互いに1勝3敗同士。SHOを名乗り始めて以降のシングル対決はSHOの2勝1敗、4度目の対決。
田口が背を向けてコーナーに上がったところを急襲したSHO。戦場をリング下に移し、青コーナーサイドの入場ゲートまで連れ去ると、場外カウントを数えるよう指示。カウント13でリングに生還したSHO。田口はカウント20ギリギリでリングに滑り込む。
ロープに飛ばされたのを利用してジャンピング・ヒップアタックを返した田口は、SHOをリング下に落とすと、着ていたTシャツで首を絞めて、赤コーナーサイドの入場ゲートの向こう側に連れ去り、ゲートの裏で何か攻撃を仕掛けながら、レフェリーに場外カウントを数えるよう指示。11でリングに戻った田口は、青コーナーサイドに置かれていたレンチがくるんであるTシャツと取り上げ、何かと入れ替えた。
辛うじてリングアウトを逃れたSHO。田口のヒップアタックをかわすと、うつ伏せ状態の田口の尻を踏みつけていく。それでもヒップアタックを放っていった田口だが、SHOはヒザを立てて迎撃。しかし田口も3度目のトライでヒットさせると、リング下に逃げたSHOに三角跳びプランチャを決めた。
リングに戻り、攻撃を仕掛けていく田口。ヒップアタックをキャッチされたものの、ロープワークにいくと見せかけてフェイントをかけてからヒップアタックを決めた。ロープ際で腰を落とすSHOにランニング・ヒップアタック2発からリング下に滑り下りてからのヒップアタック。そしてスワンダイブ式のダイビング・ヒップアタックを決めるもカウント2。
ここでギタった田口は、スライディング・ヒップアタックを狙ったが、SHOはレフェリーを盾にして不発に終わらせる。しばらく互いにレフェリーを相手に突き飛ばしてやり取りする。そこへSHOがスピアを放っていったが、かわされてマットにうつ伏せにダウン。
ヒップアタックがレフェリーに直撃。投げ捨てジャーマンを決めたSHOだが、そこにあったのはバナナ。キャッチされるもアンクルホールドに切り返す。SHOも腕十字に切り返していったが、田口はアンクルホールドからオーマイ&ガーアンクルへ。ここで照明が消えて場内暗転。照明が点いたところ、田口がタイツをずらして東郷の顔面に座り込んでいた。SHOはレフェリーに抱きついて死角を作っている。そこへ裕二郎が杖で一撃。そのままSHOがカバーするとカウント3が数えられた。
BEST OF THE SUPER Jr.29
- 日時
- 2022年5月25日(水) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 放送
- 観衆
- 1,104人
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第6試合 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr. 29』Aブロック公式戦レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
COMMENT
SHO「オイ、見ただろ、俺の実力を? 違えんだよ、他の連中とよ。比べんなよ? 他の連中みたいによ、勝ち点2を奪い合ってるような人間じゃねえんだ。俺はこうしてよ、全勝優勝だ。余裕だ。これが俺の実力よ。もう、飛び抜け過ぎてよ、もういいだろう。やる必要ねえだろう。
見てておもろいか、あからさまにどっちが勝つか余裕で分かるような試合を? 俺が勝つに決まってんだよ。誰がどう考えてもよ。明日もそうだよ、明日も。明日は誰だよ? 明日はあの田舎もんだろう、どうせ。八王子の、クソ八王子の。あんなの便所だ! 便所と一緒だ! 明日の相手は便所から湧いたウジ虫よ、ハハハハ! やったらあ!」
田口「(ケツを出したままコメントスペースに現われて寝転がり、一緒に引き上げてきた中島に向かって)違う、違う、そうじゃないよ。ナカジマくん。ナカシマか?」
中島「(ヘッドライトを照らしながら)ナカシマです」
田口「違う、そうじゃない。そうじゃな~い」
中島「照らしました」
田口「こっちじゃなくて、HOUSE of TORTUREの入場のほうを照らさなきゃ……」
中島「すいません!」
田口「こっち照らしても、ここスポットライト浴びてもしょうがないから。入場口に行かないと。誰が入ってくるか……」
中島「すいません」
田口「3人も入ってきた……3人?」
中島「分かんないです」
田口「東郷、裕二郎、3人か?」
中島「はい」
田口「EVILもいたか? なんだよ。何で来るんだよ、3人も。過去2回、誰も来なくて、何でそんなに一気に来るんだよ。一人でいいよ、一人で。3人? 二人? 対策してないよ、そんなの。ゼロから3なんてないでしょう」
中島「はい」
田口「ちょっとごめん。『違う、そうじゃない』聴かせて…『違う、そうじゃない』聴いたことある?」
中島「……すいません。ジェネレーションギャップで……」
田口「鈴木雅之」
中島「はい、知らないです」
田口「ジェネレーションギャップか……。そうだな。じゃあ、鈴木雅之の音源貸すわ」
中島「はい、聴きます」
田口「違う、そうじゃない。違う、そうじゃないんだよ(と言って、ケツを出したまま控室へ)」