第1試合ではロッキー・ロメロ&マスカラ・ドラダ&ジョシュ・アレキサンダー&エイドリアン・クエストvsKUSHIDA&ボラドールJr.&ケビン・ナイト&ザ・DKC。
LA DOJOで鍛錬を積むKUSHIDA&ケビン・ナイト&ザ・DKCが、『FANTASTICA MANIA』来日目前のボラドールJr.とチーム結成。対するはNWAヒストリックウエルター級王者のロッキー・ロメロを中心に、『NJPW STRONG』に参戦しているドラダ、IMAPACT!世界チャンピオンのアレキサンダー(IMAPACT! WRESTLING)、そしてクエストのカルテット。個性豊かな面々が、オープニングから激しい火花を散らすのは間違いない。
先発はアレキサンダーとKUSHIDA。アレキサンダーはバックを取ってコントロール。そしてフロントネックロックを決める。さらに足を取りに行くも、KUSHIDAは張り手の連発からアームロックを狙う。
だが、アレキサンダーはコーナーにそのまま叩きつけ、ブレーンバスターの体勢に。KUSHIDAは切り抜け、ここから足関節を巡る攻防へ。その状態で両者共にロープに倒れこむ。
次はクエストとナイトのマッチアップ。バックの取り合いからナイトはアームホイップ。クエストもアームホイップを返すが、ナイトはすばやく足を払る。
続くロープワークの攻防では、クエストがトルニージョアタック。さらにティヘラ、ドロップキックとたたみかける。
続いてロッキーが飛び出すと、因縁の相手であるボラドールがスイッチする。するとロッキーは逃げるようにドラダに交代。
ボラドールとドラダはすばやいロープワークの攻防。ボラドールはティヘラを決めるが、ドラダは変形のフェイスクラッシャーから軽快なロープさばきを見せ、ドロップキックをヒット。
交代したロッキーはボラドールにストンピングを連発。さらにドラダとダブル攻撃を狙うも、ボラドールは切り抜けてロッキーをトラースキックで場外に追放。
しかし、空中技はロッキーが回避。するとボラドールはロッキーをつかまえてリングに戻す。すかさずDKCがロッキーにキックを連発。
劣勢のロッキーだったが、DKCとKUSHIDAの攻撃を切り抜け、アレキサンダーと交代。
アレキサンダーはKUSHIDAの突進をタックルで食い止め、そのままノーザンライトスープレックスへ。カバーをKUSHIDAが返すと、アレキサンダーはスタンディングのアキレス腱固め。さらに足にフットスタンプをお見舞い。
スイッチしたクエストはKUSHIDAの左足に集中攻撃。次はドラダがKUSHIDAに強烈なチョップ。さらにフライングメイヤーから肩に低空ドロップキックをヒット。
次はロッキーがKUSHIDAにパンチ。そしてフォーエバーラリアットをお見舞い。だが、KUSHIDAはカウンターのエルボー。
そして自軍コーナーに戻ろうとするも、ロッキーとクエストが捕獲。だが、KUSHIDAはハンドスプリングエルボーで二人まとめて吹っ飛ばす。
スイッチしたDKCはクエストにチョップを連発。さらに空手キックから雄叫び。ここでドラダが入るも、DKCはトペ・コンヒーロ。そしてDKCはクエストとドラダにチョップを乱打。
勢いに乗るDKCは二人をまとめてロープの反動を利用したアームホイップで投げ飛ばすと、ドロップキックで場外に追放。
そしてDKCはトペ・スイシーダをドラダとクエストに炸裂。DKCはクエストをリングに戻してジャンピングの空手キック。しかし、カバーはカウント2。
続いてDKCとナイトがクエストにダブルのブレーンバスターを狙う。これはロッキーとアレキサンダーが阻止。
すかさずドラダがDKCとナイトにミサイルキック。するとボラドールがアレキサンダーとロッキーにミサイルキックをお見舞い。
リング上、クエストがKUSHIDAにティヘラを敢行。しかし、KUSHIDAは肩車で担ぎ上げ、ナイトが打点の高いドロップキックをヒット。しかし、カバーはアレキサンダーがカット。
そのアレキサンダーにDKCが襲いかかる。だが、アレキサンダーはDKCをエプロンに追いやり、突進して身体を浴びせ場外に追放。
リング上、ボラドールがロッキーにティヘラ。そして場外のロッキーめがけてトペ・コンヒーロ。すると、ドラダがコーナー最上段からボラドールにラ・ケブラーダをお見舞い。
リング上、アレキサンダーがKUSHIDAにジャーマンを狙う。KUSHIDAはこらえ、技の読み合いから飛びつきアームロック。そのスキに最後はナイトがクエストにSpike DDTを炸裂し、3カウントを奪取した。
試合後、ボラドールはマイクを握り、NWAヒストリックウェルター級ベのルトを奪われた相手であるロッキーにメッセージを送った。
■ボラドールJr.のマイクアピール
「ロッキー、まず初めにサンノゼのみんなにこんばんはと言わせてくれ! 俺は君(ロッキー)のホーム(『STRONG』のこと)に足を踏み入れたということに気づいてほしい。3月17日『HOMENAJE A 2 LEYENDAS』(CMLLでの試合)で俺たちが再び向かい合う時、最後に髪を失うのは“パパ・アスカル”(ロッキーのニックネーム)だ!」