互いに2勝2敗同士の公式リーグ戦。過去のシングルはすべて『BEST OF THE SUPER Jr.』の公式戦でDOUKIの2勝1敗、4度目のシングル対決。
序盤からロープワークを駆使した展開。リング下にエスケープしたBUSHIに矢のようなトペを放ったDOUKIが場外戦でペースをつかみ、先にリング内へ。イタリアンストレッチでギブアップを迫るが、BUSHIはサードロープに足を伸ばしてブレイクに持ち込む。
スタンドに戻って低空ドロップキックでDOUKIの左ヒザを撃ち抜いたBUSHIが反撃開始。コーナー2段目から飛びついてのコルバタを決めると、リング下にエスケープしたDOUKIに先ほどのお返しとばかりにトペを見舞っていった。
リングに戻るとDDTを決め、カウンターのドロップキックを突き刺したBUSHIは、エプロンに出てトップロープとセカンドロープの間からDOUKIの上半身を引っ張り込み、そのままエプロンに頭部を打ちつけるDDTを決めた。
しかしDOUKIも丸め込みから2度目のイタリアンストレッチ。ロープに逃げられると、エプロンからデイブレイクを狙ったコードブレイカーで迎撃。そしてライトニング・スパイラル。さらにMXを放っていったが、DOUKIはそれをイタリアンストレッチ№32で捕獲。ロープ際のポジションだったがリング中央まで引きずり込んで決めると、BUSHIはたまらずギブアップ。DOUKIが徹底してこだわった技で勝利を引き寄せた。
BEST OF THE SUPER Jr.29
- 日時
- 2022年5月25日(水) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 放送
- 観衆
- 1,104人
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第2試合 30分1本勝負
『BEST OF THE SUPER Jr. 29』Bブロック公式戦レフェリー|中林泰人
MATCH REPORT
COMMENT
DOUKI「(コメントスペースに現われるなり倒れ込み)試合、何分だった? オイ、答えろよ。誰か分かんだろ? サイト見ろよ。何分だった!? 早く! (記者が誰も答えないと)なんで分かんねえんだよ。多分よ、そんなに長い時間じゃなかったけど、体感的には20分超えしているようなダメージだよ。知ってたけどよ、BUSHIの技は本当に重い! BUSHIは重い! 見た目よりな。マジで。(急に英語になって)名前はBUSHIだけど、BULLSH●Tではなかったな」
DOUKI「(日本語に戻して)あと、次の対戦相手、分かるヤツ? 早いもん順だ」
記者数人「(数人同時に)TJP」
DOUKI「オイ、どっちだ? で? 誰?」
記者「(今度は一人が)TJP」
DOUKI「(答えた記者に向かって)お前の勝ちだ」
DOUKI「(ここから再び英語になり)TJパーキンス……。あいつはTJPの名前で知られている。俺もその名前は知ってる。俺がテキサス、アメリカで試合をした時、あいつは凄く有名な選手だった。俺にとってはレジェンドだ。リスペクトしてる。だが……(また日本語に戻して)ハハハ、このままいい調子でお前からも獲ってやるよ」
BUSHI「(腕を氷嚢で冷やしながらコメントスペースに現われ)ああ……クソーッ! リベンジ出来なかったよ、DOUKI。もうタップするしかなかったよ、タップするしか。このまま終わんねえからな。負けたまま終わってたまるかよ。明日も」