第5試合はBブロック公式戦、GLEATのG-REX王者エル・リンダマン(3勝1敗)がエル・ファンタズモ(3勝1敗)と対決。パワーみなぎる豆タンクのようなリンダマンと、長い手足で飄々としたファイトのファンタズモ。正反対のタイプの両者、その攻防を制するのは?
リンダマンはG-REXのベルトを携え入場。
開始のゴング、ファンタズモはバックを取ってグラウンドに持ち込むと、小馬鹿にするように頭部を叩いていく。
するとリンダマンはエルボーを放ち、打撃の応酬に。競り勝ったファンタズモはロープに走るが、リンダマンはカニバサミから「オマエもや!」と先ほどのお返しとばかりに頭部を叩く。
そしてリンダマンはファンタズモの髪をつかんで放り投げる。続くロープワークの攻防ではファンタズモがショルダータックルでなぎ倒す。さらに突進をかわそうと腹ばいになったリンダマンを踏みつけ、ファンタズモウォークを披露。
だが、背後からリンダマンがジャーマンをお見舞い。ファンタズモが場外に落ちると、リンダマンはノータッチ式トペ・コンヒーロ。そしてセコンドの大岩陵平と藤田晃生の腕を取って、「イエー!」とアピール。
しかし、ファンタズモもリンダマンを鉄柱、さらにフェンスに打ちつける。リンダマンはカウント19でリングにギリギリ生還。
するとファンタズモはリンダマンに滞空時間の長いブレーンバスター。そしてダブルニーガットバスターからシットダウン式パワーボムを炸裂。しかし、リンダマンは何とかカウント2でキックアウト。
ならばとファンタズモは背中に引っかき攻撃。さらにエルボーを浴びせ、ハンマースルーを仕掛ける。だが、リンダマンが逆に投げてドロップキック。これはファンタズモが動きを読んで、ライオンサルトの体勢に。しかし、食い止めたリンダマンは、ロープを利用してのダイヤモンドダストを決める。
続いてリンダマンは串刺しエルボーを見舞い、一本背負いからDDT。そしてカバーするが、ファンタズモはカウント2でキックアウト。
ならばとリンダマンはフットスタンプからコーナー最上段に上ってダイブ。これを回避したファンタズモは、ライオンサルトの体勢に入るが、ロープを踏み外して転倒。
そこにリンダマンが近づくと、ファンタズモは昨日のDOUKI戦で自分がやられたように、不意打ちの首固めを狙う。だが、こらえたリンダマンは力強いブレーンバスターを炸裂。
そしてリンダマンはジャーマンを狙うが、ファンタズモは足を踏みつけて回避。続いてロープに走るも、リンダマンはカウンターのエルボー。
リンダマンもロープに走るが、ファンタズモは逆水平チョップ。しかし、リンダマンはひるまず「カモン!」と気合いを入れる。ここでファンタズモはロープに走ろうとするが、つまずいてしまう。
ファンタズモはタイムを要求。チェックに入ったレフェリーを、リンダマンがどかそうとすると、そのスキをついてファンタズモはサドンデスを炸裂。すかさずCRⅡにつなぎ、まんまと3カウントを奪取。これでファンタズモは4勝1敗、リンダマンは3勝2敗に。