第4試合終了のゴングが鳴った直後、キングストンはリングを降り、特設花道に正座して拍手をする。
さらにキングストンは、首を掻っ切るポーズをしてから立ち上がると、リングを指さして再び手を叩く。そして、リングへ向かって手を合わせてから特設ゲートをくぐった。
一方、ジェイはセコンドの介抱を受けつつ、茫然とした表情を浮かべる。そして、観客が「サンキュー・ジェイ」コールを送る中、リング中央に記されたライオンマークに顔をうずめた。
その後、ジェイがフラフラになって立ち上がると、場内が「TOO SWEET」コールに包まれる。そして、ジェイがマイクアピールを開始しようとした直後、なんとフィンレーが背後から急襲! シレイリでジェイの頭を殴り、ダウンさせた。
ここからフィンレーはマイクアピールを敢行し、ジェイを罵倒。そして、観客を激しく挑発し、大ブーイングを浴びた…。
■フィンレーのマイクアピール
「お前にはこの会社があるのに、出ていくって!? お前の手のひらにこのビジネスがあるっていうのにだ。それなら俺がお前から奪ってやる! お前にはわかるか!? ステージの裏でどれだけのあいだ、ジェイ・ホワイトが持っているものをメチャクチャにしてやると考えていたかわかるか!? 俺は考えるのをやめたんだ。俺はジェイ・ホワイトが持つものを台無しにしてやると決めたからな! エクスキューズミー。心から言わせてもらう。お前の“ERA(時代)”なんてク・ソ・ク・ラ・エだ! そして、カリフォルニアよ、クソクラエ!(※ブーイング) それからジャパン! それにアイルランドもだ! なぜなら俺はどこにいっても“よそ者”だからだ! アメリカでは俺はアイリッシュ。アイルランドでは俺はアメリカ人。そして日本では“ガイジン”だ! 率直に言って、これはサイアクだぜ。うんざりだ。なぜなら俺は国のためだけにプロレスをやってるわけじゃない。ビジネスでプロレスをしているからだ。(※『だまれ』コール)ノーノーノー。(※観客に向かって)お前たちが黙れよ。俺のことを“ガイジン”と呼びたいか!? “ガイジン”と呼びたいのか!? 俺はこの国に4世代に渡り住んでいる。(※カメラに向かって)おまえはどうだ!? (※観客に向かって)何年だ!? 何年暮らしている!? 誰も言えないだろう。 俺は4世代に渡って暮らしている。教えてやる。カリフォルニア、ジャパン、俺の言うことを聞いたほうがいいぞ。もし、お前らの誰かがこのロープをまたぎたいなら、俺の許可を得ることだな。(※ジェイに向かって)ここからさっさと出て行けよ。俺がナイスにキレイに終わらせてやる。急げよ。俺はこれ以上祈らないし待たない。このビジネスは血と泥から生まれた。俺のように獰猛なやつが“ホーム”だと思える場所は、(この場所以外)この地上にはないんだからな!」
Battle in the Valley
- 日時
- 2023年2月19日(日) 18:00(PST)開場 19:00(PST)開始
- 会場
- アメリカ・San Jose Civic(カリフォルニア州・サンノゼ)