第4試合はTV王座決定トーナメントの準決勝として、成田蓮とSANADAが対決。1回戦ではSANADAが10.16長岡でタイチ、成田が10.26後楽園で石井智宏を撃破。続く2回戦(10.30幕張)ではSANADAがKENTA、成田が矢野通を下した。その幕張のエンディングで、成田が「世代交代は始まってんだからな」と挑発すると、SANADAは「やれるもんならやってみろよ、以上!」と応戦。火花を散らす両雄、来年の1.4東京ドームの決勝に進出するのは果たして?
開始のゴングが鳴ると、成田はグラウンドに持ち込みバックに回る。ここからすばやいバックの取り合いを経て、SANADAはファイヤーマンズキャリー。
続いて差し合いから、成田はロープにSANADAを押し込む。するとSANADAは体勢を入れ替えてクリーンブレイク。
成田は打撃を振るうも、かわしたSANADAはスタンディングのドラゴンスリーパー。だが、成田はすばやくロープに逃れる。
ならばとSANADAは足を取って、一気にパラダイスロックを完成。そして低空ドロップキックを食らわすが、成田はすばやく立ち上がりフライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。
成田はSANADAを場外に連れ出し、鉄柵にハンマースルー。逆にSANADAが投げ返すも、成田はひるまずフロントキック。これを切り抜けたSANADAは、鉄柵を用いてマジックスクリュー。さらに場外フロアでパイルドライバーを敢行する。
ダメージの深い成田は、カウント15でリングに生還。するとSANADAはストンピングを乱打。そして、ロープパラダイスを仕掛け、場内に写真を撮るように促してから、低空ドロップキックで場外に落とす。
そしてSANADAはプランチャを浴びせ、成田をリングに戻しカバー。これは成田がカウント2ではね返す。するとSANADAはヘッドロックで捕らえるが、成田はバックエルボーで脱出。
ここからエルボーの応酬へ。そして成田は串刺し攻撃を狙うが、SANADAはキックで反撃。そして突進するも、成田はフロントスープレックスで切り返す。
成田は重いミドルキックから串刺しエルボー。そしてハーフハッチスープレックス。SANADAがカウント2ではね返すと、すかさず成田は腕ひしぎ逆十字を決める。これはSANADAが足をロープにかけてエスケープ。
成田はSANADAの痛めた腕にキックを連発。SANADAその蹴り足を捕えてエルボーを落とすが、成田はスリーパーで反撃。そしてコブラツイストを狙うも、SANADAはヒップトス。
ならばと成田はフライングメイヤーを仕掛けるが、SANADAは着地してドロップキック。そしてバックドロップへ。だが、成田は着地し、今度こそコブラツイストで捕獲。SANADAは何とかロープに逃れる。
すると成田は強烈なキックからバックドロップを炸裂しカバー。SANADAが返すと、成田はSANADAを引きずり起こして強烈なキックを連発。さらにコーナーに座らせ、首元を両足で踏みつける。ここで10分経過のアナウンス。
だが、続く串刺し攻撃を切り抜けたSANADAは、セカンドロープからトンボを切ってバックに周り、ドラゴンスリーパーで捕獲。しかし、成田は切り抜けてスリーパー。
SANADAは巻投げで返してTKOの体勢に。だが、成田はこらえて卍固めを狙う。これをSANADAは切り抜け、スタンディングのドラゴンスリーパーで捕らえる。そして、オコーナーブリッジのフェイントから、もう一度スタンディングのドラゴンスリーパーで捕獲し、Skull Endに連携。
SANADAは自ら技を解除すると、一気にラウンディング・ボディプレス
を発射。だが、成田は膝で迎え撃つと、なんと掟破りのオコーナーブリッジ。これはSANADAがカウント3寸前ではね返す。
ここから両者は激しいエルボー合戦。そして成田は延髄斬りからフロントキックで吹っ飛ばし、フロントスープレックスの体勢に。だが、SANADAはヘッドバットで脱出。
そしてSANADAは串刺し攻撃を巡る攻防から、スワンダイブのミサイルキックをヒット。成田は気合いの雄叫びからフロントキックを繰り出すが、SANADAはかわしてオコーナーブリッジへ。だが、成田はスリーパーで切り返す。
それを抜けたSANADAは、スタンディングのドラゴンスリーパー。しかし、成田はサムソンクラッチで切り返し、再度スリーパーへ。
SANADAはバックエルボーで解除し、打撃を振るうも、成田はカウンターのエクスプロイダーを放ち、そのままホールド。だが、SANADAはカウント2ではね返す。ここで残り時間1分のアナウンス。
成田は雄叫びを上げるが、SANADAはローリングエルボーへ。しかし、成田は掌底を叩き込んでから延髄斬り。SANADAも延髄斬りを返し、ローリングエルボーを炸裂。
さらに追撃のローリングエルボーを繰り出すも、成田はカウンターのフロントスープレックスホールドを炸裂し、電光石火の3カウントを奪取。成田が難敵を撃破し、トーナメント決勝進出を決めた。
試合後、成田は鬼気迫る表情で花道を引き上げた。