オスプレイが粘る内藤を撃破しUSヘビーを死守!
なんと凱旋の海野翔太が次期挑戦をアピール!
IWGPタッグはFTRが帝国の野望を打ち砕く!
オカダとジェイは白熱の攻防を展開!
インクレディブルタッグ戦は大乱戦に!
TV王座トーナメント決勝は成田vsザック!
TJP&アキラがBUSHI&ティタンを退け王座防衛!
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11月5日(土)、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で『バトル・オータム ’22』最終戦が開催され、3大王座戦や『NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント』準決勝を中心に激闘が繰り広げられた。
第1試合はIWGPジュニアタッグ王者のTJP&アキラ組に、BUSHI&ティタン組が挑戦。L・I・Jタッグは奇襲攻撃を仕掛けるも、王者組もひるまず徹底抗戦。両チームは開始から、立体的かつスピーディーな攻防を繰り広げる。終盤、TJP&アキラはBUSHIに2/2を炸裂。だが、カバーはティタンがカット。すると、王者組はティタンをフットスタンプ&ファイナルカットの合体技で排除し、最後はザ・リーニングタワーでBUSHIを撃破。王者組が磐石の強さで2度目の防衛に成功した。
第2試合は棚橋弘至&矢野通&デビッド・フィンレー&アレックス・ゼイン組が、マーク・デイビス&カイル・フレッチャー&アーロン・ヘナーレ&ギデオン・グレイ組と激突。待望の初来日となるオージー・オープン(デイビス&フレッチャー)は、パワフルかつ独創的な連携を披露。棚橋&矢野も応戦するが、最後はオージー・オープンが合体技コリアリスで矢野を豪快に沈めた。
第3試合はスペシャルシングルマッチとして、ヒクレオと高橋裕二郎が対決。当初、ヒクレオはカール・アンダーソンのNEVER無差別級王座に挑戦予定だったが、アンダーソンが来日を拒否。これを受けて裕二郎がヒクレオに対戦を要求し、両者の一騎打ちが実現することに。ゴング前、セコンドのSHOが乱入するが、これをヒクレオは蹴散らすと、一気に裕二郎にチョークスラムを炸裂。なんと28秒でピンフォール勝ちを収め、あらためてNEVER王座戦をアピールした。
第4試合はTV王座トーナメントの準決勝として、成田蓮とSANADAが対決。SANADAは場外でのパイルドライバーをはじめ、厳しい攻めを織り交ぜながら攻め立てる。だが、成田も一歩も下がらず反撃。掟破りのオコーナーブリッジも繰り出す。終盤、激しい打撃の応酬となり、SANADAがローリングエルボーをヒット。そして追撃のローリングエルボーの体勢に入るも、成田はカウンターのフロントスープレックスを鮮やかに決め、電光石火の3カウントを奪取した。
第5試合もTV王座トーナメントの準決勝、ザック・セイバーJr.vsEVIL。ザックは今年の『G1』公式戦でEVILから秒殺勝利を収めたときと同様に、入場時にヤングライオンに自身の変装をさせる囮作戦を、藤田晃生と大岩陵平の二段構えで敢行。そして、スキをついてEVILに襲いかかる。これをしのいだEVILは、無法ファイトで応戦。だが、終盤の東郷の乱入は、ヤングライオンが阻止。それでもEVILは急所蹴りからEVILを狙うが、切り抜けたザックがグラウンドコブラツイストで技アリの勝利をつかんだ。
この結果、来年の1.4東京ドームでのTV王座トーナメント決勝は、成田vsザックに決定した。
第6試合は、来年の1.4東京ドームにてIWGPジュニアヘビーを懸けて4WAYマッチを行なう4人による“インクレディブルタッグマッチ”、エル・デスペラード&マスター・ワトvs石森太二&高橋ヒロム。前日の公開抽選会でパートナーが決定したタッグ戦は、共にゴング前から足並みが揃わず不穏な雰囲気に。試合が進むに連れ、敵味方関係ない大乱戦となるも、終盤に石森とヒロムは連携攻撃を見せる。そして、ヒロムはワトにとどめのTIME BOMBを狙うが、石森がヒロムにジャンピングニー。すかさずワトが横入り式エビ固めで、ヒロムから3カウントを奪取した。
第7試合は来年の1.4東京ドームにてIWGP世界ヘビー級王座戦で雌雄を決する挑戦者オカダ・カズチカと王者ジェイ・ホワイトが、それぞれタマ・トンガ、KENTAをパートナーに前哨戦。BULLET CLUBは狡猾なインサイドワークとラフファイトで攻め立てるが、オカダ&タマも猛反撃。オカダはジェイと一進一退の攻防で火花を散らす。終盤、オカダはドロップキックでジェイを排除し、タマに勝負を託す。KENTAはタマに掌底を乱打するも、最後はタマがカウンターのガンスタンで勝利を収めた。
セミファイナル(第8試合)はIWGPタッグ王者のFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)に、ジェフ・コブ&グレート-O-カーンが挑戦。国内の新日本マット初参戦となるFTRは、説得力のある重厚な攻めを見せる。王座奪還に燃えるコブ&オーカーンも負けじと力強い攻撃で対抗。しかし、FTRの合体攻撃で、コブは膝を痛めてしまう。それでもコブは終盤、ウィーラーにツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、ハーウッドが膝裏への攻撃で動きを止める。ここからオーカーンが奮闘を見せるが、最後はFTRの合体技ビッグリグの前に撃沈。王者組が2度目の防衛に成功した。
メインイベント(第9試合)では内藤哲也が、IWGP USヘビー級王者のウィル・オスプレイに挑戦。今年の『G1』準決勝でオスプレイに敗れている内藤は、その雪辱を果たすべく首殺しを軸に攻め立てる。オスプレイも持ち前の機動力で反撃。内藤がエプロンから場外へのネックブリーカーを繰り出せば、オスプレイは鉄柵からのオスカッターを炸裂する。試合が佳境に入り大技の応酬に突入すると、内藤はオスプレイのストームブレイカーをデスティーノで切り返す。だが、正調のデスティーノを回避したオスプレイは、ポップアップ式の強烈なエルボーを叩き込むと、ヒドゥンブレードをお見舞い。続く追撃のヒドゥンブレードからのカバーは返した内藤だが、最後はストームブレイカーの前に轟沈。オスプレイが粘る内藤を仕留め、3度目の防衛に成功した。
試合後、オスプレイが11.20有明での防衛戦敢行をアピールし、次期挑戦者を募ると、なんと英国修業中の海野翔太が登場。オスプレイにデスライダーを炸裂し、USヘビーのベルトを掲げた。
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