹っ飛ばす。だが、アキラはタランチュラでKUSHIDAを捕獲。続いてフライングメイヤーで叩きつけ、Catch 2/2が連携のセントーンをKUSHIDAにお見舞い。
そしてアキラはKUSHIDAの左足を捕らえ、変形のレッグブリーカーを炸裂。劣勢のKUSHIDAは打撃でCatch 2/2に応戦。しかし、TJPは足を蹴りつけてKUSHIDAの体勢を崩すと、顔面ウォッシュをお見舞い。
だが、KUSHIDAもヒップトスからの低空ドロップキックで反撃。そしてナイトにスイッチしようとするも、アキラがナイトの足を引っ張って妨害。
KUSHIDAはTJPの攻撃を切り抜け、コーナーめがけてシェルショックを炸裂、次はナイトとアキラのマッチアップ。ナイトがラリアットでアキラをなぎ倒すと、TJPが乱入。
しかし、ナイトはアキラの足をTJPに預け、TJPの土手っ腹にトラースキック。さらにアキラをボディスラムで叩きつけると、滞空時間の長いジャンピングボディプレスをお見舞い。
続いてKUSHIDAがアキラを肩車するも、これはアキラが脱出。だが、ナイトがセカンドロープからのフライングクロスボディをアキラを炸裂。
さらにJET SETTERSはTJPに連携のドロップキックをヒット。続いてナイトは場外に落ちたTJPにプランチャを炸裂。そしてKUSHIDAがアキラを肩車で担ぐと、ナイトが打点の高いドロップキックを炸裂。
カバーをアキラが返すと、ナイトはSpike DDTの体勢に。アキラが切り抜けると、ナイトはコーナー最上段に設置し、ハイジャンプで飛びつく。
だが、アキラは切り抜け、Catch 2/2がすばやい動きでアリウープを食らわす。カバーをナイトが返すと、Catch 2/2はダイビングフットスタンプ&ファイナルカットを炸裂。しかし、これもカバーはカウント2。
するとアキラはナイトにスピードファイヤーを狙う。だが、ナイトは回避し横入り式エビ固め。アキラが返すと、TJPがナイトにトラースキック。そしてCatch 2/2は2/2を狙うも、これはKUSHIDAが妨害。すかさずナイトはアキラにケブラドーラ・コンヒーロを炸裂。
スイッチしたKUSHIDAはTJPにダイビングのブレーンチョップ。さらにボディアタック、オーバーヘッドキックをお見舞い。続いてアキラに掌底を食らわす。
KUSHIDAはTJPに串刺しの掌底を叩き込み、さらに左腕を蹴りつけてからホバーボードロックを狙う。だが、TJPは回避すると、巧みな動きで膝十字固め。アキラはナイトをウラカンホイップで場外に排除。
TJPは裏足4の字固めに連携して締め上げる。KUSHIDAがロープに逃れようとすると、TJPはリング中央に引きずり戻してかけ直そうとするが、KUSHIDAはスキをついて足をフックして丸め込む。だが、カウントは2。
ならばとKUSHIDAは技の読み合いから、アームロックで捕獲。するとアキラがカットに。アキラはKUSHIDAに延髄斬りを繰り出すも、すかさずナイトがアキラにエルボー。
そのナイトをTJPが排除すると、KUSHIDAがTJPにマサヒロ・タナカを狙う。だが、TJPは切り抜け、両者はネックブリーカードロップの相打ちでダブルダウン。
スイッチしたナイトは、KUSHIDAと共にTJPにダブルキック。そしてTJPをコーナー最上段に設置し、マットから飛びついてフランケンシュタイナーを狙うも、アキラがTJPを支えて回避。そしてアキラはKUSHIDAにショットガンドロップキック。
すかさずTJPがナイトにマンバスプラッシュを炸裂。そしてCatch 2/2はナイトに2/2を食らわせ、TJPがカバー。これはKUSHIDAが間一髪でカット。
するとアキラがKUSHIDAを場外に排除。そしてCatch 2/2はナイトに対してザ・リーニングタワーを狙うが、KUSHIDAは倒立キックをアキラに叩き込んで阻止。
さらにナイトはTJPにSpike DDT。返す刀でコーナー最上段のアキラに飛びつき、フランケンシュタイナーを食らわす。
ここでJET SETTERSはアキラに対し、一気にカルチャークラッシュを炸裂。ナイトがカバーすると、アキラは返すことができず。JET SETTERSが初挑戦で見事、IWGPジュニアタッグ初戴冠に成功した。
試合後、JET SETTERSは抱き合って喜びをわかちあう。JET SETTERSはベルトを掲げ、場内の反応に応えてから、堂々と花道をあとに。