第16代王者オスプレイに内藤が挑戦する「IWGP USヘビー戦」。両者の対決は8.17日本武道館で行われた『G1 CLIMAX 32』ファイナルトーナメント準決勝戦以来で、そのときはオスプレイが勝利している。
試合前、グレイが登場し、オスプレイを呼び込む。そんな中、ゴングと同時に両者が動き回り、切り返しの応酬を展開。そこから内藤は敢えて距離を取り、オスプレイをいらつかせる。そして、アームホイップ式バックグリーカー、変型バックブリーカー、変型バタフライロックと畳みかける。
さらに内藤は、サイドネックロックで絞り上げ、オスプレイを赤コーナーへ追い込む。そして、オスプレイを踏み台にしてエプロンへ飛び出すが、トップロープ越しの串刺し低空ドロップキックはオスプレイが受け止める。
さらにオスプレイは、内藤をコーナー最上段へ座らせ、強烈な逆水平チョップを浴びせて場外へ落とす。そして,鉄柵攻撃のあとに内藤を鉄柵へ座らせてエルボーを見舞い、場外マット上へ転落させる。
これでオスプレイのペースとなり、コブラツイストから旋回式バックブリーカー。さらにチンロックで絞り上げ、内藤をロープエスケープへ追い込む。
しかし内藤は、ロープワークでフェイントをかけ、カウンタードロップキックでオスプレイに逆襲。さらに、カウンターバックエルボーから後頭部へ低空ドロップキックを食らわせる。
続いて内藤はオスプレイを踏み台にしてエプロンへ飛び出し、オスプレイの回避行動を読んで転倒させる。そして、背後からトップロープ越しの串刺し低空ドロップキックをお見舞い。
その後、内藤はコーナーを利用したネックブリーカーでオスプレイを叩きつけ、変型バタフライロックで追い討ち。
だが、オスプレイはハンドスプリングオーバーヘッドキックで逆襲し、場外へ落ちた内藤へプランチャを見舞う。そしてリングへ戻ると、サマーソルトキック→シャイニング延髄斬りの連続弾へ繋ぐ。
さらにオスプレイは、スワンダイブエルボーで追い討ちをかけ、セカンドロープへ飛び乗る。ところが、内藤が捕獲して変型ネックブリーカーを食らわせる。
次に内藤はオスプレイの体をエプロンへかけ、断崖式ネックブリーカーをお見舞い。そして、鉄柱へ叩きつけるが、オスプレイは鉄柵上からのオスカッターで巻き返す。
これで両者はともに場外でダウンし、カウント19で辛うじてリングへ戻る。そして、激しいエルボー合戦を展開し、内藤が競り勝つ。
さらに内藤はエルボースタンプを乱れ打ち、オスプレイにダメージを蓄積させる。それでもオスプレイはエクスプロイダーで投げるが、内藤はすぐに立ち上がり、なおもエルボースタンプ連打を浴びせる。
内藤の攻勢は続き、ロープを利用したスイングDDTでオスプレイを突き刺す。そして、雪崩式リバースフランケンシュタイナーを敢行するが、オスプレイがバク宙で着地し、オスカッターで逆転に成功。
次にオスプレイは、内藤をニュートラルコーナーへ固定し、チーキー・ナンドス・キックをお見舞い。そして、内藤を肩車してコーナー2段目へのぼるが、内藤が雪崩式フランケンシュタイナーへ切り返す。
続いて内藤はコリエンド式デスティーノにいくが、オスプレイが捕獲し、高角度のジャンピングパワーボムで叩きつける。
それでも内藤はカウンターカサドーラでオスプレイを丸め込み、フェイント式延髄斬りからポップアップでオスプレイを投げてコーナーへ激突させる。
さらに内藤は、コーナーを利用したエスペランサ、コリエンド式デスティーノでオスプレイに追撃。そして、(正調)デスティーノの体勢に入ると、オスプレイが切り返してストームブレイカーを狙う。だが、内藤がさらに切り返し、変型デスティーノで叩きつける。
ここで内藤は再び(正調)デスティーノにいくが、オスプレイが抵抗し、ポップアップ式顔面パンチで逆転。これで内藤がひざまずくと、正面からヒドゥンブレードを打ち込み、後頭部にもヒドゥンブレードを食らわせる。そして、今度こそストームブレイカーを炸裂させ、内藤から3カウントを奪取した。
バトル・オータム '22
- 日時
- 2022年11月5日(土) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
- 放送
- 観衆
- 4,006人(満員)
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第9試合 60分1本勝負
IWGP USヘビー級選手権試合<チャレンジャー>
<第16代チャンピオン>
※オスプレイが3度目の防衛に成功レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
COMMENT
オスプレイ「(不機嫌な顔つきでコメントスペースに現われ、祝杯用のビールにUSヘビー級のベルトを叩きつけてから)乾杯するような気分ではない!」
オスプレイ「30分かけてこの王座に相応しい勝負をしてやった。過去の王者には成し得ることができなかった。ROUGHNECK? それがお前(海野翔太)の名前か? 2年間イギリスで闘って、最終的に決めたのがその名前か!? バイクに乗るイケてるヤツ気取りか!? 女々しい野郎だ!」
オスプレイ「ニュージャパンとSTARDOMの合同大会が間近に迫ってきた。お前に一つアドバイスをやろう……。次リングで向かい合った時は、父親(レッドシューズ海野)をレフェリーにつけないことだな。俺がお前の頭を破壊しても、文句は言わせない。お前の親父がレフェリーだったら試合を中断させるだろうからな。(レッドシューズ海野がレフェリーにつかないように)父と息子で話し合いでもしたらどうだ? お前に俺の首はやらないし、お前を有名にすることもない!」
オスプレイ「ナイトーは素晴らしいよ。それは認める。(内藤は)トーキョードームの試合がなくて残念だ。本気でそう思う。残念だ。でも、今はお前の時じゃない。ナイトー、お前は最高だよ、それは間違いない」
オスプレイ「でも今の主役は俺なんだ。(日本語で)シンニホンプロレス・シュヤク」
内藤「(中島の肩を借りてコメントスペースにやって来て)タイトルマッチまで進むことは頑張れば誰にもできること。そっから先が難しいわけであって、これで去年のドームからシングルのタイトルマッチは5連敗。ここぞというところで結果が出ないな。まあ、俺らしいっちゃあ俺らしいけどさ、さすがに悔しいよ」
内藤「ただ今日、きっと忙しいんでしょ? 忙しい中、わざわざ大阪に来てくれたオスプレイには感謝してますよ。またいつかどこかで、タイトルを懸けて対戦しようぜ。カブロン!」
海野「まずは、ただいま帰りました。去年と先月、オスプレイに負けているので日本まで追いかけてきました。自分はいつでも準備ができているので、いつでもどこでも、タイトルマッチを組んでください。東京ドームでやらせてくれなんて言いません。オスプレイが望むんであれば、(11.20)有明でお願いします」